更新日：2024年11月19日
スマスロのコンプリート機能とは
スマスロのコンプリート機能とは、本機能が搭載されている機種の獲得枚数が、一定の数に達した場合、その日はそれ以上の稼働ができなくなる機能のことです。
コンプリート機能が発動する獲得枚数は、一律でMY19,000枚と定められています。
この場合のMYとは、獲得枚数が最も低くなった場所を基準とし、そこからの増加枚数のことです。
つまり、5,000枚投資している台で19,000枚が出るとしても、実際には14,000枚で台の稼働が停止してしまいます。
スマスロのコンプリート機能とは、人が入れ替わっても発動するため、前にプレイしていたユーザーが15,000枚出していたとすると、次のユーザーは最大でも4,000枚までしか出せません。
そのため、コンプリート機能があるスマスロを打つ場合は、データやグラフをチェックして、上限を把握する必要があります。
コンプリート機能は突然発動するわけではなく、MY18,500枚に到達した時点で、事前報知してくれます。
ただし、スマスロでの19,000枚は38万円にもなり、発動は非常に稀なため、そこまで心配する必要はないでしょう。
スマスロのコンプリート機能があるタイトル
スマスロのコンプリート機能は、2022年11月の型式試験申請分から搭載が義務化されています。
スマスロは、2022年11月から導入が開始されているパチスロの新基準機のため、基本的にはコンプリート機能が搭載されています。
とはいえ、自身が打っているスマスロ台にコンプリート機能が搭載されているかどうかは、把握しておいた方が良いでしょう。
ここでは、コンプリート機能が搭載されている代表的なスマスロ台を紹介します。
- 革命機ヴァルヴレイヴ
革命機ヴァルヴレイヴの基本スペックは以下の通りです。
| メーカー | SANKYO |
|---|---|
| 導入日 | 2022年11月21日 |
| タイプ | AT |
| 機械割 | 97.3％～114.9％ |
| 初当たり確率 | 1/490～1/519 |
| 天井 | CZ間約1,000+α消化 AT間約1,500G+α消化 CZで7回当たらない AT間で決戦ボーナスが4回連続 |
| 1ゲームあたりの純増 | 約7.2枚 |
SANKYOのスマスロ第1弾ですが、この機種にもコンプリートは搭載されています。
導入初日の昼頃には万枚到達者が多発し、コンプリートが発動するかもしれないと話題になりました。
その結果、X上でも午後5時にはコンプリート達成者が現れています。
2022年11月という早い時期のスマスロではありますが、現在でも非常に人気が高いスマスロのおすすめ機種であり、開店してすぐに満席になるホールも多いです。
神台やスマスロ頂点の台といった意見も多く、パチスロの現行機種で最強といえる台の1つといえるでしょう。
設定6の性能が非常に高く、出玉速度や爆発力はピカイチです。
導入当初は、設定6の万枚突破率が約25％あると話題になりました。
現在でも、6号機で万枚を目指すならこの台といっても過言ではないほどの人気があります。
- からくりサーカス
からくりサーカス スロットの基本スペックは以下です。
| メーカー | SANKYO |
|---|---|
| 導入日 | 2023年7月3日 |
| タイプ | AT |
| 機械割 | 97.5％～114.9％ |
| 初当たり確率 | 1/447～1/564 |
| 天井 | 通常時最大1,200Ｇ消化 |
| 1ゲームあたりの純増 | 約2.8枚or約7.6枚 |
2023年7月に導入されて以降、多くのホールで満席を続けている人気スマスロです。
コンプリートの搭載機種であり、革命機ヴァルヴレイヴと同様に、初日から万枚やコンプリート報告が続出しました。
非常に荒く、一撃性の高い台で、設定6での万枚突破率は、12％〜15％ほどと言われています。
設定1でも5％前後の万枚突破率があり、一撃万枚も狙える台です。
X上では、隣り合う2つのからくりサーカスが、2台ともコンプリートを達成している報告もありました。
YouTubeを見ても、コンプリートを達成したYouTuberが数多く存在します。
現在のスマスロ台の中で、革命機ヴァルヴレイヴと並んで、トップクラスにコンプリートを狙いやすいスマスロの種類といえるでしょう。
- スマスロ北斗の拳
スマスロ北斗の拳の基本スペックは以下です。
| メーカー | サミー |
|---|---|
| 導入日 | 2023年7月3日 |
| タイプ | AT |
| 機械割 | 98.0％～113.0％ |
| 初当たり確率 | 1/235.1～1/383.4 |
| 天井 | 通常時最大1,268G+α消化 |
| 1ゲームあたりの純増 | 約4.1枚 |
サミーのスマスロ第1弾で、現在でも満席が続く、人気が高いスマスロ台です。
コンプリート機能搭載の機種であり、スリープユーザーを呼び戻すと全国テレビCMで放映され、話題になりました。
導入された時は、全国で大ブームになったため、スマスロの知名度拡大に大きく貢献しました。
初代北斗の完全再現ということもあり、前評判でも名機復活という声は多かったです。
6号機は勝てないと言われる中、コイン持ちが良い機種のため、スマスロの中では比較的遊びやすい台です。
ある程度の甘さに加えて、爆発力も備えており、コンプリートとは言わずとも、万枚は期待できるスマスロでしょう。
- スマスロモンキーターンV
スマスロモンキーターンVの基本スペックは以下です。
| メーカー | 山佐 |
|---|---|
| 導入日 | 2023年12月4日 |
| タイプ | AT |
| 機械割 | 97.9％～114.9％ |
| 初当たり確率 | 1/222.9～1/299.8 |
| 天井 | 通常時795G+α消化 |
| 1ゲームあたりの純増 | 2.5枚or4枚 |
モンキーターンシリーズの最新スマスロです。
今まで紹介したスマスロ台と同様に、導入から今まで継続して満席率が高く、面白い台との評価が多いです。
コンプリート搭載機ではありますが、モンキーターンVは、スマスロの中でもマイルドな機種です。
YouTubeを見ても、モンキーターンVでコンプリートを達成した人は、あまり多くはいません。
そのため、コンプリートを狙って出すことには長けていませんが、反対に強制終了になる危険を考えずに、安心して打てるでしょう。
軽い初当たりが魅力的で、安定して打ちやすいスマスロです。
パチスロ機種情報まとめ
スマスロのコンプリート機能のメリットとデメリット
スマスロのコンプリート機能には、メリットとデメリットが存在します。
スマスロのコンプリート機能とは、すべてのスマスロに標準装備されている機能なので、メリットとデメリットを知ったとしても、あえて搭載されていない機種を選ぶことはできません。
しかし、メリットとデメリットを理解しておくことは、パチスロの初心者にとって、スマスロを選ぶ理由づけや、打つ時の注意点を理解することに繋がります。
そのため、メリットとデメリットは頭に入れておいた方が良いでしょう。
スマスロのコンプリート機能のメリット
コンプリート機能のメリットは以下です。
- 達成者になれる
- 射幸性を防ぐ
上記のメリットを各項目ごとに解説していきます。
達成者になれる
スマスロのコンプリート機能とは、達成が非常に難しいです。スマスロでは、万枚出ただけでも自慢になるほどですが、19,000枚となると滅多に出ません。
そのため、XなどのSNS上では、コンプリート機能が作動した時の液晶画面や、ホールが付けた張り紙を載せて達成者として報告している人も多いです。
YouTubeを見ても、念願のコンプリートを達成したと動画を上げている人は多くいます。
コンプリート機能は、滅多に達成できないがゆえに、達成してみたい夢の機能として存在しています。
射幸性を防ぐ
コンプリート機能は、射幸性を防ぐ目的で生まれました。激しい出玉を経験すると、人は、よりその射幸性に魅力を感じてしまいます。
革命機ヴァルヴレイヴやからくりサーカスなどは、コンプリート機能がなければ、1日で5万枚や10万枚出してもおかしくはないでしょう。
そうなると、1万枚が20万円なので、1日で100万円や200万円は稼げます。
スマスロでは、1撃万枚目指せるなどというような売り文句があります。
しかし、コンプリート機能がなければ、1撃2万枚、1撃3万枚と、メーカーの新台は過激になっていくでしょう。
昭和時代には、100万円勝ちなどがありましたが、その影響でのめり込む人が急増し、闇金などの無理な借金が社会問題に繋がりました。
このような過度に依存する人を防ぐために、上限を決めるコンプリート機能が役立っています。
スマスロのコンプリート機能のデメリット
コンプリート機能のデメリットは以下です。
- 大金を稼げる夢がない
- 少し出しただけで打ち止めになる可能性がある
上記のデメリットを各項目ごとに解説していきます。
大金を稼げる夢がない
コンプリート機能では、上限値が19,000枚と定められています。そのため、設定6で素晴らしい挙動をする台に座れても、永続的に打つことはできません。
どれだけ出したとしても、19,000枚＝38万円までしか稼げません。
過去には3万枚を出す機種も存在し、歴代には7万枚や8万枚が出たという機種もあります。8万枚＝160万円なので、夢のある台として人気でした。
最近のスマスロでも一撃性が高い台は人気であり、ユーザーに求められていることがわかります。そのため、一撃で100万円を狙えないことは大きなデメリットです。
少し出しただけで打ち止めになる可能性がある
スマスロのコンプリート機能は、たとえ打ち手が入れ替わったとしても引き継がれます。
仮に17,000枚出ている台で当たりを引いても、追加で2,000枚までしか引けません。
スマスロのコンプリート機能のリセットには、設定変更や、RAMクリアが必要です。そのため、少なくとも閉店まではその台を打てません。
せっかく当たり台を探し出しても、少し出ただけで打ち止めになっては興覚めでしょう。
コンプリート機能搭載機を打つ場合は、データやグラフなどをチェックする必要があります。
しかし、スマスロ初心者だとデータの見方が分からず、台に座った直後に打ち止めになる可能性があることも大きなデメリットです。
【独自考察】スマスロのコンプリート機能で改善すべき点
スマスロの打ち手にとって、コンプリート機能は残念な機能です。
達成すれば自身の勲章にはなりますが、確定で大金を稼げないデメリットの方が大きいでしょう。
コンプリート機能には改善が必要だと感じたため、以下に改善した方が良い点をまとめました。
- 逆コンプリート機能を搭載する
- コンプリート機能だけをリセットできるようにする
以上の点を解説していきます。
逆コンプリート機能を搭載する
スマスロには、コンプリート機能が搭載されていますが、逆コンプリート機能は搭載されていません。
逆コンプリート機能とは、一定額を吸い込んだ後は強制終了する機能です。
逆コンプリート機能があれば、ホールの過度に悪い設定を防止できます。また、大金を失って借金をしてしまう人間を減らせるでしょう。
ユーザーが、過度に吸い込む危険な台に座ることもなくなります。
お店にとっては稼ぎにくくなる機能ではありますが、ユーザーにとってはメリットしかない機能です。
コンプリート機能だけをリセットできるようにする
コンプリート機能は、前のユーザーが大量に出していると、打ち止めになる可能性が高いです。
そのため、設定6だと思われる台に座れても、やめなければならないことが最大のデメリットです。
しかし、人が変わったタイミングでリセットできるようにすれば、このデメリットは解消されます。
現在、スマスロでコンプリート機能をリセットする場合、設定変更やRAMクリアなどが必要です。
設定変更が禁止されているわけではありませんが、従業員が営業中に過度に台に触ると、非常に目立つ上に、ユーザーからは敬遠されがちです。
そのため、コンプリート機能だけがリセットできるようなスマスロ台が作られれば、これらの問題がすべて解消されます。
お客が離れたタイミングでのみ、従業員が台でリセットできるようにすれば、打ち手が入れ替わるため、射幸性を防ぐ目的は達成できます。
お客が離れたタイミングでのリセットを毎回強制するのではなく、ランダムなタイミングにリセットするだけでも効果はあるでしょう。
開発の問題があるかもしれませんが、お店にもユーザーにもメリットになる改善策です。
まとめ
今回はスマスロのコンプリート機能について解説しました。
コンプリート機能は、基本的にすべてのスマスロ台に搭載されている、標準的な機能と考えて問題ありません。
射幸性を防ぐ目的で作られているため、スマスロを打つ人にとってはデメリットも多い機能です。
とはいえ、コンプリート機能は、19,000枚で作動する打ち止め機能なので、実際には滅多に作動しません。
それでも気になってしまうという方は、コンプリート機能のないパチスロ風スロット、パチンコを遊べるオンラインカジノの利用を検討するのも良いでしょう。
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ハワイアンドリーム、ハニーコレクションといった人気の高い機種が既にあり、これらはコンプリート機能がなく、上限なしで楽しめます。
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4号機・5号機攻略記事Aタイプ・AT機攻略記事パチスロ用語・パチスロ技解説
小山道也
カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家
オンカジ業界経験10年超。コンサルタントとして就業した後に、欧州でビジネス修士号を取得。そして、海外マーケテシング企業にて、オンラインカジノのメディア立ち上げに携わり、今に至る。 論理思考や分析思考をもとに、入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説するのが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。当メディアの運営以外では、オンカジサイト立ち上げ時の外部アドバイザーとしても活動している。
斉藤亜季
コンテンツ制作担当
オンカジ運営側でカスタマーサポート、キャンペーン企画、マーケティング、そしてトラブル対応など多岐に渡る役割を経験。その後、幅広い経験が認められ、カジマル.comのエディトリアルチームに参画。 過去には、ホスピタリティマネジメントの学士号を取得し、実務経験も積んでいるため、顧客管理に対する知識が深い。そのため、利用者目線での分析を得意とする。オンカジ業界はまだサービス面での改善が必要であると考え、率直な批評もいとわない。
