ダランベール法とは?カジノでの実践方法

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更新日:2021-04-01

カジノや投資には多くの戦略があり、理論的あるいは数学的な根拠に基づいているため信頼度が高く、多くの人々が利用しています。カジノ業界でよく利用されている戦略だと、モンテカルロ法、マーチンゲール法、フィボナッチ数列法、などが挙げられます。

これらを目にした人も多いのではないでしょうか。ご存知の通り優良なオンラインカジノではイカサマや確率操作はなく、カジノゲームの内部では常にランダム値をもとに動いています。そのためカジノゲームを攻略するためには、確率の観点をベースとしたベッティング法を取り入れることが非常に有効です。

一攫千金を狙うのは決して悪いことではないですし、時にはそのような賭け方をして楽しむのも良いでしょう。ただし、いつも同じように当てずっぽうに賭けていたら、長続きしないことを認識しておきましょう。

確率論に裏付けられた攻略法を用いれば、長期的にみて安定した結果を得られます。当記事ではフランスの数学者が考案したダランベール法(別名ピラミッド法)について、内容の解説、使い方、そしてルール、効果的な実践方法を分かりやすく紹介します。

ダランベール法とは

ダランベール法とは別名ピラミッド法とも呼ばれているカジノや投資などで使われる戦略の一つです。18世紀のフランスの数学者・哲学者・物理学者のダランベールが考案した確率論を賭けに応用した方法です。カジノの他の戦略法と同様に、この戦略を使えば必ず勝てる保証はありませんが、長期的にみると当てずっぽうに賭けるよりも格段に勝率アップが図れる有効な攻略法です。

ダランベール法は、ベッティングの金額をどれくらいにすれば良いかを一定の規則に基づいて決める方法です。この点で、カジノゲームで人気のある戦略であるマーチンゲール法と似ています。しかし、マーチンゲール法よりもベッティング金額の振れ幅が少ないので、一度に大勝ちすることはありませんが、それと同時にリスクが低いのが特徴です。

ダランベールの利用者はカジノ上級者やバイナリーオプションの投資家などが多いですが、実は賭け方は非常にシンプルなので、初心者の方でもすぐに理解でき、実践に活かしやすい方法です。このような確率に基づいた攻略法を知っているか、知っていないかのわずかな差が後に大きな差を生みます。この記事を見つけて読んでいるあなたは他の人より一歩リードしています。ぜひ最後まで読み進めて、習得してしまいましょう!

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ダランベール法の基本情報

ダランベール法の基本事項はとてもシンプルです。ダランベール法は勝率が50%(1/2倍)の条件の時に一番威力を発揮します。勝率が50%のカジノゲームというと、例えばルーレットの赤と黒、あるいは偶数と奇数での勝負やバカラゲームなどの場合です。もちろんそれ以外のゲームで使えないわけではないですが、少しアレンジが必要になったり、計算が複雑になる場合があります。まずは、基本パターンを身につけて、それ以降必要に応じてアレンジするステップが最もおすすめです。

ダランベール法の活用方法は、勝負に負けた時の次のベットで賭け金を1増やし、勝った時には次のベットで1減らすだけです。基本的な利用手順および具体的な利用法に関しては、わかりやすいように当アプローチにおいて効果の高い勝率50%のゲームをもとに、実戦例を交えながら以下で紹介します。

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ダランベール法の利用手順

繰り返しになりますが、ダランベール法は非常にシンプルなアプローチです。活用にあたり、4つの基本ステップがあります。まずは、このルールに目を通しておきましょう。

ステップ1:ベースの賭け金を決める

ダランベール法を実践する前に、ベースの賭け金をいくらにするかを決めます。ベースの賭け金は自由に決められますが、資金状況を考慮することは賭けごとの基本です。したがって、おすすめは資金の1〜5%と少額にとどめておくことです。資金が多めにあれば5%に設定しても問題ないですが、そうでない場合1%で始めた方が、リスクも低いので、まずは低めな金額で始めると良いでしょう。無謀な賭けをしないように、よく考えてベース賭け金を決めましょう。

ステップ2:ベースベット額でゲームを始める

ダランベール法では、必ずステップ1で決めたベース額からベッティングをスタートします。ステップ1で決めたベース金額が$5であれば$5を、$10ならば$10で賭け始めます。このベース額はダランベール法で賭けている間はずっと変わりません。負けや勝ちが続いたとしても、ダランベール法を終了するまで、途中でベース金額を変えることはありません。

ステップ3:負けた次の賭けで賭け金に1ベース額をプラスする

ダランベール法を利用している時でベット額を上げるのは、負けた時です。例えばベース額$5の場合、1回目で負けると、次回のベットで1ベース額をプラスします。つまり$5をプラスして次のベット額は$10とします。その次でも負けたら、負けた$10に1ベース$5をプラスして$15をベットします。これを勝つまで繰り返します。

ステップ4:勝った次の賭けで賭け金に1ベース額を減らす

上述の通り、負けた際にはベット金額を上げますが、逆に勝った時はベット金額を減らします。ベース額を$5と設定して2回連続で負けてベット額が$15となり、その後勝った場合は次のベットは1ベース額分の$5下げて$10を賭けます。その次の賭けでも勝ったらさらに1ベース額分の$5を減らし$5を賭けます。もし次に勝ったとしても1ベース額分は$5なので$5からは下げません。

基本的には以上の4つの手順さえ守ればダランベール法の戦略を利用できます。次に具体的な利用方法として2つのケースで確認して行きましょう。

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ダランベール法の利用例

以降でルーレットでダランベール法を使った時の例を紹介します。まずルーレットの勝率が50%の賭け方は赤/黒、あるいは偶数/奇数です。ここでは、赤か黒にかける場合で実践してみます。

初回:$1、賭け金:$1

ベース賭け金1ドルの場合、1回目に負けたとすると、2回目のベットはベース賭け金$1にプラス$1で合計$2を賭けます。2回目も負けた場合、前回の$2にプラス$1で合計$3を賭けます。

10回の勝負で3回目まで負け続け、その後3連続で勝ち、7回目で負け、8回目から10回目まで勝ち負けが交互にあったと想定してみましょう。ダランベール法を使った各回の賭けは以下の通りになります。

賭けの回 賭け金 勝敗 累計収支
1回目 $1 $-1
2回目 $2 $-3
3回目 $3 $-6
4回目 $2 $-4
5回目 $1 $-3
6回目 $1 $-2
7回目 $1 $-3
8回目 $2 $-1
9回目 $1 $-2
10回目 $2 $0

上の例では、 トータルの勝敗数は半分ずつで、結果的には終始ゼロと、なんとなく当たり前のような気もしますが、勝率50%のゲームに賭けて確率通りの結果で、マイナスがないというのはなかなか良い結果です。というのも確率通りの結果ですが、賭けるというチャンスに対して、何も失っていないからです。金額が1と少ないため、効果が分かりづらいので次の例で賭け金額を上げたシミュレーション結果をみてみましょう。

初回:$5、賭け金:$1

当セクションでは、初回金額を$5、1ベース単位を$1と少し初回額をアレンジしたスタイルでシミュレーションします。

1回目から3回目まで負けて、4回目から7回目まで勝ち続け、8回目から10回目まで勝ち負けが交互にあったと想定してみましょう。ダランベール法を使った各回の賭けは以下の通りになります。

賭けの回 賭け金 勝敗 累計収支
1回目 $5 $-5
2回目 $6 $-11
3回目 $7 $-18
4回目 $8 $-10
5回目 $7 $-3
6回目 $6 $+3
7回目 $5 $-2
8回目 $6 $+4
9回目 $5 $-1
10回目 $6 $+5

賭け金が多くなると負けた時の収支のマイナスも大きくなり、初めの方に連敗し一気にマイナスが膨らんでいます。しかし、その後の勝利ですぐにプラスに持ち直しています。トータルで勝敗が5回ずつと同数ですが、最終的にプラスで終わっております。手堅く稼げることが、顕著に分かりますね。

ダランベール法で攻略するためのコツ

ダランベール法は大きく勝つことはありませんが、リスクの少ない戦略です。とは言っても全く負けないというわけではないので、注意も必要です。負けパターンによっては効果を実感できないこともあります。例えばダランベール法は連勝した後に連敗した場合、効果を感じにくいです。

最初に連勝した後に連敗した場合、一時的に収支がマイナスになってしまう場合もあります。どの確率における戦略法でも、長期的には勝てても短期的に負けてしまう場合があることを念頭においいておきましょう。辛抱強くコツコツと稼いでいくことがカギを握っています。

なお、あまりにも負けが続いた場合は、損切りも検討した方が良いでしょう。始める前にどれくらいまでの損失を許容できるかを決めておき、それ以上に達したら損切りすると計画しておくとをおすすめします。

ダランベール法は守りを重視したベッティングシステムです。そのため、連勝が続いたにも関わらず、思いのほか勝利金が増えていないと感じることがあるかもしれません。そういった運の引きが良い状況には、パーレー法などの利益の伸び率が高い方法に切り替えるのもまた戦略的にカジノゲームをプレイする上での重要事項です。いずれにせよ、守りに強い方法なので習得するまでは、しばらくこのベッティングシステム基本に基づいてやってみましょう。

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逆ダランベール法

マーチンゲール法やパーリー法にも逆マーチンゲール法や逆パーリー法があるように、ダランベール法にも逆ダランベール法もあります。

基本的な考え方はダランベール法と同じですが、逆ダランベール法では「負けた場合に次の賭けを1ベース額減らし、勝った場合は前の賭け金額に1ベース額を増やす」という賭け金額の増減を通常のダランベール法と反転させます。逆ダランベール法は連勝中に負けが入っても利益が期待できる戦略ですが、ダランベール法と同じく勝敗が交互に繰り返される場合にはあまり効果が見られない攻略法です。この方法でも辞めどきを見極めるのは非常に重要です。

ダランベール方に適しているカジノゲーム

ダランベール法は勝率が50%(1/2倍)の条件で一番威力を発揮するので、カジノゲームだとルーレット、バカラ、パイゴウ、シックボーなどが向いています。またある条件下ではブラックジャックなどにも使うことができます。

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ダランベール法のメリット・デメリット

どの戦略法でも100%勝てるものではありません。ダランベール法にもメリットとデメリットがあります。利用を試みる前に、これらの特徴を事前に認識しておくと戦略の切り替えなどに役立ちます。先を急ぎすぎないように、きちんと目を通しておきましょう。

ダランベール法はマーチンゲール法と似ていて、賭け金額が勝敗に応じて変動する攻略法ですが、マーチンゲール法よりも資金の上下が緩やかでよりリスクが低いのが特徴です。すなわち、大勝ちすることが少ない代わりに、大負けすることも少ないということです。そのためリスクを低くコツコツと資金を増やしたいタイプのカジノプレーヤーにお勧めできる戦略です。また、少額からでも試せるので、まずは少額で少ない回数で試してみるのもいいでしょう。

以上からダランベール法のメリットとデメリットは、以下の通りと言えます。

メリット

  • 基本ルールが簡単で、初心者でもすぐに始めることができる
  • リスクが少ない
  • 最初に連敗してから使い始めると効果が高く、勝率5割を切ってもプラス収支に出来る可能性がある

デメリット

  • 勝ち負けが交互に続くと利益は大きく出せない
  • 連勝後の連敗が同数でも利益がマイナスになる場合がある
  • 負けが続きすぎると、賭け金額がテーブルの上限金額に達し効果を最大限に発揮できないことがある(ある段階で損切りが必要)

ダランベール法のまとめ

シンプルかつ、リスクが比較的少ないダランベール法は初心者にも実践しやすいカジノの攻略法です。一方で計算法が簡単なので、他の戦略との併用時も使いやすいため、初心者だけでなくカジノの熟練者にも人気があります。二者択一のカジノゲームに特に効果が高いですが、それ以外の確率のゲームあるいは賭け方にも適用できます。基本を身につけた後は、状況に応じて他の戦略と組み合わせもいいでしょう。

ダランベール法はどちらかといえば守りを重視した戦略で、特に負けが続き苦しい展開の時に威力を発揮します。しかしリスクが低いとはいえ連敗があまりにも続けば回収が難しくなるので損切りの金額をしっかりと事前に決めておきましょう。負けてしまった場合勇気を出して損切りし、別の機会に備えることも重要なポイントです。なお、利用の前にはテーブル金額を確認しておきましょう。

なお、ルーレットバカラのように、「偶数か奇数」「勝ちか負け」など2択(イーブンベット)のゲームを楽しみやすいのは、ライブバカラです。フィボナッチ数列を使った賭け方を試してみたい方は、当サイトで紹介しているライブカジノで遊べるカジノからお好みのカジノを選んでみてください。

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よくある質問

ダランベール法は初心者でも、使えますか?

→はい。初心者にもおすすめな戦略です。というのも、シンプルかつリスクが比較的少ない戦略だからです。計算法が簡単なので使いやすく、上達した後も他の戦略と併用したり、後々役に立つでしょう。


ダランベール法のメリットはなんですか?

→ダランベール法のメリットは以下の通りです。
・基本ルールが簡単で、初心者でもすぐに始めることができる
・リスクが少ない
・最初に連敗してから使い始めると効果が高く、勝率5割を切ってもプラス収支に出来る可能性がある


ダランベール法のデメリットはなんですか?

→ダランベール法のデメリットは以下の通りです。
・勝ち負けが交互に続くと利益は大きく出せない
・連勝後の連敗が同数でも利益がマイナスになる場合がある
・負けが続きすぎると、賭け金額がテーブルの上限金額に達し効果を最大限に発揮できないことがある(ある段階で損切りが必要)


ダランベール法を活用できるカジノゲームは何ですか?

→ルーレットやバカラのように、「偶数か奇数」「勝ちか負け」など2択(イーブンベット)のゲームです。