更新日:2024年11月19日
2020年初頭から続く新型コロナウイルスなどの影響で存続の危機に陥っていた世界中のカジノ。昨今、ようやく復調の兆しが見えてきた中、オランダのカジノ「Holland Casino」が前年(2022年)と比べて大幅な増収を記録しました。
Holland Casinoと言えばオランダ政府からライセンスを受けた唯一の国営カジノで、国内14ヶ所でランドカジノを運営しています。2022年に入ってもパンデミックの煽りを受け、Holland Casino全ての店舗で25日間の閉鎖を余儀なくされています。
そんな中、どうしてHolland Casinoの収益が大幅に増加したのでしょうか?また具体的にどの程度増えたのか、今回はオランダ国営カジノの躍進について書いていきます。
先述した通りHolland Casinoは新型コロナウイルスなどの影響で大打撃を受け、2020年~2022年初頭にかけて収益が激減しました。しかし2023年に発表された2022年通期決算によると、前年と比べて記録的な収益増加となったようです。
具体的には、ポーカーをはじめとしたランドカジノのテーブルゲームで2億3,370万ユーロ、スロットマシンで3億2,740万ユーロに達し、チップだけでも1,990万ユーロの収益を得ています。
さらに、Holland Casinoが運営するオンラインカジノで1億4,550万ユーロ、飲食収入で2,400万ユーロ、その他330万ユーロとなり、総収入は7億5,000万ユーロ以上を記録しています。
2021年から147.7%増となり、国へ納めた税金は140.1%増の2億510万ユーロで、純利益は150.5%増の5億4,870万ユーロを叩き出しました。
カジノに活気が戻ったことで運営費と人件費は増えましたが、営業総利益は前年度と比べて8,780万ユーロ増加しています。まさに、コロナ危機からの完全復活と言っても過言ではないでしょう。
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Holland Casinoが影響を受けたのは新型コロナウイルスだけではありません。オランダ国内でカジノに関連する広告の禁止に関するディベートが行われ、カジノ業界全体が不利な状況でした。
事実ディベートはカジノ広告を禁止する肯定派が勝利を収め、2023年7月1日からの施行が決定しています。そのような不利な状況下でHolland Casinoの収益増加の鍵を握っていたのがオンラインカジノへの参入です。
国営カジノのHolland Casinoがオンラインカジノ業界へ参入したことで市場の競争力が一気に上がりました。
業界生き残りをかけて各オンラインカジノでは熾烈な競争を繰り広げ、これまでオンラインカジノに興味のなかった新規ユーザー層の確保にも成功しています。
また、オランダでは、新型コロナウイルスのオミクロン株の懸念から、2021年年末から部分的エリアや夜間のロックダウンを導入し、商業・娯楽施設の閉鎖や厳しい外出制限が課せられました。
自宅での活動を余儀なくされた人々が娯楽を求めて選んだのがオンラインカジノだったのでしょう。
オンラインカジノなら自宅にいながらにしてスリルあるギャンブルを楽しめますし、ロックダウンによるストレス軽減にも繋がります。
その結果ユーザーが増加し、Holland Casinoのオンラインカジノ収益は前年度から260.1%増の1億4550万ユーロと飛躍的な伸びを示しています。
もちろん、国営カジノであるHolland Casinoは、政府が挙げるカジノ広告禁止などの規制を遵守するだけでなく、ランドカジノ・オンラインカジノ共々、カジノ業界において模範的な立ち位置を目指すことを公にしています。
ギャンブルは決して悪いことではありませんが、18歳未満への悪影響やギャンブル依存症対策を考慮すると、カジノ広告禁止は必須の流れだったかもしれません。
しかし、Holland Casinoが、この法律の模範的な役割に回ることで、今後オランダのカジノ業界にとって良い意味でギャンブルの活性化に繋がる可能性は十分にあります。
それが世界中のランドカジノやオンラインカジノにまで広がり、カジノ業界全体により一層の明るい未来がやってくることに期待しましょう。
今回は、オランダ国営カジノ「Holland Casino」にて前年と比べて147.7%増の収益を記録したことについて詳しく解説させていただきました。
新型コロナウイルスによるパンデミックはカジノ業界へも多大なる損失を与えました。ロックダウンだけでなく自主的な外出制限もあり、Holland Casinoの収益は激減。
しかし、2023年に発表された2022年通期決算では前年と比べて記録的な収益増加となりました。
規制緩和の影響もありますが、Holland Casinoのオンラインカジノ業界への参入も大きな要因で、収益は前年度から260.1%増の1億4550万ユーロと躍進しています。
オランダでは2023年7月1日からカジノ広告が禁止されます。しかしオンラインカジノが世界中で大流行している現在、Holland Casinoの勢いはまだまだ衰えることはないでしょう。
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小山道也
カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家
オンカジ業界経験10年超。コンサルタントとして就業した後に、欧州でビジネス修士号を取得。そして、海外マーケテシング企業にて、オンラインカジノのメディア立ち上げに携わり、今に至る。 論理思考や分析思考をもとに、入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説するのが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。当メディアの運営以外では、オンカジサイト立ち上げ時の外部アドバイザーとしても活動している。
西尾昇
コンテンツ制作担当
ディーラーとしてゲーミング業界に携わる。その後、表舞台からは身を引き、コンテンツ制作に回り、ルーレットやバカラのゲーム解説や攻略記事をはじめ、オンカジ比較評価記事やボーナスの解説コンテンツの制作に従事。業界での人脈が広く、各社のキーパーソンと繋がっているので裏情報にも精通。カジマル.comでは、業界の隅々を分かりやすく解説し定評を得る。エディトリアルメンバーの中ではエキスパートとして立ち回っている。