更新日:2024年11月20日
シフトベット法とは?
シフトベット法とは、ルーレットのルールで使われるホイールをそれぞれ9個ずつの数字、4つのセクションに分け、その決まったセクションにベットするルーレットの賭け方です。
ディ-ラーがスピンする場合、ボールの落ち方には多少の偏りが見られます。
その偏りを見極め、数字9個にストレートベットします。
ディーラーがいる以上、それぞれ癖がある可能性が高く、確率論が通用しない場合があります。
その対策としてシフトベット法が生まれました。
ストレートベットの配当は36倍なので、当たれば一気に利益を出せるルーレットの攻略法です。
シフトベット法が使えるカジノゲーム、ベット方法
ルーレットには、アメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットの2種類あります。
アメリカンルーレットは0と00があり、数字の合計は38個です。
ヨーロピアンルーレットは0が1つしかなく、数字の合計は37個です。
シフトベット法は主にアメリカンルーレットに最適とされていますが、ヨーロピアンルーレットでも、セクションの分け方を変えれば適用できます。
また、ネイバーベット法と呼ばれることもありますが、ルールは同じです。
なお、ブラックジャックのルールやバカラのルールには、シフトベット法は適用されないので、注意しましょう。
シフトベット法の基本的な使い方、やり方
シフトベット法では、ルーレットの数字を4つのセクションに分け、9つの数字にストレートベットします。
まず、ホイールの数字の分け方について説明します。
アメリカンルーレットの場合、0と00を含めて4分割しますが、0と00にベットはしません。
セクションA, B, C, Dと、以下のように分割します(※0と00は除いています)。
【アメリカンルーレットのセクション】
- セクションA 2, 9, 11, 14, 23, 26, 28, 30, 35
- セクションB 3, 5, 7, 15, 17, 20, 22, 32, 34
- セクションC 1, 10, 12, 13, 24, 25, 27, 29, 36
- セクションD 4, 6, 8, 16, 18, 19, 21, 31, 33
ヨーロピアンルーレットの場合は、0を含めた状態で分割します。
実際のベットでは、アメリカンルーレットと同様に、0にベットしません。
分割は以下の通りです(※0は除いています)。
【ヨーロピアンルーレットのセクション】
- セクションA 2, 4, 15, 17, 19, 21, 25, 32, 34
- セクションB 6, 8, 10, 11, 13, 23, 27, 30, 36
- セクションC 1, 5, 9, 14, 16, 20, 24, 31, 33
- セクションD 3, 7, 12, 18, 22, 26, 28, 29, 35
使い方は簡単で、初めに、それまでの結果から次のゲームでボールが落ちそうな位置を予想します。
自分でスピンするタイミングが選べる電子ルーレットと、ディーラーがいるランドカジノやライブカジノでは、やり方が異なります。
【電子ルーレットの場合】
最初のゲームでは、ルーレットの動きを見るために、ベットせず空回しします。
もしくは、赤・黒、ハイ・ロー、偶数・奇数など、ルーレットの倍率が2倍配当の位置にベットしても構いません。
電子ルーレットの場合はスピンするタイミングが選べるので、ホイール上の目印を決め、そこに0の数字が来た時にスピンします。
何度か同じ条件でスピンしてデータを取得し、ルーレットが落ちやすい位置を確認します。
分析が完了したら、シフトベット法に基づき、落ちやすいセクションの9つの数字にストレートベットします。
【ランドカジノ・ライブカジノの場合】
最初のゲームでは、ルーレットの動きを見るために、ベットせずにディーラーの傾向を分析します。
または、赤・黒、ハイ・ロー、偶数・奇数など、ルーレットの確率で勝率が50%の位置にベットしても構いませんし、既に出目表から結果が分析できれば、シフトベット法をスタートし、落ちやすい位置に賭けても構いません。
ランドカジノやライブカジノの場合は自分でスピンできないので、ディーラーが球を投げ込んだ位置を確認するようにしましょう。
何度かディーラーの動きを確認し、分析が完了したら対象セクションの数字にベットします。
ディーラーは一定時間が過ぎると交代するので、交代した場合はシフトベット法を中止し、最初の数回は傾向を分析しましょう。
シフトベット法は最強?それとも勝てない?
シフトベット法は、ミドルリスク・ミドルリターンで、短時間で稼げると言われています。
約4分の1の確率を狙って9か所に全て1ドルでベットし、当たった場合36ドル-9ドル=27ドルの利益です。
シフトベット法の勝率は理論上約23%~26%で、傾向を掴めれば有効な方法と言えます。
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シフトベット法の実践シミュレーション・早見表
実際に、ヨーロピアンルーレットでシミュレーションしてみました。
シフトベット法をスタートする前にルーレットの空回し、または赤・黒ベット、ハイ・ロー、偶数・奇数の配当2倍のゲームで様子を見て、傾向を掴みましょう。
シフトベット法を効果的に使うには傾向の見極めがポイントなので、必ず行いましょう。
1ドルで赤・黒にベットし、結果は赤12でした。セクションDです。
過去数回のスピンも含めてセクションDの数字が多く出ている傾向があるので、10回連続スピンを回し、全てセクションDにベットしたとします。
ゲーム数 | ベット額 | セクション | 勝敗 | 合計収支 |
0 | 1 | 赤 | 〇 | +1 |
1 | 9 | D | × | -8 |
2 | 9 | D | 〇 | +28 |
3 | 9 | D | × | +19 |
4 | 9 | D | 〇 | +55 |
5 | 9 | D | × | +46 |
6 | 9 | D | × | +37 |
7 | 9 | D | × | +28 |
8 | 9 | D | 〇 | +64 |
9 | 9 | D | × | +55 |
10 | 9 | D | × | +46 |
シフトベット法の実践:まずは空回し
シフトベット法をスタートする前にルーレットの空回し、または赤・黒ベット、ハイ・ロー、偶数・奇数の配当2倍のゲームで様子を見て、傾向を掴みましょう。
シフトベット法を効果的に使うには傾向の見極めがポイントなので、必ず行いましょう。
手始めに1ドルを赤にベットし、結果は赤12でした。
シフトベット法の実践:傾向を見極めベットを始める
今回は、過去数回のスピンも含めてセクションDの数字が多く出ている傾向があります。
その為、10回連続スピンを回し、全てセクションDの数字にストレートベットします。
なお、ライブカジノでは、過去数10ゲームの結果の履歴を見れるので、これを参考にするのもアリですね。
シフトベット法の実践:全て同じ場所にベットする
今回は、セクションDに結果が固まる傾向があったので、以降10ゲームは、セクションDにベットします。
すると、2ゲーム目で当たり、36倍の配当なので-8+36=28ドルの利益です。
次の3ゲーム目では予想が外れ、-9ドルで19ドル利益が残ります。
更に、4ゲーム目でまたまた予想が当たり、36倍の配当で一気に+55ドルです。
しかし、5~7ゲーム目は3連敗を喫し、27ドルマイナスで残った利益は28ドルです。
ただ、3連敗後の8ゲーム目でようやく当たり、+36ドルで64ドル。
その後の9、10ゲーム目は2連敗を喫してしまいい、-18ドルの損失が発生しました。
最終的には、10回中3回当たっただけですが、最終的に46ドルの利益を獲得できました。
3回に1回勝った計算で、9ドルスタートで46ドルになったので、勝ちやすいギャンブル必勝法だと分かります。
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シフトベット法のメリット
シュミレーションから、シフトベット法は勝てる攻略法だとわかりました。
ここでは、更にシフトベット法のメリットを4つ挙げます。
4分割した区域で攻めるコンセプトがわかりやすい
1つ目は、ルールが分かり易いことです。
他にもストラテジーはたくさんありますが、ベット額が変わったり、ベット額の上げ方が複雑なものもあります。
この方法はルーレットを4分割し、9か所にベットするだけなので、初心者にもとても分かりやすいです。
セクションの数字さえ間違えなければ、誰でも挑戦できる攻略法です。
勝てば3倍の勝利金がもらえる
2つ目は、勝てばベット額の3倍が獲得できることです。
9か所ベットした場合、当たればストレートアップの配当は36倍なので、合計ベット額の3倍のリターンが見込めます。
また、負けたとしても損失はそこまで大きくありません。
傾向を予想しながらベットできるので、やみくもにストレートベットするより勝率は高いです。
3回に1回の勝利で継続可能
3つ目は、継続しやすいストラテジーということです。
確率論上3回に1回勝つと収支がプラスになるので、あまり負担が大きくありません。
ハイリスク・ハイリターンだと損失額もどんどん増えていき、焦りなどメンタルへの影響も出てきます。
継続しやすさも、攻略法を実践する上で大事な要素です。
テーブルリミットがない
4つ目は、ベット上限額を気にしないで実践できることです。
テーブル毎に上限ベットは決まっています。
ストラテジーの中にはベット額を徐々に上げていく攻略法もあり、上限に達した場合、途中で断念せざるを得ません。
ベット額を上げるストテラジーの場合は、ゲームを始める前にあらかじめテーブルリミットをチェックしなくてはいけません。
しかし、このシフトベット法は常に一定の金額を設定できるので、テーブルリミットの心配はいりません。
シフトベット法のデメリット
シフトベット法のメリットを挙げましたが、やはりデメリットも存在します。
ここではデメリットを3つ紹介するので、プレイ前に理解しましょう。
盤面の4分割と数字とのマッピングが面倒
1つ目は、4つのセクションを覚えるのが手間なことです。
ルーレットのホイールの数字はランダムに配置されているため、単純に数字を1つずつ覚える必要があります。
手元にメモがあればそれを見ながら実践できますが、ベッティングタイムの短い間に間違いがないよう場所と数字をすべて確認しなければならないと、面倒に感じる人もいるでしょう。
また、アメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットでは数字が異なるの、両方で使いたいプレーヤーは2通りの暗記が必要です。
より手軽に実践できるアプローチがある
2つ目は、シフトベット法よりも手軽なストラテジーがあることです。
1つ前で述べたように、セクションごとのマッピングをすべて覚えるのは手間がかかります。
ルーレットの攻略法はたくさんあり、フラワーベット法、Wストリート5ベット法などがあります。
これらはセクションの場所を覚える必要がなく、コーナーベット、ストリートベットなど、基本的なルーレットの賭け方だけ覚えれば、誰でもすぐに実践可能です。
大金を獲得するには時間がかかる
3つ目は、大金を稼ぐまでに時間が必要なことです。
短時間で稼げるストラテジーと言いましたが、1ドルベットだとして勝てば27ドルを獲得できますが、さらに上を狙いたい方は、1回のベット額を上げるか、継続しなくてはいけません。
1回のベット額を上げると、負けた時の損失は大きくなります。
少額で継続しても、1回のリターンは少ないです。
ハイリターンを狙いたい人は、シフトベット法よりもリスクは高いですが、最適な方法があります。
また、結果の傾向を掴むにも時間がかかる場合があります。
特にライブカジノだとディーラーが複数人いて、それぞれ癖が異なります。
しかし、1人の人を長時間観察できませんし、効率が悪いです。
数回のスピンとそれまでの結果をもとに素早く傾向を理解するためには、何度か練習が必要です。
シフトベット法以外の攻略法、必勝法
シフトベット法以外にルーレットで使える攻略法は、フラワーベット法、Wストリート5ベット法、2カラム・2ダズン法などです。
まずフラワーベット法とは、好きな数字を決め、その数字とその周り8か所にチップを置く方法です。
ストレートアップ、スプリットベット、コーナーベットを一気にカバーします。
Wストリート5ベット法はストリートベット5か所にチップを置きます。
2カラム・2ダズンベットは名前の通り、カラム2か所、ダズン2か所ずつベットする方法です。
今紹介した方法以外にもカジマルではルーレットの攻略法を紹介しているので、チェックしてみましょう。
【他のベット戦略】
- マーチンゲール法
- ココモ法
- モンテカルロ法
- パーレー法
- グランパーレー法
- グッドマン法
- バーネット法
- 10ユニット法
- 10%法
- 2/3ベット法
- 666戦略
- キャンセレーション法
- グッドマン法
- バーネット法
- ベアビック法
- オスカーズグラインド法
- 31システム法
- 2in1法
- イーストコーストプログレッション法
- わらしべ長者法
- マンシュリアン法
- ハーフストップ法
シフトベット法を使ってオンラインカジノで遊ぼう!
シフトベット法はルーレットがあるカジノなら基本的にどこでも実践できますが、おすすめはオンラインカジノです。
メモ、スマホの持ち込みはランドカジノでは禁止されているので、ランドカジノではセクションごとの数字をすべて記憶しないと実践不可能です。
しかし、オンラインカジノなどのネットギャンブルなら、数字の配置を完璧に覚えなくてもスマホや紙を見ながらベットできます。
どうしても覚えられない人は、事前にチップの置き方を登録できるサイトもあるので、そういった機能に頼ってもいいでしょう。
また、傾向を掴むために空回しも何度もできるのも、オンラインカジノだけです。
空回しや出目表を分析し、傾向を掴みましょう。
慣れるまで練習するのにも、オンラインカジノが最適です。
シフトベット法はアメリカンルーレットに最適な攻略法なので、ヨーロピアンルーレットと間違えないよう気を付けましょう。
アメリカンルーレットがあるサイトは、ミスティーノ、ベラジョンカジノ、カジノシークレット、ボンズカジノなど多くのサイトで遊べます。
シフトベット法に関するよくある質問
最後に、シフトベットについての質問にお答えします。
シフトベット法の名前の由来、意味はなんですか?
シフトベット法の名前の由来は不明です。
シフトを直訳すると位置や方向を移す、または、同じ種類のものの中で交換するという意味です。
ベットするセクションの位置を丸ごと変えていくので、シフトベットと言われていると思われます。
シフトベット法は有効な攻略法ですか?
早見表をみて分かるように、3回に1回の計算で勝てば利益は十分とれます。
配当はベット額の36倍で、負けたとしても損失がそこまで大きくなりません。
ディーラーの癖を見抜き、傾向を読めるようになれば、この方法で稼げる可能性は高いです。シフトベット法をさらに成功させるためには、傾向を掴むことです。
ディーラーがいない場合は出目表も見ながら、空回しして予測精度を上げましょう。
ライブカジノ、ランドカジノでは、ディーラーがスピン回す時の手の癖や、ボールを離すタイミングは人それぞれ違います。
同じディーラーで、急にスピンの回し方が変わることはめったにありません。
ただし、ディーラーは一定の時間がたつと次のディーラーと交代するので、見極める時間もリミットがあります。
出目表を活用しながら、集中して短時間で掴めるよう何度も練習すれば、さらなる成功へとつながるでしょう。
シフトベット法の使用は禁止されている?
オンラインカジノでもランドカジノでも、シフトベット法は禁止されていません。
ただし、スマホやメモを見ながらの使用は、ランドカジノでのみ禁止されています。
そのため、ランドカジノで実践したい場合はセクションごとの数字、レイアウトを覚えてから行きましょう。
オンラインカジノでは、ミスを防ぐためにもメモを見ながら行っても構いません。
シフトベット法で負ける時にはどうしたらいい?
このストラテジーの勝率は約23~26%なので、必ずしも成功するとは限りません。
また、ディーラーごとの癖を見抜いても、その癖が長く続くとは限りません。
どうしても連敗している時は損切して、他のルーレットの攻略法の実践をおすすめします。
まとめ
シフトベット法は、基本的にアメリカンルーレットで使用されます。
ホイールを4セクションに分割し、それまでの傾向を見ながら、セクションごとに9つの数字にストレートベットしていきます。
当たれば36倍の配当で、負けても損失の少ない、ミドルリスク・ミドルリターンの攻略法です。
セクションごとの数字、配置を覚えるのは手間ですが、複雑な計算いらずで、誰でも気軽に実践できる方法なのでぜひカジマルおすすめのオンラインカジノでチャレンジしてみましょう。
入金不要ボーナスや入金ボーナスを活用すると、更にお得に攻略法が試せます。
シフトベット法以外にも、ハイリターンを狙ったパーレー法やココモ法もおすすめなので、自分に合った攻略法を見つけましょう。
小山道也
カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家
オンカジ業界経験10年超。コンサルタントとして就業した後に、欧州でビジネス修士号を取得。そして、海外マーケテシング企業にて、オンラインカジノのメディア立ち上げに携わり、今に至る。 論理思考や分析思考をもとに、入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説するのが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。当メディアの運営以外では、オンカジサイト立ち上げ時の外部アドバイザーとしても活動している。
斉藤亜季
コンテンツ制作担当
オンカジ運営側でカスタマーサポート、キャンペーン企画、マーケティング、そしてトラブル対応など多岐に渡る役割を経験。その後、幅広い経験が認められ、カジマル.comのエディトリアルチームに参画。 過去には、ホスピタリティマネジメントの学士号を取得し、実務経験も積んでいるため、顧客管理に対する知識が深い。そのため、利用者目線での分析を得意とする。オンカジ業界はまだサービス面での改善が必要であると考え、率直な批評もいとわない。