更新日：2024年11月19日
パチンコの確変とは
パチンコの確変とは、パチンコ用語の確率変動の略で、通常設定されているパチンコの当たる確率より高い確率で大当たりを抽選している状態を指します。
例えば、とある機種の大当り確率が1/319であった場合、確変状態になると1/39と実に10倍当たりやすくなります。
ただし、どれくらい当たりやすくなるかはパチンコの種類によって異なるため、どの機種でも同じだけ当たりやすくなるわけではありません。
また、一般的に確変中は電チューサポートを受けられるため、ほとんど出玉を減らさずに次の大当たりを射止められます。
パチンコの時短STと確変は異なる？
パチンコには、時短やST(スペシャルタイム)といった特殊な状態が存在します。
パチンコの時短とは、大当たりが終了した後に、おまけとして一定回転数の間、抽選が優遇された状態でパチンコが打てる機能を指します。
まず、一般的に時短とは確変状態でない場合がほとんどで、通常の大当たり確率で抽選を行っているため、確変ではありません。
続いて、STですが、ほぼ確変と同義で捉えてもらって問題ありません。
STは回転数が限られているものの、通常の確変同様に大当たり確率が高められているため、連チャン性能によっては大きな出玉を獲得可能です。
ただし、昨今では時短中の通常大当たり確率が通常時より引き上げられている1種2種混合機が主流で、時短がほぼST確変のような性能の機種が増えています。
必須！パチンコ用語
確変が有名になったきっかけのパチンコタイトル
確変が有名になったきっかけのパチンコタイトルを、3タイトル紹介・解説します。
- エポック(平和)
今でこそほぼ全ての機種に搭載されている確変機能ですが、パチンコの歴史を紐説いていくと、1991年に平和から登場したエポックが確変を搭載した最初の機種であると分かりました。
エポックは通常の大当たり確率は約1/30ですが、確変突入確率100%の権利物で、2回、3回目の権利中は確変が働き、大当たり確率は10倍の1/3に上昇します。
- CR新世紀エヴァンゲリオン(ビスティ)
CR新世紀エヴァンゲリオン(初代)は、突然確変の存在を有名にしたきっかけになったタイトルです。
突然確変とは、状態を問わず、出玉の伴わない確変へ移行する大当たりです。
エヴァンゲリオンの場合、突然確変を引くと、専用の暴走モードへ移行します。
- CR北斗の拳3(サミー)
今でこそパチンコの北斗の拳シリーズは大人気ですが、シリーズ2作目まではあまり人気はありませんでした。
3作目はバトルスペックとして登場したことで、大人気を博し、これまでパチンコに興味がなかった層にもパチンコの確変が有名になりました。
パチンコ機種情報まとめパチンコ攻略情報
確変が目玉のパチンコタイトル5選
確変が目玉のパチンコのおすすめタイトル5選を紹介します。
- e Re:ゼロから始める異世界生活 season2
e Re:ゼロから始める異世界生活 season2は、3000発獲得可能な大当たりを搭載し、25%でボーナス消化中に上乗せが発生するとんでもないST確変を搭載しています。
全作から引き継がれた先バレや、ST中に発生すると3000発大当たり当選濃厚の落ちボタン演出が非常に好評です。
ただし、通常の大当たり確率が前作の1/319から1/349と引き下げられているため、強烈な出玉性能と引き換えに若干ですが大当たりしづらくなっています。
- eF機動戦士ガンダムユニコーン 再来‐白き一角獣と黒き獅子‐
eF機動戦士ガンダムユニコーン 再来‐白き一角獣と黒き獅子‐は、超高速消化の覚醒ハイパーが話題になった前作を見事に踏襲しブラッシュアップさせた後継機のパチンコ新台です。
最大の特徴は通常の2倍サイズのヘソを搭載している点で、調整が良い台だと1000円で30回転以上回り、パチンコのハマり台とは無縁の台です。
また、確変はラッキートリガーとして覚醒ハイパーを搭載しており、出玉面も文句なしの1台です。
ラッキートリガーに関しての詳しい説明は、当サイトの「ラッキートリガーとは？」の記事で詳しく解説しています。
- Pベルセルク無双 冥府魔道ver.
Pベルセルク無双 冥府魔道ver.は、小当りRUSHに特化した性能を持つ機種です。
本機の確変確率は約1/80とやや重い部類なのですが、小当りRUSH中はいかに大当たりを引かないかが重要であるため、確変確率は重たい方が好都合です。
小当りRUSH中は大当たりを引かない限り出玉が伸び続けるため、1回の大当たりごとの出玉が定まっていない点が本機の魅力です。
- Pスーパー海物語 IN 沖縄5
パチンコを知らない人でも名前くらいは知っている、パチンコの代名詞海物語シリーズ。
Pスーパー海物語 IN 沖縄5は定番の海物語スペックの安定感と安心感で、老若男女問わず人気があります。
確変継続率自体は高くないものの、通常転落時にも必ず出玉と時短がついてくる非常に遊びやすい王道スペックです。
- e北斗の拳10
e北斗の拳10は、サミーの人気パチンコシリーズ10作目です。
同シリーズはこれまでさまざまなスペックに変化してきました。
今作は転落タイプであるものの、過去作で最も人気があったバトルスペックに回帰し、往年のファンも納得の出来に仕上がっています。
また、通常のバトルモードだけでなく、ラッキートリガーを搭載し、過去作随一の出玉性能を持っています。
パチンコの確変サンプル3つの例
パチンコの確変サンプルを、3つ掲載・解説します。
- CR新世紀エヴァンゲリオンSF(ビスティ)
画像引用元：P-WORLD CR新世紀エヴァンゲリオンSF
“https://www.p-world.co.jp/machine/database/3585”
本記事でも紹介した、CR新世紀エヴァンゲリオンSFのスペック表です。
通常は大当たり確率が1/397.2ですが、確変に突入すると1/39.7と約10倍に上昇し、短時間で大当たり獲得が望めます。
確変突入率は67%ですが、表記のとおり、突然確変を含む数値であるため、大当たりの一部は出玉を得られず確変(暴走モード)へ突入します。
- 新世紀エヴァンゲリオン～未来への咆哮～(ビスティ)
画像引用元：P-WORLD 新世紀エヴァンゲリオン～未来への咆哮～
“https://www.p-world.co.jp/machine/database/9509”
続いて、ユーザーに大好評を博した「新世紀エヴァンゲリオン～未来への咆哮～」のスペック表です。
本機は大当たり確率が1/319.7のミドルタイプで、確変中は約1/99.4まで上昇します。
ただし、本機は通常の確変タイプではなく、ST確変タイプであるため、確変は163回転までの条件付きです。
また、本機はV-ST機であるため、通常時と確変時の確変突入率が異なります。
- P銀河鉄道999 Next Journey 1/100ver.(平和)
画像引用元：P-WORLD P銀河鉄道999 Next Journey 1/100ver.
“https://www.p-world.co.jp/machine/database/9826”
最後に紹介するのは、平和からリリースされた「P銀河鉄道999 Next Journey 1/100ver.」です。
画像を見てもらえば分かるように、確変は搭載されているものの、通常の大当たり確率と誤差レベルです。
しかし、一応ごくわずかではありますが、確率は変動しているため、確変扱いです。
この機種は確変によってほぼ大当たり確率は変化しませんが、100回転の時短にて連チャンさせるタイプです。
パチンコの時短STのメリットとデメリット
パチンコの時短ST搭載機種の、メリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
なお、今回紹介するメリットとデメリットは、すべての時短ST機種に当てはまるわけではない点をご理解願います。
パチンコの時短STのメリット
はじめに、パチンコの時短STのメリットを紹介します。
大当たりを引く限り確変が続く
時短STタイプは、確変中に大当たりを引くと基本的にもう1回確変に挑めます。
つまり、大当たりを引き続ける限り確変状態は終わりません。
ただし、一部の機種はST時短中の大当たりに通常確率当たりが含まれるものもあります。
瞬発力がある
時短STタイプのパチンコの確変は、回転数が限られているゲーム性を活かすために、スピーディーな構成になっているものが多いです。
また、通常の確変タイプの機種のように、大当たりを引けずに200、300回転とハマり続けることがないため、展開が速いメリットがあります。
出玉性能が高い
時短STタイプのパチンコは、確変が終わる=大当たりを引けずにSTを抜けることなので、最後は出玉を得られずに終了します。
そのためか、時短STタイプは通常の確変タイプより出玉性能が高い機種が目立ちます。
パチンコの時短STのデメリット
続いて、パチンコの時短STのデメリットを紹介します。
確変が終わる時に出玉が得られない
時短STタイプは確変が終わる時には出玉が得られません。
一方で、海物語シリーズであれば、確変終了時であっても、10R分の出玉と時短が得られます。
確変を楽しめる時間が短くなりがち
時短STタイプのパチンコは、確変の回転数が限られているため、連チャンせずに終わってしまうと通常の確変タイプに比べ短い時間しか楽しめません。
良し悪しがありますが、通常の確変タイプであれば、ある程度ハマれば演出が楽しめます。
昔は出玉面がマイルドだった
今でこそV-ST機が当たり前になっており、通常時と確変時の確変割合を変えて出玉性能を尖らせられていますが、昔は時短ST機といえば確変突入率が100%でした。
つまり、確変に突入しやすい分、確変中の出玉性能がマイルドで、一撃性を求める人には向いていない機種が多かったです。
今でこそこのデメリットはほぼありませんが、昔の時短ST機はどちらかといえばまったり楽しみたい人向けのスペックでした。
まとめ
本記事では、パチンコの確変や時短STについて、代表的な機種なども詳しく紹介・解説しました。
パチンコといえば、確変を掴んでこそ楽しさを味わえるので、非常に重要な要素であり、パチンコの攻略にも重要な要素です。
この記事を読んでいる方の多くは、現役パチンコユーザーよりも、パチンコに興味がある方の方が多いと思います。
ぜひ本記事で確変に対する理解を深めてパチンコデビューしてみましょう。
また、パチンコに興味があるけどいきなりホールへ行くのは気が引ける。。
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小山道也
カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家
オンカジ業界経験10年超。コンサルタントとして就業した後に、欧州でビジネス修士号を取得。そして、海外マーケテシング企業にて、オンラインカジノのメディア立ち上げに携わり、今に至る。 論理思考や分析思考をもとに、入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説するのが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。当メディアの運営以外では、オンカジサイト立ち上げ時の外部アドバイザーとしても活動している。
斉藤亜季
コンテンツ制作担当
オンカジ運営側でカスタマーサポート、キャンペーン企画、マーケティング、そしてトラブル対応など多岐に渡る役割を経験。その後、幅広い経験が認められ、カジマル.comのエディトリアルチームに参画。 過去には、ホスピタリティマネジメントの学士号を取得し、実務経験も積んでいるため、顧客管理に対する知識が深い。そのため、利用者目線での分析を得意とする。オンカジ業界はまだサービス面での改善が必要であると考え、率直な批評もいとわない。
