更新日:2024年11月7日
アメリカのラッパー、ソングライター、音楽プロデューサー、レーベルオーナー、として知られているJay-Z。
そんなJay-Zはここ数年で投資家、起業家としても活躍しており、幅広くビジネスを展開しています。そして、今回Jay-ZがNYタイムズスクエアにカジノオープンを計画していることが報じられました。
Jay-ZがNYタイムズスクエアにカジノオープンを計画していることが報じられたのは2022年12月のことです。
まだ決定ではなく入札段階ですが、Jay-ZのRoc Nationは、SL GreenとCaesars Entertainmentとともに、タイムズスクエアの新しいカジノの建設を提案したと報じられています。もしこの入札が承認されるのであれば、タイムズスクエアに最新鋭のゲーム施設が建設されることでしょう。カジノの名称は「シーザース・パレス・タイムズスクエア」になるとされています。
また、「シーザース・パレス・タイムズスクエア」は、地元企業とパートナーシップを結ぶことにより、数十億円の税収、そしてニューヨークの経済回復の加速を目指し、「シーザース・リワード・プログラム」を実施する予定です。
このプログラムの会員は、ブロードウェイショー、一流レストラン、その他のエンターテインメント施設、小売店、ホテル、コメディクラブなどでクレジットを利用することができ、地域のさまざまなビジネスへの集客と収益に貢献することができます。
そして、「シーザース・リワード・プログラム」によってタイムズスクエアへの新たな来訪者を年間700万人以上、宿泊ホテルの予約を60万件以上、さらに、小売店の新規支出が1億6600万ドル、ブロードウェイのチケット売上が年間6500万ドル増加させることを目指しています。
今回の提案が承認されれば、ニューヨークの中心地にカジノが建設されることとなります。このカジノが地元で受け入れられ、多くの観光客が訪れれば、ニューヨークがラスベガスのようにカジノ都市として知られるようになるでしょう。
ただし、地元の人々の反対により、カジノ事業が成功しない可能性も考えられます。実際に、タイムズスクエアにカジノを建設することに対して、犯罪の増加やブロードウェイの雰囲気を変えてしまうという問題も指摘されています。
ニューヨークは次のラスベガスになるのか、今後の展開から目が離せません。
Jay-Z(ジェイジー)は、ヒップホップ界のレジェンドとも言われている、アメリカの著名なラッパーです。また、歌姫のビヨンセと結婚していることでも知られています。
「アメリカ音楽史上最も裕福なミュージシャン」として経済紙フォーブスに掲載されるなど音楽で大成功を遂げたJay-Zは、近年音楽以外の活動でも注目を集めています。ニューヨークで40/40 Clubを経営するほか、Def Jam Recordingsの社長も務めています。そして、2008年にエンターテイメント エージェンシーであるRoc Nationを立ち上げました。
そんなJay-Zは今回新たなビジネスとして、カジノ建設を提案しました。Jay-ZはSL GreenとCaesarsとのパートナーシップについて、「この連携はコミュニティ、そしてエンパイアステートを訪れるすべての人のために、経済機会、成長、豊かさを約束するものである」とコメントしています。
小山道也
カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家
オンカジ業界経験10年超。コンサルタントとして就業した後に、欧州でビジネス修士号を取得。そして、海外マーケテシング企業にて、オンラインカジノのメディア立ち上げに携わり、今に至る。 論理思考や分析思考をもとに、入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説するのが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。当メディアの運営以外では、オンカジサイト立ち上げ時の外部アドバイザーとしても活動している。
西尾昇
コンテンツ制作担当
ディーラーとしてゲーミング業界に携わる。その後、表舞台からは身を引き、コンテンツ制作に回り、ルーレットやバカラのゲーム解説や攻略記事をはじめ、オンカジ比較評価記事やボーナスの解説コンテンツの制作に従事。業界での人脈が広く、各社のキーパーソンと繋がっているので裏情報にも精通。カジマル.comでは、業界の隅々を分かりやすく解説し定評を得る。エディトリアルメンバーの中ではエキスパートとして立ち回っている。