更新日:2024年11月20日
世界フィギュアスケート選手権2023とは、2023年に開催される国際スケート連盟によるフィギュアスケート界最大の大会です。当大会の歴史はとても古く、1996年に第1回大会がロシア・サンクトペテルブルクで開かれました。
各国に出場枠が最大3枠まで与えられ、世界フィギュアスケート選手権での成績で翌年の世界フィギュアスケート選手権の出場枠、または、オリンピックが控えている場合は、オリンピックの各国の出場枠が決まります。
いわば、世界フィギュアスケート選手権は、その年で一番優秀なフィギュアスケーターを決める大会であり、それぞれの国のフィギュアスケートの実力を測る、シーズン締めくくりの一番重要な大会です。
世界フィギュアスケート選手権2023では、男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスの4種目が行われます。
日本からは、数多くの選手が出場したこともあり、テレビなどで視聴された経験のある方も多いのではないでしょうか。過去には、浅田真央選手や羽生結弦選手が出場し、金メダルを獲得しました。
今回の世界フィギュアスケート選手権2023では2019年以来の日本開催ということもあり、日本人選手にはこれ以上ない最高の舞台が整ったといえますね。
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世界フィギュアスケート選手権2023は3月22日(水)から3月26日(日)の5日間にわたり、さいたまスーパーアリーナにて開催されます。各日ごとの、詳細な日程は以下の通りです。
日程 | |
---|---|
3月22日(水) | ペア(ショートプログラム)、オープニングセレモニー、女子シングル(ショートプログラム) |
3月23日(木) | ペア(フリースケーティング)、男子シングル(ショートプログラム) |
3月24日(金) | アイスダンス(リズムダンス)、女子シングル(フリースケーティング) |
3月25日(土) | アイスダンス(フリーダンス)、男子シングル(フリースケーティング) |
3月26日(日) | エキシビジョン |
世界フィギュアスケート選手権2023では、男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスすべての種目に日本人選手が参加します。
男子シングル、女子シングルには、3枠の出場権が日本に与えられています。また、アイスダンスでは、男子シングル種目で2010年世界選手権優勝やソチオリンピック銅メダリストの実績を持つ高橋大輔選手も出場しています。
以下が、各種目における日本代表の出場選手一覧です。日本代表選手の雄姿をお見逃しなく!
4種類の4回転ジャンプとすべての3回転ジャンプを飛ぶことができる宇野選手は、平昌オリンピック・北京オリンピックの2つのメダリストです。実績・実力ともに世界でもトップクラスのフィギュアスケーターで、昨年の世界選手権や世界フィギュアスケート選手権のフィギュアスケート2大大会で優勝を果たしました。
しかし、最近では若干17歳ながら史上初めて4回転アクセルを成功させたアメリカのイリア・マリニン選手などの次世代の若手も台頭してきており、今回の大会では宇野選手が実力を存分に発揮して世界フィギュアスケート選手権2連覇を達成するのか注目が集まります。
宇野選手と同世代であり、2014年ジュニアグランプリファイナル、2015年世界ジュニア選手権で宇野選手とともに表彰台に上ったこともある山本選手。2022‐23シーズンのグランプリファイナルではフランスグランプリ、NHK杯に出場し、フランスグランプリでは2位に輝き、自身初となる、グランプリシリーズの表彰台に上りました。
次戦となった、NHK杯ではフリースケーティングにおいてジャンプのミスがあり6位になったものの、ショートプログラムでは完成度の高い演技で1位にランクインし、ショートプログラム、フリースケーティング合計で2位にランクインし、見事グランプリファイナルへ駒を進めるなど、ここにきて成熟している印象があります。
世界フィギュアスケート選手権2023では、絶対王者に君臨する宇野選手に一矢報いることができるのか、注目です!
シニア転向後最初のシーズンとなった2017-18シーズンに、出場を辞退した選手に代わり世界フィギュアスケート選手権に出場し、5位入賞と大健闘した友野選手。彼も宇野選手と同世代であり、今シーズンのグランプリファイナルでは友野選手と同じくフランスグランプリ、NHK杯の2戦に出場しました。また、次戦のフランスグランプリでは3位に輝くものの、ミスが相次ぎ納得のいく演技はできなかったようです。
昨年行われた全日本選手権では、10回目の出場にして、堂々の演技を披露。見事3位に輝き、自身初となる自力での世界フィギュアスケート選手権の出場権をつかみました。
実力はあるものの、本人が語るように、メダルのかかった舞台ではなかなかその実力を存分に発揮できずにいる友野選手。世界フィギュアスケート選手権2023では、メンタル面を克服し、メダル獲得なるか、真価が問われます。
昨年行われた、北京冬季オリンピックで銅メダル、また世界フィギュアスケート選手権2022では優勝を果たたした坂本選手。ダイナミックなジャンプとスピード感のある演技に定評があります。
振付師を変更した今シーズンは、グランプリシリーズ・スケートアメリカでは海外開催のグランプリシリーズとしては自身初となる初優勝も果たし、一時は世界ランキング第一位にも上り詰めました。
一方その後のグランプリファイナルでは最下位になるなど、調子はあまりよくない様子。
しかし、ディフェンディングチャンピオンとして臨む、世界フィギュアスケート選手権2023では、スケート大国であるロシアのメディアにも優勝候補筆頭に挙げられるなど、国内外でも実力が認められ、期待が集まる坂本選手。日本人女子選手がいまだ成し遂げたことのない、世界フィギュアスケート選手権2連覇を達成することができるのでしょうか。
坂本選手とは対照的に、しなやかな演技に定評があるのが三原選手です。演技に安定感があり、スピンやステップなどは最高レベルであるレベル4を確実に稼げる選手です。過去には難病を患った経験があり、それを乗り越え2016-17シーズンに四代大陸選手権で優勝したことから、氷上のシンデレラと呼ばれています。
昨年11月に開催された、今シーズンのグランプリシリーズ・MKジョン・ウィルソン杯ではグランプリシリーズ初優勝に輝きました。全日本選手権では、自己ベストを更新し見事2位に輝き、世界フィギュアスケート選手権2023の代表に選ばれました。
ノーミスの女王とも呼ばれる三原選手。前述した通りスピンやステップでは最高レベルの点数が計算できるため、ジャンプを確実に決めることができれば、世界フィギュアスケート選手権2023の表彰台も確実に狙うことができるでしょう。
3回転アクセルなど6種類の3回転ジャンプを飛ぶことができる渡辺選手。シニア転向後3年目とほかの選手に比べて経験は劣ります。しかし、今シーズンのグランプリシリーズ1戦目となったスケートカナダでは、ショートプログラム6位ながら、フリースケーティングで圧巻の演技を見せ、初出場初優勝の快挙を成し遂げました。
また、グランプリシリーズ2戦目となったNHK杯でも5位に入賞するなど、確かな実力を誇る渡辺選手。全日本選手権では、12位に終わったものの、初の世界フィギュアスケート選手権の代表に選出されました。
世界フィギュアスケート選手権2023では、安定した演技を見せ、坂本選手、三原選手という大きな壁にどこまで挑戦できるのかがメダル獲得へのカギになるでしょう。
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世界フィギュアスケート選手権2023の賭けオッズ情報が遊雅堂の方で公開されました。現在、公開されているオッズは以下の通りになります。
オッズ | |
---|---|
山本草太が男子シングルで優勝する | 8.10 |
イリア・マリニンが男子シングルで優勝する | 3.51 |
宇野昌磨が男子シングルで優勝する | 1.31 |
実際にベットする際は、遊雅堂の公式サイトにて最新の世界フィギュアスケート選手権2023のオッズを確認の上、賭けるようにお願いします。
世界フィギュアスケート選手権2023、男子シングル、女子シングルにおける優勝予想をカジマル.comで作成いたしました!約4年ぶりの、日本での開催となる世界フィギュアスケート選手権2023。日本人選手の活躍が楽しみですね!
男子シングルは宇野昌磨選手の優勝を予想。全日本選手権で通算5度の優勝を誇る宇野選手は、実績・経験共に日本一のフィギュアスケーターと呼んでも過言ではないでしょうか。
また世界に目を向けても、有数のスケーターである宇野選手。今シーズンのグランプリシリーズでは2勝しました。また、昨年12月に開催された、同大会の締めくくりとなるグランプリファイナルでは、自身初となる金メダルを獲得。まさに今、宇野選手はフィギュアスケーターとして、成熟し脂がのっている時期ではないでしょうか。
一方でアメリカのイアン・マリニン選手が男子フィギュアスケート史上初となる、4回転アクセルを成功させるなど、次世代のライバルの台頭も目立っています。今回の世界フィギュアスケート選手権2023では、宇野選手は実力を示すことができるのか、それとも、次世代に引導を渡すことになるのか注目が集まります。
女子シングルの優勝予想には坂本花織選手をチョイス。坂本選手は今シーズン6つの国際大会に出場し、その中の3大会で優勝しています。一方、宇野選手が金メダルを獲得した、グランプリファイナルでは、不調の影響で最下位となりましたが、そのあとの日本選手権では優勝しました。
世界フィギュアスケート選手権2023においては、坂本選手、三原選手、渡辺選手の3名の選手が女子シングルにエントリーしており、実力的にも日本人選手3名が表彰台を独占する可能性も大いにあります。しかしながら、昨年12月の日本選手権での結果も踏まえ、今回は坂本選手を女子シングルの優勝予想にあげました。
世界フィギュアスケート選手権2023の各種目の結果速報は以下の通りです。
順位 | ポイント | |
---|---|---|
1位 | 坂本花織(日本) | 224.61 |
2位 | イ・ハイン(韓国) | 220.94 |
3位 | ロエーナ・ヘンドリックス(ベルギー) | 210.42 |
4位 | イザボー・レヴィト(アメリカ) | 207.65 |
5位 | 三原舞依(日本) | 205.70 |
順位 | ポイント | |
---|---|---|
1位 | 宇野昌磨(日本) | 301.14 |
2位 | チャ・ジュナン(韓国) | 296.03 |
3位 | イリヤ・マリニン(アメリカ) | 288.44 |
4位 | ケビン・エイモズ(フランス) | 282.97 |
5位 | ジェイソン・ブラウン(アメリカ) | 280.04 |
順位 | ポイント | |
---|---|---|
1位 | 三浦/木原(日本) | 222.16 |
2位 | クニエリム/フレイジャー(アメリカ) | 217.48 |
3位 | コンティ/マチー(イタリア) | 208.08 |
4位 | ステラード=デュデク/デシャン(カナダ) | 199.97 |
5位 | チャン/ハウ(アメリカ) | 194.73 |
「りくりゅう」の愛称で親しまれる三浦/木原ペアが、自己ベスト更新する合計点222.16を出し、世界フィギュアスケート選手権2023での優勝を果たしました!
ペアでの日本人選手による世界フィギュアスケート選手権の優勝は史上初の快挙となります!また、今回の優勝により、三浦/木原ペアは今シーズンのフィギュアスケート4大大会を全て制覇、シーズングランドスラムを達成いたしました。
順位 | ポイント | |
---|---|---|
1位 | チョック/ベイツ(アメリカ) | 222.16 |
2位 | ギニャール/ファブリ(イタリア) | 217.48 |
3位 | ギレス/ポワリエ(カナダ) | 208.08 |
4位 | フィアー/ギブソン(イギリス) | 199.97 |
5位 | フルニエ=ボードリー/ソレンセン(カナダ) | 194.73 |
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小山道也
カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家
オンカジ業界経験10年超。コンサルタントとして就業した後に、欧州でビジネス修士号を取得。そして、海外マーケテシング企業にて、オンラインカジノのメディア立ち上げに携わり、今に至る。 論理思考や分析思考をもとに、入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説するのが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。当メディアの運営以外では、オンカジサイト立ち上げ時の外部アドバイザーとしても活動している。
西尾昇
コンテンツ制作担当
ディーラーとしてゲーミング業界に携わる。その後、表舞台からは身を引き、コンテンツ制作に回り、ルーレットやバカラのゲーム解説や攻略記事をはじめ、オンカジ比較評価記事やボーナスの解説コンテンツの制作に従事。業界での人脈が広く、各社のキーパーソンと繋がっているので裏情報にも精通。カジマル.comでは、業界の隅々を分かりやすく解説し定評を得る。エディトリアルメンバーの中ではエキスパートとして立ち回っている。