更新日:2024-09-18
キャンセレーション法とは?
キャンセレーション法とは、利益目標を事前に設定し、その金額を数列に分解しながらベットする方法です。
モンテカルロ法をもとに改良されたとも言われています。
数列に規則がないので、自由度が高く、確実に利益を出せるギャンブルの必勝法です。
最初から目標が決まっているので、やめ時をコントロールできない人、無駄な損失を避けたい人におすすめの攻略法の1つです。
キャンセレーション法が使えるカジノゲーム、ベット方法
キャンセレーション法が使えるゲームは、勝率が50%、配当2倍のゲームです。
カジノゲームでは、バカラのルール、ブラックジャックのルール、ルーレットのルール、シックボーとの相性が良いです。
一方、クラップスのルールではサイコロのランダム性と高いハウスエッジが影響し、キャンセレーション法は不向きです。
バカラでは、プレーヤーへのベットが対象です。
バンカーの配当は手数料がかかり、1.95倍なので条件に当てはまりませんが、ノンコミッションバカラの場合はプレーヤーと同じ2倍なので使用できます。
タイベットも、バカラの確率では勝率50%ではないので対象外です。
次にブラックジャックです。
ブラックジャックの確率では、プレーヤー対ディーラーの確率は2分の1なので、キャンセレーション法が使用できます。
注意点としては、ダブルダウンやスプリットを行うと勝率が下がってしまうので、追加ベットしたい方には向いていません。
ルーレットの賭け方ではハイ・ロー、偶数・奇数、赤・黒ベット、そしてジャックボーも条件を満たしているので使用できます。
キャンセレーション法の基本的な使い方、やり方
キャンセレーション法のやり方について、例を挙げながら説明します。
まずは軍資金に見合った額の、目標利益を決めましょう。
自分の好きな数字を設定できますが、冷静に判断しましょう。
例として、10ドルと設定します。
次に、設定した目標利益の数字を分解し数列を作ります。
この分割方法も自由に決められますが、最低3つ以上にしましょう。
10をいくつに分割しても構いません。
例えば、「1, 2, 3, 4」の4分割、または、「2, 2, 3, 3」の4分割。
「1, 1, 1, 1, 1, 2, 3」の7分割など何パターンかあるので自分がベットしやすいパターンに分けます。
数字の順番は一般的に左から右へ大きくなりますが、不規則に並べ替えても構いません。
そして、数列を作ったら、ゲームスタートです。
ベット額は数列の両端にある数字を足した額です。
「1, 1, 1, 1, 1, 2, 3」の数列を使う場合、両端の1+3=4ドルが最初のベット額です。
- 勝利した場合
勝った場合、使った両端の数字1と3を消します。
残りの数列は「1, 1, 1, 1, 2」の5つです。
次も両端の数字1+2=3で、2回目は3ドルをベットします。
勝ったら、再度両端の1と2を消します。残った数字は「1, 1, 1」の3個です。
このように両端を足していき、勝ったら両端の数字を消す作業を、数字が全て消えるまで続けます。
- 負けた場合
一方、負けた場合は前のゲームの数列の一番右に、ベット額の数字を追加します。
最初に負けたとすると、「1, 1, 1, 1, 1, 2, 3, 4」に変わります。
キャンセレーション法のルール上、負け続けると、どんどん数列が長くなり、終わるまでに事時間がかかります。
ここではあえて7分割しましたが、分割数が多ければ多いほど、勝ち続けなくてはいけません。
負けも踏まえると長くなるので、初めのうちは5分割くらいが挑戦しやすいでしょう。
キャンセレーション法は最強?それとも勝てない?
この攻略法は、最初に目標が設定されています。
通常の攻略法だと、大体の目標に決めてから開始するプレーヤーもいますが、明確な目標設定がないので、いつ終わりにするかは自分の意思次第です。
数列をすべて消したら、その時点で強制的に終了なのがキャンセレーション法なので、集中して実践でき効率がいいとも言えます。
ギャンブル特有の、熱中しすぎてやめ時が分からず損失だけが増えていく状態を、この方法では避けられます。
初めから目標利益を小さく設定して、達成したらまた最初から何セットか繰り返すなど、コツコツ勝ち続ければ、大損も避けられます。
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キャンセレーション法の実践シミュレーション・早見表
ルールを学んだら、次は実践シミュレーションでさらに理解を深めましょう。
今回は2つシミュレーションを行い、2パターンとも利益目標を20ドルに設定します。
なお、2つのシミュレーションともバカラでプレーヤーのみに賭けています。
数列1, 2, 2, 5, 10のパターン
回数 | ベット額 | 勝敗 | 損益 | 合計収支 | 数列 |
- | – | – | – | – | 1, 2, 2, 5, 10 |
1 | 11 | × | -11 | -11 | 1, 2, 2, 5, 10, 11 |
2 | 12 | 〇 | 12 | 1 | 2, 2, 5, 10 |
3 | 12 | × | -12 | -11 | 2, 2, 5, 10, 12 |
4 | 14 | 〇 | 14 | 3 | 2, 5, 10 |
5 | 12 | 〇 | 12 | 15 | 5 |
6 | 5 | × | -5 | 10 | 5, 5 |
7 | 10 | 〇 | 10 | 20 |
数列1, 2, 2, 5, 10のパターン:1ゲーム目
1回目のベット額は、両端の数字を足して、1+10=11です。
しかし、今回はバンカーハンドに7が出たため敗戦。
次のゲームでは、数列に11を追加します。
数列1, 2, 2, 5, 10のパターン:2ゲーム目
2回目のベット額は、数列の両端 (1+11)を足した12ドルを賭けます。
今回は、プレーヤーに7、バンカーに6が出たため見事勝利しました。
数列1, 2, 2, 5, 10のパターン:3ゲーム目
3回目のベット額は、数列の両端 (2+10)を足した12ドルをベットします。
しかし、今回はバンカーに8が出て、敗戦。
次のゲームでは再び数列の右端を増やします。
数列1, 2, 2, 5, 10のパターン:4ゲーム目
4回目は、数列に12が追加されたので、両端の数字 (2+12)を足した14ドルをベットします。
ここで、プレーヤーに9が出て、バンカーに7が出現。
勝利したので両端の数字を消し、数列は「2, 5, 10」。そして利益はプラス3ドルに増えました。
数列1, 2, 2, 5, 10のパターン:5ゲーム目
5ゲーム目は、数字の両端 (2+10)を足した12ドルベットしました。
今回もプレーヤーハンドが勝利し、見事連勝。
累計の利益はプラス12で合計15ドル、数字も残り5のみです。
数列1, 2, 2, 5, 10のパターン:6ゲーム目
6回目、最後の5ドルベットします。
しかし、ここはバンカーハンドが勝利し、連勝ならず。
5を数列に追加します。
数列1, 2, 2, 5, 10のパターン:7ゲーム目
7回目は、数字を足した10ドルをベット。
ここで見事プレーヤーが勝ち、数列の数字が全て消えました。
これでキャンセレーション法は終了です。
7回目通じての合計収支は20ドルで、目標達成です。
数列5, 5, 10のパターン
パターン1と同じように1,3回目は負け、2、 4、5回目は負けで条件を揃えます。
回数 | ベット額 | 勝敗 | 損益 | 合計収支 | 数列 |
- | – | – | – | – | 5, 5, 10 |
1 | 15 | × | -15 | -15 | 5, 5, 10, 15 |
2 | 20 | 〇 | 20 | 5 | 5, 10 |
3 | 15 | × | -15 | -10 | 5, 10, 15 |
4 | 20 | 〇 | 20 | 10 | 10 |
5 | 10 | 〇 | 10 | 20 |
数列5, 5, 10のパターン:1ゲーム目
1回目のベット額は、数列の両端 (5+10)を足した15ドルをベット。
今回はバンカーハンドが勝利し、負けたので損益は-15ドルです。
数列5, 5, 10のパターン:2ゲーム目
1回目のゲームでは、前回のベット額15ドルを右端に追加しました。
ゆえに、今回のゲームのベット額は20ドルです。
今回は、プレーヤーハンドが勝利し、見事20ドルの利益を獲得しました。
数列の両端の数字 (5,20)を消します。
数列5, 5, 10のパターン:3ゲーム目
3回目は、数列の残りの(5+10)を足した、15ドルをベットします。
しかし、今回はバンカーハンドが勝利したため、敗戦。
合計収支はマイナスに戻り、数列に再び15を追加します。
数列5, 5, 10のパターン:4ゲーム目
4回目は、数列の両端 (5+15)を足した20ドルをベットします。
今回は、プレーヤーハンドが勝利したため、見事予想的中。
数列は、両端の数字を消したので、10のみが残ります。
数列5, 5, 10のパターン:5ゲーム目
最後、5回目のゲームでは、10ドルをベットしました。
今回はプレーヤーハンドが勝利したため、予想が的中。
数列の数字がすべて消えたので、キャンセレーション法は終了です。
今回、5ゲームを通した合計収支は20ドルで、目標達成です。
2つのシミュレーションからわかるのは、使い方の説明でも少し触れましたが、数列を決める際に、どのように分解するかによってゲーム時間が変わります。
シミュレーションでは5分割と3分割にしましたが、更に細かい分割も可能です。
結果はあらかじめ20ドルに目標設定してあるので、何分割しても同じ金額しか利益は出ません。
ただ、細かくすればするほど1回のベット額を少額にできるので、時間に余裕がありコツコツ稼ぎたい人はこの分割方法がおすすめです。
一方、数列を短くするとその分短時間で終了できますが、1回のベット額は大きくなるので、負担に感じる人もいるでしょう。
短期間で勝負できる人は、なるべく大きく数字を分ける方が早く終わるのでおすすめです。
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キャンセレーション法のメリット
使い方やシミュレーションを踏まえて、キャンセレーション法のメリットを3つ紹介します。
目標を明確にするためダラダラ遊びを回避可能
1つ目は、無駄なプレーの防止です。
キャンセレーション法は事前に目標を設定してから行うため、目標達成したらその時点でキャンセレーション法は終了です。
他の攻略法ではルール自体に期限がないので、自身で時間や資金をコントロールする必要があります。
自己管理が難しいという方は、最初から目標設定すればダラダラ続ける必要もなく、確実に利益が得られます。
複雑そうだけど、実践すると使いやすい
2つ目は、思っているよりも簡単で実践しやすい方法であることです。
キャンセレーション法は初心者にはやや難しいと言われていますが、実際は適切に数列を作れれば難しくはありません。
頭の中ですべてを整理するのは難しいですが、メモを取りながら実践すれば、混乱せずに使用できます。
負けたら数列に数字を追加、勝ったら両端を消す、単純な仕組みです。
2倍のゲームに応用可能
3つ目は、対応ゲームが多いことです。
最初の方に使用可能なゲームでも紹介しましたが、キャンセレーション法が使える条件は、配当2倍と勝率50%です。
バカラ、ルーレット、ブラックジャック、シックボーと、様々なゲームで実践できるメリットがあります。
応用範囲が少ないとテーブルやサイトを選ぶ必要がありますが、この方法なら気軽に幅広いテーブルで使用できます。
キャンセレーション法のデメリット
次にデメリットを3つ紹介します。
数列の記録が面倒
1つ目は、数列の記録が必要なことです。
キャンセレーション法は数列を作り、それに従ってベットすることがとても重要な作業です。
分割数が少なく、すぐに終了する場合はメモを取らなくても、頭の中で完結するかもしれませんが、細かく分割した長期戦の場合、記録した方が正確性も増します。
ルールに従ってベットしないと、メリットを最大限に生かして利益を得られません。
そのため、面倒でも記録は大事なのです。
負けると賭け金が増えていくのでリスク
2つ目は、連敗した時のリスクです。
数列が全部なくなるまでゲームは続きます。つまり、勝ち続けないと終われません。
目標利益を高く設定したり、大きい数字で分割して負け続けたりしたら、ベット額はどんどん上がります。
どのストラテジーを実践しても共通していますが、あくまでもギャンブルなので、調子が悪い時はとことん負けてしまうものです。
その際のリスクも頭に入れておくべきです。
記録に気を取られ、ゲームの楽しさが半減
3つ目は記録に集中しすぎると楽しめないことです。
記録に一生懸命になりすぎるあまり、ギャンブルの本来の目的である楽しむことを忘れてしまう方もいます。
正確に記録しないと、キャンセレーション法の成功確率は下がりますが、それでもゲーム自体を楽しまないともったいないです。
最初の方は慣れていないので、多少の集中は必要です。
しかし、楽しむことを優先した方が、負けた時の精神状態も変わりますし、勝った時も純粋に喜べると思います。
キャンセレーション法以外の攻略法、必勝法
キャンセレーション法が使えるゲームは、勝率50%、配当2倍のゲームですが、同じ条件で使用できる攻略法はほかにもあります。
例えば、イーストコーストプログレッション法、マーチンゲール法、パーレー法などです。
イーストコーストプログレッション法は利益の半分残しながらベットする方法です。
マーチンゲール法は負けた時にベット額を2倍にし、勝つまで続けます。
反対に、パーレー法は勝った時にベット額を2倍にします。
ハイリスクでもハイリターンを狙いたい人には、マーチンゲール法とパーレー法、リスクを抑えたい人には、イーストコーストプログレッション法がおすすめです。
また、パーレー法の改良法やダランベール法、ココモ法、モンテカルロ法など、また以下のような様々な攻略法があるので、プレイするゲームに合わせて使い分けしましょう。
【他のベット戦略】
- グッドマン法
- バーネット法
- グランパーレー法
- 10ユニット法
- 10%法
- 2/3ベット法
- 666戦略
- グッドマン法
- シフトベット法
- バーネット法
- ベアビック法
- オスカーズグラインド法
- 31システム法
- 2in1法
- マンシュリアン法
- ハーフストップ法
- wストリート5ベット法
キャンセレーション法を使ってオンラインカジノで遊ぼう!
ランドカジノでは規則上メモは禁止なので、キャンセレーション法を実践するには記録ができるオンラインカジノなどのネットギャンブルで遊びましょう。
慣れるまでの練習として、ベットせずにシミュレーションだけもできますし、何よりも自分のペースで実践できます。
また、キャンセレーション法が使えるゲームは幅広いので、大部分のオンラインカジノサイトで遊べます。
カジノサイトによってはボーナスが付与されたり、ミニマムベット額も異なるので、自分が好きなサイトを見つけて実践してみましょう。
有名なオンラインカジノをいくつか紹介すると、遊雅堂やカジノシークレット、ユースカジノ、ボンズカジノ、エルドアカジノなど、他にもたくさんあります。
キャンセレーション法に関するよくある質問
最後に、キャンセレーション法について、4つの質問にお答えします。
キャンセレーション法の名前の由来、意味はなんですか?
キャンセレーションとは、日本語に直訳すると相殺、取り消しという意味です。
勝った時に数列を消していくことから、キャンセレーション法と呼ばれています。
キャンセレーション法は有効な攻略法ですか?
キャンセレーション法は終わりがある攻略法であり、ダラダラと続けて損してしまうよりは、少額の目標利益を設定し、何回も繰り返す方が最終的に効率よく稼げます。
何分割しても最終的な利益は同じなので、数列の作り方に関しては、プレイ時間や記録のしやすさに合わせて変更しましょう。
堅実的にギャンブルでお金を増やしたいプレーヤーにとっては、有効な攻略法と言えるでしょう。
キャンセレーション法の使用は禁止されている?
キャンセレーション法自体が禁止されているわけではないですが、ランドカジノではメモが取れないので、利用しない方が無難です。
簡単な数列を作り、短時間で終了するのであればメモがなくても可能ですが、かなり頭を使うので、オンラインカジノで記録しながら実践する方がおすすめです。
キャンセレーション法で負ける時にはどうしたらいい?
目標利益、数列の分割数によっては長期戦になり、終わらない場合もあると思います。
その場合は潔く諦めて、悪い流れを好転させるためにも、テーブルを変えるか、違う攻略法を試してみましょう。
同じゲーム、配当で使える攻略法は上記で紹介したので、ぜひそちらも参考にしてみましょう。
まとめ
キャンセレーション法の最大の特徴は、最初に目標利益を設定し、到達したら終了する点です。
明確に終わりが見えているので、短期間で効率よく勝負したい人に非常におすすめです。
また、事前に金額を小さく設定しておけば、仮に連敗が続いたとしても大損を防げます。
ギャンブル依存症への心配を減らすためには、資金管理や計画的なプレイが重要です。
難しい計算もなく、ルール自体とてもシンプルなので、皆さんメモを用意して、カジマルおすすめのオンラインカジノで実践してみましょう。
キャンセレーション法のお試しには、無料でもらえる入金不要ボーナスや入金ボーナスの利用がおすすめです。
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