サッカーの賭け方 – 競技別ブックメーカー攻略シリーズ

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更新日:2020-05-03

サッカーは、スポーツベッティングの中でも特に人気のあるスポーツの1つです。世界各国にリーグがある上に、ワールドカップなどの世界レベルの大会もあるため、年中楽しめる競技といえます。

サッカーのベッティングは、賭けられる試合数が多いだけでなく、賭け方の種類も他のスポーツに比べて豊富です。しかし、選択肢の多さから混乱してしまう人が多いでしょう。

当ページでは、サッカーでよく見られる賭け方について、例を用いながら一つずつ分かりやすく解説していきます。

サッカーのゴールスプレッド(Goal Spread)

サッカーのゴールスプレッドとは、対戦者同士の想定される実力差や人気度を考慮して、ハンデが与えられた状態で賭ける方法です。

この賭け方は、バスケットボールや野球では「ポイントスプレッド」と呼ばれ、サッカーではワールドカップの試合でよく見られます。ゴールスプレッドでは、優勢なチームにハンデが課されます。分かりやすいように、例を用いながら仕組みを説明します。

例えば、実力が優勢と考えられる人気な本命のチームがあるとします。ゴールスプレッドでは、この本命のチームに-2.5のハンデを課します。本命のチームに賭けて勝つためには、このハンデ分、小数点は繰り上げるためつまり3ゴール以上の差をつけて試合に勝つ必要があります。

では、実際にどのように賭けが行われるか、例を用いて説明します。

アルゼンチン -2.5 (-140) vs. エクアドル (+120)

上記のゴールスプレッドの場合、本命のチームであるアルゼンチンに-2.5のハンデが課されています。アルゼンチンに賭けた場合、140ドルの賭け金で100ドルの利益を得ることができます(配当は240ドル)。アルゼンチンがこの賭けに勝つためには、アルゼンチンが3ゴール以上の差で試合に勝つ必要があります。

サッカーのトータルベッティング(Total Betting)

サッカーのトータルベッティングとは、予想された両チームの総ゴール数に対して、実際の結果がその数を上回るか、または下回るかを予想する賭け方です。

上回る場合には「Over(オーバー)」に、下回る場合には「Under(アンダー)」に賭けます。トータルベッティングのオッズは標準的で、サッカーの中でも人気な賭け方の1つです。予想される総ゴール数は、両チームの攻撃(オフェンス)の実力によって決まります。

では、実際にどのように賭けが行われるか、例を用いて説明します。

フランス vs. クロアチア Over/Under 1.5 (-120)

総ゴール数が「1.5」に設定されています。これは、両チームの実力が似ていて、接戦した試合になることが予想されていることを意味します。上記のトータルベッティングで、「オーバー」に賭けた場合、この賭けに勝つには両チームの総ゴール数が2以上である必要があります。どちらに賭けても、120ドルの賭け金で100ドルの利益を得ることができます。(配当は220ドル)

サッカーのファーストハーフゴールスプレッド(First Half Goal Spread)

サッカーのファーストハーフゴールスプレッドは、先ほどの「ゴールスプレッド」と同様にオッズの差を調整して賭ける形式です。しかし、ファーストハーフゴールスプレッドは、一試合の総合的な結果ではなく、ハーフタイムの結果、つまり前半の結果に対して賭けることを指します。

ハーフタイムの結果に賭けるため、オッズが変わります。例えば、通常のゴールスプレッドの例のオッズは「アルゼンチン -2.5」となっていましたが、ファーストハーフゴールスプレッドでは多くの場合、一試合のトータルに対するハンデと同程度になる様に「アルゼンチン -1.5」と調整されます。

このオッズの場合、アルゼンチンが前半で攻め込無ことが考えられ2対0でリードして、そのままハーフタイムを迎える確信があるときに賭けると有効な賭け方です。ファーストハーフゴールスプレッドは、ゴールスプレッドと比べると、そこまでよく見かけるオプションではありません。

サッカーのアジアンハンディキャップ(Asian Handicap)

サッカーのアジアンハンディキャップは、近年人気を伸ばしているサッカーの賭け方です。

一般的なサッカーに対する賭けでは、どちらかのチームの勝利に賭けた場合、引き分け(ドロー)または延長戦になると賭けに負けたとみなされます。しかし、アジアンハンディキャップでは、ドローや延長戦になっても賭けが負けになりません。

アジアンハンディキャップの場合、「ホームチームの勝利」または「アウェイチームの勝利」の2択から選んで賭けます。

つまりドローに賭けることはできません。しかし、サッカーは同点になることが多いため、アジアンハンディキャップはゴールスプレッドにより得点が調整されます。この調整により、均等なオッズのもとベッティングが行われます。

サッカーのマネーライン(Money Line)

サッカーのマネーラインとは、どのチームが勝つかに賭ける方法です。

マネーラインのオッズは、どちらのチームが本命であるかによって変わります。例えば、同じ実力のチームが戦う場合、そこまでオッズに違いはありません。一方で、実力差があるチーム同士の対戦の場合オッズは大きく異なり、本命側にはそれほど大きな配当がでません。

では、実際にマネーラインの例を見てみましょう。

フランス (-360) vs. スペイン(+270)

上記マネーラインの場合、フランスが大本命であることが分かります。ゆえにフランスに賭けた場合、360ドルもの賭け金で100ドルしか利益でないのに対して、スペインに賭けた場合、100ドルを賭けるだけて270ドルも利益を獲得できます。

サッカーのスリーウェイライン(3 Way Line)

サッカーのスリーウェイラインとは、その名の通り3択から選んで賭ける方法です。

スリーウェイラインでは、「ホームチームの勝利」「アウェイチームの勝利」、「引き分け(ドロー)」の3択から選びます。ちなみに、ドローに賭けて延長戦になったとしても、元の試合時間終了時に引き分けであれば、賭けに勝ったことになります。スリーウェイラインのオッズは、状況によって大きく異なります。

では、実際にスリーウェイラインの例を見てみましょう。

フランス (-340) vs. スペイン (+270)  ドロー (+220)

上記スリーウェイラインの場合、フランスが本命であることが分かります。また、スペインが勝つよりも、ドローになる確率の方が高いことも読み取れます。ここでのドローのオッズは比較的良く、100ドルの賭け金で220ドルの利益を得ることができます。

サッカーのパーレイ(Parlay)

サッカーのパーレイは、サッカーの賭け方の中でも配当率が高い方法ですが、的中させることが難しい方法です。なぜ難しいかというと、パーレイは、2つ以上のチームを組み合わせて賭け、すべての賭けに的中することで配当が支払われる仕組みだからです。

複数のチームに賭けることから配当が高くなりますが、すべてのチームの予想を当てなければなりません。例えば、パーレイベッティングで10チームを組み合わせて賭けた場合で、1つのチームの予想が外れ、残り9チームの予想が当たったとしても、全体の賭けには負けとなります。

パーレイのオッズは、各試合のオッズによって異なります。たとえ優勢のチームを複数含む組み合わせが多く予想しやすそうでも、複数の試合によって構成されているため、それなりに配当金は高くなります。

以上の通り、パーレイのルールはシンプルですが、いくつか注意事項があります。1番重要なのは、引き分けになった場合の判断です。ブックメーカーによって、引き分けを負けと判断するところもあれば、そのまま引き分けと判断したり、勝ちと判断するところもあります。そのため、賭ける前に引き分けのルールについて確認しておくようにしましょう。

さらに、配当が大きくなりやすいパーレイでは、賭ける前に配当の最高額についても把握することが大切です。ブックメーカーによっては、配当の上限が決まっているところもあるので、後から知って損をしないように気をつけましょう。

サッカーのイフベット(If Bets)

サッカーのイフベットとは、1つが当たれば次に賭けられる方法です。つまり、1番目の賭けが当たらなければ、次の賭けに進むことができません。

イフベットは、通常6チームまで賭けることができます。自信のある賭けを最初に持ってくることで、次の賭けに進める確率を高めることができます。また、それぞれの賭けは、順番に行われる必要はありません。試合開始前にすべて賭けていれば、1番目に賭けた試合が、その後に賭けた試合の後に行われても問題ありません。

では、実際にイフベットの例を見てみましょう。

【1番目のベット】
フランス -2 (-130) vs. 韓国 +2 (+130)
(130ドルをフランスに賭けて100ドルの配当を獲得)

↓1番目のベットに勝った場合だけ、2番目のベットに進む

【2番目のベット】
イタリア -1 (-120) vs. スペイン +1 (+120)
(120ドルをスペインに賭けて100ドルの配当を獲得)

サッカーのフューチャーベット(Futures Bets)

サッカーのフューチャーベットは、大きなリーグ戦やワールドカップなどで見られる賭け方で、イベントが始まる前に優勝しそうなチームに賭ける方法です。

有名なリーグ戦やワールドカップのフューチャーベットでは、配当率が高くなりますが、賭けてから実際の結果が出るまで時間がかかるため、長期戦の賭けとなります。フューチャーベットでは、実力差や人気度の違いにより、優勢と劣勢のチームに大きな差が出ます。

では、実際に英プレミアリーグでのフューチャーベットの例を見てみましょう。

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このリストからも分かる通り、優勢と劣勢のチームに大きく分かれています。マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティー、チェルシーなど、リストのトップにあるチームほど優勢です。一方で、スウォンジー・シティやウィガン・アスレティック、ウルヴァーハンプトンはかなり劣勢な チームと分類できます。

大穴に賭けて、万が一そのチームが買ったら、ものすごい金額を手にできそうですね。

サッカーのプロップベッティング(Prop Betting)

サッカーのプロップベッティングとは、試合の勝敗以外のあらゆる要素に賭ける方法です。

以下によくある項目を紹介します。

  • 最初のゴールをきめるチーム
  • 最初にゴールをきめたチームが試合に勝つかどうか
  • 最初のゴールをきめる選手

そして、プロップベッティングのオッズは、賭ける内容によって変わります。例えば、最初のゴールをきめるチームに賭ける場合、どのチームが優勢かどうかでオッズが変わります。

また、最初のゴールをきめる選手に賭ける場合では、どの選手が最近調子がいいかや、ゴールをよくきめているかなどによってオッズが決められます。

では、実際にプロップベッティングの例を見てみましょう。

【ドイツ対メキシコ、最初にゴールをきめるのはどっち?】
ドイツ: -140
オメキシコ: +120

この場合、ドイツが最初にゴールをきめる可能性が高いことが分かります。ドイツが最初にゴールをきめれば、140ドルを賭けて100ドルを得ることができます。一方で、メキシコに賭けて最初のゴールをきめれば、100ドルを賭けて120ドルを獲得できます。

【最初にゴールをきめたチームが試合に勝つか?】
YES : -160
NO : +130

この場合「YES」、つまり最初にゴールをきめたチームが試合に勝つ可能性が高くなっています。「YES」に賭けた場合、160ドルを賭けて100ドルを得ることができます。最初にゴールをきめたチームが試合に勝つ可能性が高いということは、片方のチームが、相手チームよりも優勢であることが読み取れます。

スポーツベッティングでサッカーに賭けよう!

以上、サッカーの賭け方についてでした。サッカーでは、賭けて楽しめるオプションが数多く用意されています。当然、中には予想を的中させることが難しい賭け方もあります。

どの賭け方であっても、チームについてしっかりチサーチをし、出来るだけ数多くの情報をもとに賭けるようにすることが大切です。当ページで紹介した賭け方を参考に、実際にブックメーカーのサイトからサッカーに賭けてみましょう!

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