更新日:2024年11月20日
宝くじが当たらないからくりとは?
宝くじが当たらないからくりとは、宝くじの還元率と大きく関係しています。
数億円もの大金が当たる可能性に胸を躍らせている方の中にも、「ずっと買い続けているのにちっとも当たらない!」「当たっても数千円が関の山だ!」と不満を感じている方もいるでしょう。
「宝くじ公式サイト 収益金の使い道」によると、2022年度の売上額は8324億円。
そのうち当選金として当選者に支払われる金額は3904億円で、全体の46.9%です。
残りの4420億円は都道府県や指定都市で公共事業などに使われたり、社会貢献広報費に使われたりするため、購入者に還元される割合は半分にも満ちません。
宝くじの還元率(RTP)でいえば46.9%しかないため、よほどの幸運に恵まれない限り勝てない仕組みになっています。
では、宝くじが当たらないからくりを詳しく見ていきましょう。
当選者数が参加者数に対して非常に少ない
たとえば2023年の年末ジャンボ宝くじ(第984回全国自治宝くじ)は、発売枚数4億6000万枚に対して、1等~7等までの当選本数総数は5112万枚ほど。
いずれかの等級に当選する宝くじの確率は11.1%で、1人1枚ずつ購入したとしても約9人に1人しか当選しません。
しかも当選時の89.9%が7等300円で、5等10,000円以下が99.88%を占めます。
オンライン購入が増え、参加数が増えている
また、Web上で宝くじが簡単に買えるようになったこともあり、宝くじのネット購入も増えています。
宝くじの当選本数は「ユニット」単位で決まるため、参加者が増えて宝くじの販売枚数が増えても当選確率自体は変わりません。
しかし、宝くじの中には販売枚数が決まっているものがあり、あらかじめ決められた販売枚数に達すると売り切れになってしまいます。
参加者が増えると売り切れるタイミングが早まる可能性があるため、不運にも宝くじが買えなければ当選期待度はゼロです。
ものによっては追加で発行される宝くじの種類もありますが、買えなかったり買える枚数が少なくなったりすると当たる確率は下がります。
一部の人が大量購入している
宝くじ1枚あたりの当選確率は均等です。
上述した2023年の年末ジャンボ宝くじの場合は、4億6000万枚に対して1等が23枚用意されているため、宝くじ1枚あたりの当選確率は0.000005%(2000万分の1)で変わりません。
宝くじ購入者が全員同じく1枚ずつ購入した場合、1人あたりの当選確率も等しく2000万分の1ですが、実際には人によって購入枚数が違います。
1枚あたりの当選確率が2000万分の1ということは、2枚なら当選確率が倍増して1000万分の1です。
同じように10枚なら200万分の1、100枚なら20万分の1と購入枚数が増えるほど当選確率も高くなります。
100枚、1000枚、1万枚と購入枚数が増えるほど当選確率が高くなるため、大量購入が当選への近道です。
実際に一部の人が宝くじを大量に購入するため、相対的にそれ以外の人の当たる確率は下がります。
宝くじが当たらないイライラの一般人が陥るリスク
宝くじは一攫千金の夢があるものの、買えども買えども当たらないのではストレスも溜まるでしょう。
不安やストレスから自暴自棄になったり、思いも寄らない行動を取ることも珍しくありません。
宝くじが当たらずイライラが溜まって来たときには、次のようなリスクが生じます。
予算以上の大量購入
宝くじは、購入枚数が増えれば増えるほど当選確率が上がるのは前述のとおりです。
しかし、どれだけ大量に購入しても確実に当選する保証はありませんし、この項の冒頭で触れたとおり基本的にはマイナス収支になります。
幸運にも上位等級に当選すればよいですが、その確率は1000枚や2000枚買ったところで2万分の1程度。
30万円もの大金を投じても、半分も返ってこないのが当たり前です。
当たらないからといって、予算以上の大量購入はけっして得策ではありません。
本業で努力を怠る
宝くじが当たらずイライラしていると、日常生活にも支障をきたす可能性があります。
もしイライラしたまま仕事をしていたら、普段ならなんてことのない出来事がきっかけで同僚と喧嘩をしてしまうかもしれません。
予算以上に宝くじを購入したことで生活が苦しくなり、健康を害したり集中力がなくなったりしてミスが増えるかもしれません。
もしくは一攫千金を夢見すぎて、仕事が疎かになってしまう可能性もあるでしょう。
老後資金の不足
もし7億円が当たったら、贅沢をしなければ自分だけでなく子どもの代まで不自由のない生活を送れるでしょう。
しかし、1等7億円の当選確率は2000万分の1。
1枚300円として金額に直すと、60億円分の7億円です。
2等以下もあるのでそれほど極端ではないにせよ、一攫千金を夢見て宝くじにお金を使いすぎると老後資金が不足する可能性があります。
年金だけでは2000万円足りないとされる老後資金を確保するには、月10万円ずつ貯蓄しても16年以上かかる計算です。
逆に月10万円ずつ宝くじを購入したら、60年で1等7億円に当選するかもしれません。
さて、あなたはどちらを選びますか?
宝くじが当たらないスピリチュアル傾倒派に注意
宝くじに限らず、よい結果を期待して、占いなどのスピリチュアルな活動をする方もいるでしょう。
一流スポーツ選手や起業家などでも一定のルーティーンを継続する人はいますが、それはあくまでもゲン担ぎであり、自分自身が冷静にパフォーマンスを発揮するお守りに過ぎません。
占いは古来より国の中枢にまで入り込む重要な存在でしたが、根拠のないことにはリスクがあると覚えておきましょう。
夢占いを過剰に信じる
夢に現れる人やもの、出来事などから現在や未来を占う夢占いでは、たとえば金色の夢を見ると金運が上がっている状態を示しているとされます。
場合によっては、日時や方角などを示すとされる夢を見ることもあるでしょう。
しかし、夢占いに科学的な根拠は一切ありません。
あくまでも補助的に自分自身を納得させる一手段として活用する分には有効でしょうが、過度に信じすぎないよう注意しましょう。
手相を過剰に信じる
雑誌やメディアなどでも大人気の占いのひとつが、手相占いです。
手相占いは4000年以上前のインドで起こったとされるほど歴史がある占いで、現在でも人気があります。
手相にはいくつかの金運線があり、金運線が出現しているときは金運がよいときだとされますが、その根拠ははっきりしません。
手相占いの根幹は統計学だとする見方もあるため、過度に信じるのはリスクが高いことを覚えておきましょう。
風水を過剰に信じる
風水の歴史は非常に古く、5000年以上も前からあったとされます。
日本では陰陽師 安倍晴明が有名ですが、陰陽師は風水と同じ陰陽五行に基づいた占いや地相を見てさまざまな占いをしていました。
陰陽師は神職の一種と考えられるほど日本では重要な存在であったことは、間違いありません。
日本の歴史にも深く関わってはいるものの、その根拠は曖昧で科学的根拠は認められていません。
風水には統計学、環境学、地理学、物理学、建築学などさまざまな学問の知識が含まれているとはいえ、宝くじの当選確率が上がるかどうかは不明です。
「少しでも当選確率を上げたい」と運気アップの風水を取り入れるのはよいでしょうが、風水にハマりすぎてあれもこれもと投資し始めるのは本末転倒でしょう。
宝くじが当たらない闇に絶望したら実践すべきこと
買えども買えども宝くじが当たらないときに、実践したい打開策を紹介します。
そもそもが、宝くじは一個人が買っても当たらない仕組みです。
ごく一部の幸運な方だけが当選する仕組みであることは、ここまでの解説ですでに理解しているでしょう。
宝くじは基本的に当たらないブラックボックスのようなものだと理解したうえで、当たらない闇に絶望したときに実践するべきアドバイスを紹介します。
オカルトを信じない
手相や風水などの占いも含め、オカルトを信じないことが大切です。
オカルトは不確実で科学的根拠のないものであり、偶然よい結果が起きただけの可能性が高いもの。
たとえば「パチンコでハマったあとは連チャンする」、と頑なに信じている方は一定数いるものの、実際には連チャンしないことも少なくありません。
オカルトは自身の経験則に基づく「こうしたほうがよい結果になった」、が基本になることが多く、しかも記憶に残っているイメージに影響されるため形がいびつです。
ある行動を取ったときに宝くじで1万円当たったとして、同じことを99回繰り返しても外れるのに、当たった1回を強く記憶するのが人間の脳の性質です。
オカルトを信じすぎると余計な出費につながるリスクもあるため、できるだけ冷静に理論的なアプローチで宝くじと向き合いましょう。
スキルゲームに変える
宝くじは運任せのギャンブルといえます。
ギャンブルの定義自体が勝ったり負けたりするものである以上、ギャンブルの必勝法は存在しても、必ずしも勝てるわけではありません。
運だけでなく自分の知識や技術で勝てる、可能性を高められるスキルゲームに挑戦するのもよいでしょう。
ただただ運に任せたギャンブルと比べて、自分の意思が介在するスキルゲームのほうがよりエキサイティングに感じられるかもしれません。
代表的なものでは、必勝法が存在するとされるブラックジャックやポーカーが有名です。
日本のギャンブルでは、パチンコやパチスロもスキルゲームといえるでしょう。
還元システムがあるものに変える
たとえばオンラインカジノの場合、ゲームをプレイする資金を入金するだけで、等倍以上のキャッシュマネーを入金ボーナスとしてもらえることが珍しくありません。
また、ベット額に対して一定額がキャッシュバックボーナスとして還元されたり、ベット額に応じてオンラインカジノのVIPプログラムレベルが上ってボーナスが貰えたりもします。
宝くじは300円で買った番号が外れたら1円にもなりませんが、300円の投資に対して無条件で1円が返ってくるほうが、圧倒的に還元率が高いです。
一発逆転ではなく、ビジネス知識をつける
宝くじに一発逆転を求めるのではなく、自分自身のビジネス知識を高めるのもおすすめです。
日々の仕事に打ち込んだり、プライベートな時間でも自己啓発やスキルアップを図ったりしてビジネス知識を身につけると大きな力になります。
仕事で成果を出してキャリアアップするもよし、培った知識と経験を生かして独立するのもよしです。
宝くじがオンラインで当たらない人が行くべき有名店
手軽に買えるオンラインで宝くじを購入する方が増えて来ましたが、オンラインで当たらない場合は実店舗で購入するのもおすすめです。
宝くじ1枚あたりの当選確率はどこで購入しても同じですが、売り場単位で見れば当たりやすい売り場と当たりにくい売り場が存在します。
宝くじが当たりやすい人は、こうした売り場を見極めて買っているとも言われています。
より多くの宝くじを販売する売り場ほど当たる確率が高く、販売数が少ないほど当たる確率が低いので、人気の売り場が狙い目です。
西銀座チャンスセンター
西銀座チャンスセンターは、日本で最も有名な宝くじ売り場のひとつ。
特に1番窓口は高額当選者が多いことで知られており、全国から多くの宝くじファンが訪れ行列を成すことも珍しくありません。
大安や一粒万倍日など縁起がよいとされる日には、長蛇の列ができます。
利用者が多い=販売数が多いので、オンライン購入に限界を感じた場合は西銀座チャンスセンターを訪れてみるのもよいでしょう。
住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座4丁目1番先 |
営業時間 |
営業時間10:00~19:00
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JR有楽町駅中央口 大黒天宝くじ売り場
JR有楽町駅中央口に位置する大黒天宝くじ売り場も、高額当選が頻出する売り場として有名です。
駅直結で利便性が高く、通勤や通学の途中で気軽に立ち寄れるため、多くの宝くじファンが訪れます。
大黒天という縁起の良い名前もあり、縁起を担いで宝くじを購入する方が多い売り場です。
売り場で扱う宝くじの総数が多いため、高額当選が出る可能性も高まります。
住所 | 〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-9-18 |
営業時間 |
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渋谷駅ハチ公広場宝くじ売場
アクセスがよく、待ち合わせスポットしても人気の渋谷ハチ公からほど近い場所にある渋谷駅ハチ公広場宝くじ売場は、普段から利用者が多い宝くじ売り場です。
渋谷は観光や仕事で訪れる方が多いことも相まって、多くの高額当選者が出現しています。
とくに2013~2014年は1億円以上の当選が4本出るなど当たり年でした。
上記2つの宝くじ売り場に比べると出現本数は少ないものの、人気があるほど高額当選が出現する可能性も高くなるので押さえておきたい場所です。
住所 | 〒150-0043 渋谷区道玄坂2丁目1 |
営業時間 |
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まとめ
宝くじは、還元率47%ほどと非常に勝ちづらいギャンブルです。
たとえばパチンコ、パチスロの還元率は80~85%程度とされます。
オンラインカジノやオンラインスロットはさらに高い96%程度あることから考えると、宝くじの還元率の低さがよくわかるでしょう。
また、例え当たったとしても、大金を手にしたことにより逆に転落人生を歩むケースもあり、宝くじの高額当選は危険とも言われています。
ひとたび当たれば数億円もの大金が手に入る可能性がある期待感を楽しむ分にはよいですが、間違っても「宝くじで生活資金を稼ごう」などとは考えてはいけません。
一説によると雷に打たれる確率は100万分の1とされますが、宝くじで1等に当選する確率は2000万分の1です。
雷に20回打たれてやっと宝くじに1回当選する程度なので、過度な期待を持つのは止めたほうがよいでしょう。
宝くじのような数億円を稼ぐことは難しくても、オンラインカジノであれば生活に負担がない程度で楽しめ、より効率的に稼げます。
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小山道也
カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家
オンカジ業界経験10年超。コンサルタントとして就業した後に、欧州でビジネス修士号を取得。そして、海外マーケテシング企業にて、オンラインカジノのメディア立ち上げに携わり、今に至る。 論理思考や分析思考をもとに、入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説するのが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。当メディアの運営以外では、オンカジサイト立ち上げ時の外部アドバイザーとしても活動している。
斉藤亜季
コンテンツ制作担当
オンカジ運営側でカスタマーサポート、キャンペーン企画、マーケティング、そしてトラブル対応など多岐に渡る役割を経験。その後、幅広い経験が認められ、カジマル.comのエディトリアルチームに参画。 過去には、ホスピタリティマネジメントの学士号を取得し、実務経験も積んでいるため、顧客管理に対する知識が深い。そのため、利用者目線での分析を得意とする。オンカジ業界はまだサービス面での改善が必要であると考え、率直な批評もいとわない。