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更新日:2024年11月07日

ホッケーの賭け方 – 競技別ブックメーカー攻略シリーズ

ホッケーに対するベッティングは、2000年代初期から人気が上昇てきました。マネーラインやプロップベット、トータルベット、フューチャーベットなど、様々な賭け方が用意されており、誰もが知っている人気な賭け方もあれば、あまり知られていないような賭け方もあります。

中には、少し複雑な賭け方もあり、混乱してしまう人もいるでしょう。ここでは、そんな人たちのために、ホッケーの賭け方ついて例を用いながら一つずつ分かりやすく解説していきます。 

目次

  1. 1. ホッケーのマネーライン(Money Lines)
  2. 2. ホッケーのトータルベッティング(Total Betting)
  3. 3. ホッケーのポイントスプレッド(Point Spread)
  4. 4. ホッケーのスリーウェイライン(3 Way Lines)
  5. 5. ホッケーのパーレイ(Parlay)
  6. 6. ホッケーのイフベット(If Bets)
  7. 7. ホッケーのフューチャーベット(Futures Bets)
  8. 8. ホッケーのプロップベット(Prop Bets)
  9. 9. スポーツベッティングでホッケーに賭けよう!

ホッケーのマネーライン(Money Lines)

ホッケーのマネーラインとは、勝つと予想されるチームに賭ける方法です。マネーラインでのオッズは、チームの実力差によって変わります。例えば、実力差があるチーム同士の対戦の場合、優勢チーム側のオッズは低くなり、得られる配当も少なくなります。

マネーラインは、ホッケーでもっとも人気の高い賭け方です。片方のチームの優劣の度合いに対してハンデがかされない賭け方なので、予想は的中しやすいです。

では、実際にマネーラインの例を見てみましょう。

コロンバス・ブルージャケッツ +220 vs. オタワ・セネターズ -190

上記のマネーラインでは、オタワ・セネターズが優勢です。オタワ・セネターズに賭けて予想通り勝てば、190ドルを賭けて100ドルの利益を得ることができます。

一方で、劣勢であるコロンバス・ブルージャケッツに賭けて勝った場合には、100ドルを賭けて220ドルもの利益を獲得できます。

さらに、ホッケーのマネーラインでは、各ピリオドごとに賭けることも可能です。

ホッケーでは合計で3つのピリオドがあります。通常のマネーラインでは、最後の第3ピリオドの結果に対して賭けますが、各ピリオドに賭けるマネーラインもあり、第1と第2のピリオドにも賭けられます。そのため、通常よりも2回多く賭けることができます。

では、先ほどのコロンバス・ブルージャケッツとオタワ・セネターズの試合の例を使って各ピリオドごとのマネーラインを説明します。

優勢であるオタワ・セネターズに対するピリオドごとのオッズは、オッズは第1ピリオドで-110、第2ピリオドで-140あたりになります。通常のマネーラインだと、最終ピリオドまでの結果を予想し、190ドルを賭けて的中すると、100ドルの利益が獲得できます。しかし、ピリオドごとの場合では、第1ピリオドで110ドルを賭けて100ドルの利益を獲得できるということです。

つまり、ピリオドごとに賭けて予想が複数回的中すれば、通常のマネーラインよりも、一試合で最終的に多めの配当を手にできるメリットがあります。

ホッケーのトータルベッティング(Total Betting)

ホッケーのトータルベッティングとは、両チームの総ゴール数に対して、実際の結果が予想の数を上回るか、または下回るかに賭ける様式です。一般的に、「Over(オーバー)」と「Under(アンダー)」形式が使われます。

トータルベッティングのオッズは、オーバーとアンダーの間でそこまで差はありません。なぜなら、戦う2チームの実力が大きく異なれば総ゴール数は大きく増えますが、基準となる得点も高くなるからです。よって、オーバーとアンダーのバランスは一定になります

では、実際にトータルベッティングの例を見てみましょう。

ニューヨーク・レンジャース vs. コロンバス・ブルージャケッツ Over/Under 4.5 (-110)

上記のトータルベッティングの場合、基準となる得点が4.5なので「オーバー」に賭けて勝つには、総ゴール数が5ゴールを超える必要があります。「アンダー」に賭けた場合には、総ゴール数が5ゴールを下回れば配当を獲得できます。

予想が的中した場合には、110ドルを賭けて100ドルの利益を獲得できます。

ホッケーのポイントスプレッド(Point Spread)

ホッケーのポイントスプレッドとは、対戦者同士の想定される実力差や人気度を考慮して、ハンデが与えられた状態で賭ける方法です。

ポイントスプレッドは、マネーラインほど人気ではありませんが、ホッケーでよく見られる賭け方の1つです。

ホッケーのポイントスプレッドでは、一般的にどちらかのチームにだいたい「-1.5」あるいは「+1.5」の基準で得点が調整されます。つまり、この賭けに勝つためには、選んだチームが相手チームよりも2ゴール以上の差で勝つ必要があります。

ポイントスプレッドのオッズは、実力差を平準化することが目的です。圧倒的に強いチームの場合、誰しもが結果を想定でき、オッズが低くなり、的中してもあまり儲からなくなってしまうからです。ハンデを課すことで、試合の結果を推測するのが難しくなりますが、優勢なチームに賭けてもそれなりなオッズのもと賞金を手にできます。

要するに実力差を均等にするため、優勢なチームのオッズが調整されます。例えば、-優勢チームのオッズが−400の場合、ポイントスプレッドではそのオッズが -250 や -170 まで下がります。

では、実際にポイントスプレッドの例を見てみましょう。

ワシントン・キャピタルズ -2.5 (-190) vs. デトロイト・レッドウィングス +2.5 (+130)

上記のポイントスプレッドでは、ワシントン・キャピタルズが-2.5で優勢です。この場合、デトロイト・レッドウィングスに賭けて勝つには、ワシントン・キャピタルズが3ゴール以上の差をつけて勝利する必要があります。

一方で、デトロイト・レッドウィングスに賭けて勝つには、デトロイト・レッドウィングスが2ゴールを下回る差で負ける必要があります。

ワシントン・キャピタルズに賭けて勝てば、190ドルを賭けて100ドルの利益を得ることができるのに対して、タンパベイ・ライトニングに賭けて的中すると、100ドルを賭けて130ドルの利益を獲得できます。

ホッケーのスリーウェイライン(3 Way Lines)

ホッケーのスリーウェイラインは、3択から選んで賭ける方法です。具体的に、片方のチームが勝利する、もう一方のチームが勝利する、またはドローの3択から選びます。

スリーウェイラインは、上記セクションで紹介したマネーラインと同じ賭け形式ですが、延長戦やシュートアウト戦が含まれない点で異なります。

つまり、マネーラインでは延長戦になると自動的に賭けに負けてしまいますが、スリーウェイラインではそれがありません。また、スリーウェイラインのドローはオッズが高いため、的中すれば高額な配当を獲得できます。

では、スリーウェイラインの例を、マネーラインの例と比べながら見てみましょう。

【マネーライン】
コロンバス・ブルージャケッツ +220 vs. オタワ・セネターズ -190

【スリーウェイライン】
オタワ・セネターズの勝利: -130
コロンバス・ブルージャケッツの勝利: +350
ドロー: +270

上記の例のように、ドローの選択肢が入ることで、マネーラインとスリーウェイラインではオッズが変わります。

ホッケーのパーレイ(Parlay)

ホッケーのパーレイとは、2つ以上のチームを選んで、すべてのチームの賭けが的中すると、配当が支払われる賭け方です。ブックメーカーによっては、組み合わせを12から15チームまで増やすことが可能です。

パーレイでは、必ず2つ以上のチームを組み合わせるため的中する確率は低くなりますが、すべて的中したときは高額な配当を得ることができます。しかしパーレイで賭けた場合は、いくつか的中したとしても、1つのチームでも予想が外れれば、全体の賭けに負けてしまうため注意が必要です。

ホッケーのパーレイは、他スポーツのパーレイと仕組みが少し異なります。以下は、2から12までのチームを組み合わせたときのオッズを一覧にしたものです。

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ホッケーのパーレイが、他のスポーツと異なる点は、マネーラインのオッズが賭けたあとに変動する点です。(他のスポーツは賭けたあとは変わらない。) 「-1.5」あるいは「+1.5」のマネーラインに賭けようとしても、パーレーベットだとそのオッズが変わっていることがあります。

また、パーレイで注意が必要なのは、引き分け(ドロー)の定義です。多くのブックメーカーでは、引き分けを負けと判断することがあります。さらに、パーレイの最大組み合わせ数や配当の上限額も、ブックメーカーによって制限があることもあります。

知らずに損をしてしまわないように、事前にブックメーカーごとの定義やルールを確認するようにしましょう。

ホッケーのイフベット(If Bets)

ホッケーのイフベットとは、1番目のベットが当たれば次のベットに賭けられる方法です。

イフベットでは、1度でも負けると次のベットに進むことができません。1つひとつのベットが単独で存在しており、最大6チームまで同時に賭けることができます。

イフベットでは、1番目のベットであっても、5番目のベットであっても、順番に関係なく1度でもベットに外れると終了です。また、それぞれのベットの試合は、順番に始まる必要はありません。すべてのベットが同時に始まってもイフベットとして問題ありません。

では、実際にイフベットの例について見てみましょう。

【1番目のベット】
デトロイト・レッドウィングス  (-150) vs. バンクーバー・カナックス (+130)
(150ドルをデトロイト・レッドウィングスに賭けて100ドルの利益を獲得)

↓1番目のベットに勝った場合だけ、2番目のベットに進む

【2番目のベット】
モントリオール・カナディアンズ (+140) vs. ダラス・スターズ (-160)
(150ドルをモントリオール・カナディアンズに賭けて100ドルの利益を獲得)

イフベットでも同様に、「引き分け(ドロー)」やキャンセルされたベットに関する対応を事前に確認しておくことが大切です。ブックメーカーによっては、負けと判断する場合もあれば、勝ちと判断する場合や、中にはその賭け自体をなかったことにする場合もあります。

イフベットにおいて、ドローの対応は、次のベットに進めるかどうかに関わります。後から損をしないためにも事前に確認するようにしましょう。

ホッケーのフューチャーベット(Futures Bets)

ホッケーのフューチャーベットとは、これから始まる試合や大会の優勝チームなどに賭ける方法です。事前に賭けることから、的中すると大きな配当を得ることができます。

ホッケーでは、スタンレー・カップ・ファイナルなどの大きな大会、イースタンカンファレンスウェスタンカンファレンスの試合などに賭けることができます。フューチャーベットは、当てると大きな賞金を手にすることができますが、その分当たる確率も低い賭け方です。そのため、フューチャーベットに賭ける際には、1つ以上のチームに賭けることをお勧めします。

では、実際に様々なフューチャーベットの例を見てみましょう。

以下は、スタンレー・カップの優勝チームに対するフューチャーベットの例です。

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以下は、イースタン・カンファレンスの優勝チームに対するフューチャーベットの例です。

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以下は、ウェスタン・カンファレンスの優勝チームに対するフューチャーベットの例です。

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ホッケーのプロップベット(Prop Bets)

ホッケーのプロップベットとは、勝敗予想以外のあらゆる要素に賭ける方法です。

ホッケーの場合では、様々な内容に賭けることができます。以下が一例です。

  • 最初にゴールをきめるチーム
  • 最初にゴールをきめる選手
  • 最初のゴールがきまるピリオド

それぞれ賭ける内容により、オッズも異なります。例えば、最初にゴールをきめるチームに賭けるプロップベットでは、ホーム側のチームや攻撃が強いチームが優勢となることがほとんどです。どれくらい優勢かによって、オッズが大きく異なります。

また、最初にゴールをきめる選手に賭けるプロップベットでは、過去のゴール実績をもとに、選手リストにオッズがそれぞれ割り振られます。

そして、最初のゴールがきまるピリオドに賭けるプロップベットでは、第1ピリオドの方が第3ピリオドよりもオッズが低くなっています。つまり、第3ピリオドなど、後のピリオドに賭けるほど、的中させた時の配当が大きくなります。

プロップベットでは、確度が高いベットを見つけて狙うことがコツです。これができれば、プロップベットで賞金を狙うことも大いに可能です。

スポーツベッティングでホッケーに賭けよう!

以上の通り、ホッケーには様々な賭け方があります。他のベッティングで人気なスポーツと共通する賭け方がありますが、ホッケー特有のルールもありましたね。初めは、簡単でリスクの低い賭け方から始めて、慣れてきたら高額配当が狙える賭け方にも試してみましょう。

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監修者兼ガイド

小山道也

カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家

オンカジ業界経験10年超。コンサルタントとして就業した後に、欧州でビジネス修士号を取得。そして、海外マーケテシング企業にて、オンラインカジノのメディア立ち上げに携わり、今に至る。 論理思考や分析思考をもとに、入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説するのが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。当メディアの運営以外では、オンカジサイト立ち上げ時の外部アドバイザーとしても活動している。

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業界エキスパート

西尾昇

コンテンツ制作担当

ディーラーとしてゲーミング業界に携わる。その後、表舞台からは身を引き、コンテンツ制作に回り、ルーレットやバカラのゲーム解説や攻略記事をはじめ、オンカジ比較評価記事やボーナスの解説コンテンツの制作に従事。業界での人脈が広く、各社のキーパーソンと繋がっているので裏情報にも精通。カジマル.comでは、業界の隅々を分かりやすく解説し定評を得る。エディトリアルメンバーの中ではエキスパートとして立ち回っている。

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