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ベトナムのカジノとは?
ベトナムのカジノとは、アジア地域でトップ5に数えられるほどに急速に発展している、今注目のギャンブルスポットです。
ベトナムには、首都ハノイをはじめ、国内最大都市のホーチミン、美しいビーチリゾートのダナンなど、様々な都市にカジノや統合型カジノやカジノ付きの総合型リゾートが立ち並んでいます。
インバウンド観光においてギャンブル産業が重要な役割を果たすこともあり、ベトナムのカジノは活気に満ち溢れています。
また、日本からは飛行時間が約5時間と比較的近い上に、日本人経営のカジノもあり、ギャンブルを楽しみたい日本人旅行者にとって、ベトナムは最高のロケーションです。
本記事では、ベトナム各都市のおすすめカジノホテルや日本語が通じる日系カジノ、予算に応じたギャンブルの楽しみ方について、詳しく解説していきます。
ベトナムのカジノとギャンブルの基本情報
ベトナムは、東南アジアの中で物価が比較的安く、IRと呼ばれる豪華なカジノ付きリゾートホテルでの宿泊とギャンブルを楽しめることで人気があります。
ただし、歴史あるマカオのカジノや政府公認のシンガポールのカジノとは異なり、ベトナムのギャンブルの慣習やルールには独自の特徴があります。
ここでは、ベトナムのカジノでのギャンブルを安全に楽しむための重要な基本情報を紹介します。
ベトナムのカジノでギャンブルは違法?合法?
ベトナムのカジノが合法化されたのは2017年3月で、それまでは国営の「国家建設くじ」という宝くじのみが唯一の合法ギャンブルでした。
2017年には、カジノ以外にもサッカーくじ、競馬、ドッグレースなどのギャンブルが合法化されましたが、カジノの利用は当初、21歳以上の外国人と国外在住のベトナム人に限られていました。
しかし、海外でのギャンブルによるベトナム人の支出増加と、約8億USDの税収損失、さらに国内の非合法勢力の拡大を受けて、2017年には一定額以上の所得を有する、国内在住ベトナム人のカジノ利用も合法化されました。
さらに、新型コロナウイルスの影響によるカジノの営業不振を受け、ベトナム政府は2019年にベトナム国民のカジノ入場を試験的に期間限定で許可しました。
当初、この措置は2022年までの予定でしたが、期限は2024年末まで延長されています。また、ベトナムカジノの収益確保を目的に、さらなる延長も検討されているようです。
とはいえ、現在のベトナムのカジノは主に外国人向けであり、英語が広く通じるため、ベトナム語が話せない旅行者でも比較的利用しやすい環境です。
さらに、日本人旅行客をターゲットにしたカジノや、日本人経営のカジノも増えており、日本語対応のカジノも見られ、違法性の心配なくギャンブルが楽しめます。
一方で外国人でも、カジノ入場時にはパスポートの提示が必須で、入場は21歳以上に限られています。ギャンブル行為を行わなくとも、カジノへの入場自体が違法のため、注意が必要です。
ベトナムのカジノにはディーラーはいない?
ベトナムのカジノが他国のカジノと大きく違う点は、ディーラーがいないという点です。ベトナムのギャンブルは、eゲームとして扱われるため、バカラやブラックジャックなどのテーブルゲームは、すべてコンピューターを通したシステムでプレイします。
ブラックジャックやバカラなどのトランプゲームでは、実際のトランプの代わりにタッチパネルで表示されるトランプを使用します。
また、ルーレットや大小のゲームでは、中央に自動で動くサイコロやボールを使う機械があり、周囲に配置された個人用モニターでベットするシステムを採用しています。
サイパンのカジノも同様ですが、ベトナムのカジノにはディーラーがいないため、カジノ独特の高揚感を求める人には物足りないかもしれませんが、焦らずにギャンブルに集中できるというメリットもあります。
こういったIT化を多分に取り入れたポイントは、ベトナムのギャンブルシーンの特徴です。日本で海外向けにゲーミング事業を営みカジノ関連株も有する、セガサミー社やコナミのゲーミング事業部門などにとって、成長の可能性を秘めた国と言えるのではないでしょうか。
ベトナムのカジノでスロットは違法?
ベトナムのカジノでは、スロットがギャンブルの人気ゲームとして合法的に外国人観光客に提供されていますが、エジプトのカジノと同様に、ベトナム国民にはカジノへのアクセスとスロットの利用が厳しく制限され、違法とされています。
ベトナムのカジノ業界は、経済と観光の発展に伴い、外国人向けにスロットマシンの導入を拡大し、人気を集めています。
しかし、ベトナム政府がギャンブル法の緩和に向けた動きを見せているものの、カジノでのスロットゲームの利用は依然として外国人専用で、ベトナム国民には違法とされる厳格な規制が続いています。
ベトナムの都市別カジノホテル、ギャンブルの楽しみ方
ベトナムの各主要都市、特にホーチミン、ハノイ、ダナンには、それぞれ独自の魅力を持つカジノホテルが集中しています。
これらのカジノホテルは、施設の特徴や雰囲気が都市別にガラッと異なり、ギャンブルの楽しみ方も旅行のプランに合わせて計画が可能です。
ポーカーの大会が開催されていることもあるので、腕に自信がある人は、それを狙ってあらかじめ日程を確認してからいくのも良いでしょう。
また、ベトナムのカジノホテル内にあるカジノでは、ドレスコードが比較的リラックスしており、カジュアルな服装でも入場OKです。
また、入場料が無料でアルコールなどのドリンクも無料で提供されるカジノホテルも多く、ラグジュアリーにVIP気分を味わえます。
以下では、ベトナムの都市別のおすすめカジノホテルと特色、ギャンブルの楽しみ方について具体的に解説します。
ホーチミン(サイゴン)のカジノホテルとギャンブル
ベトナム最大の都市ホーチミン(通称サイゴン)は、ベトナムで最もカジノ施設の多いエリアで、大小合わせて10軒ほどのカジノがホテルと併設されています。以下は、ホーチミンの中でも人気のおすすめカジノホテルです。
- キャラベルサイゴン
- ホテルマジェスティックサイゴン
- グランドホテルサイゴン
- イースティングランドホテルサイゴン
- ルネッサンスリバーサイドホテルサイゴン
- シェラトンサイゴンホテル&タワーズ
- ニューワールドサイゴンホテル
- レックスホテル
- ホテルエクアトリアルホーチミンシティ
- ザミラホテル
ホーチミンのカジノホテルは、豪華なプールやスイートなどの客室を備えた5つ星ホテルで、ラグジュアリーな雰囲気でギャンブルが楽しめるのが醍醐味です。
カジノ内の内装もシャンデリアなど煌びやかなインテリアで、ギャンブルに関しても豊富なゲーム数が魅力です。特に人気なのがスロットで、ギャンブル初心者から、上級者まで楽しめる様々なボラティリティを持つゲームがラインナップされています。
ベトナム最大の都市だけあり、ホーチミンのカジノ周辺にはショッピングなどが楽しめる商業施設がずらりと立ち並び、何日滞在しても観光客を飽きさせません。ホーチミンのカジノは、都市のオアシスとして、大人の社交場としての役割を果たし、ギャンブルを楽しむ多くの人々に愛されています。
ハノイのカジノホテルとギャンブル
ベトナムの首都ハノイは、その四季の変化とともにカジノ体験も新鮮さを保つ魅力的な都市です。以下に、ハノイで人気のカジノホテルを紹介します。
- メリアハノイ
- モーベンピックホテルハノイセンター
- ザハノイクラブホテル&レイクパレレジデンス
- ホテル・デル・オペラ ハノイ
- ハノイホテル
- JWマリオットホテル
- フォーチュナホテルハノイ
ハノイの中心部であるホアンキエム地区には、ホテル・デル・オペラ内のゲーミングクラブハノイ、ハノイホテル内のウィナーズクラブ、JWマリオットホテル内のマルハンが運営するチャーリーワンクラブなど、歴史あるカジノが軒を連ねています。これらのカジノは、いずれも古き良きヨーロッパ風の雰囲気を醸し出し、落ち着いた空間でギャンブルが楽しめます。
また、グランドプラザホテル内のベガスプラザは、豪華な雰囲気と最新の設備を備え、特に若者や観光客に人気を集めます。広々とした空間には、バカラ、ルーレット、スロットマシンなどが設置され、ベトナムの他のカジノではまだ導入されていない最新ゲームなど、最先端のギャンブルが楽しめます。
ダナンのカジノホテルとギャンブル
ベトナム第3の都市であるダナンは、長い美しいビーチが特徴のリゾート地です。ここでは、ダナンで人気のカジノホテルをいくつかご紹介します。
- フラマ・リゾート・ダナン
- ムオンタンラグジュアリーソンハンホテル
- クラウンプラザホテル
ビーチ沿いにあるフラマ・リゾート・ダナン内のクラブ99をはじめ、ムオンタンラグジュアリーソンハンホテル内のクラブワンオペラ、クラウンプラザホテル内のクラウンインターナショナルクラブカジノは、昼間はビーチでのんびり楽しんだ後、夜はカジノで大人の雰囲気を味わうことができます。
ダナンのカジノホテルでは、バカラ、ルーレット、スロットなどのテーブルゲームやビデオポーカーなどが豊富に揃います。ダナンのカジノホテルの魅力は、なんといってもその立地です。美しいビーチや歴史的建造物などの観光スポットと、非日常なギャンブル体験を組み合わせることで1日中ダナンを満喫できます。
日本人経営のベトナムカジノでのギャンブル
ベトナムでは、日本人経営のカジノが多く存在し、日本人旅行者にとって親しみやすいサービスと安心感を提供しています。これらのカジノは、日本人の好みに合わせた接客やサービスで、安全で楽しいギャンブルを提供しています。
以下は、ホーチミンやダナンで人気の日本人経営のベトナムカジノです。
- ギャラクシーサイゴンクラブ
- チャーリーワンクラブサイゴン
- クラブ99
- クラブワンオペラ
- クラブ88
- クラブ7ドラゴン
- ミリオンゴットゲーミング
ベトナムのカジノへ遊びに行く旅行者にとって、日本人経営カジノの大きなメリットは、日本人スタッフの常駐です。ゲームの遊び方やルールの説明はもちろん、トラブル発生時にも親切丁寧にサポートしてくれるので安心です。
また、ベトナムの日本人経営のカジノは、日本人利用者が多いため、異国で出会った同じギャンブルを愛する日本人同士が交流し、盛り上がる機会も多く見られます。これも、ベトナムの日本人経営カジノを訪れる際の大きな魅力の一つです。
重要な点として、これらの日本人経営のカジノは違法営業ではありません。ベトナム政府からの正式な営業許可を得て運営されている合法のカジノであるため、安心してギャンブルが楽しめます。
ギャンブル初心者にもおすすめな日系カジノ「クラブ99」
画像出典:クラブ99公式HP
“https://club99-danang.com/ja/about/”
フラマ・リゾート・ダナン内にある日系カジノ「クラブ99」は、ベトナムの日本人経営カジノの中でも草分け的な存在として知られています。2024年には、14周年を迎える老舗カジノで、ベトナムの日本人経営のカジノと言えばここ!というくらい、人気があります。
クラブ99は、日本人オーナーによるカジノ運営で、日本人スタッフの常駐、日本語のルールブックなどが用意されているので、英語が話せなくても安心です。
また、バカラ大会やジャックポット大会などのイベントも定期的に開催され、ギャンブル初心者から上級者、さらにはリピーターで賑わっています。気軽にギャンブルデビューしてみたいという方にはぴったりのベトナムカジノです。
ベトナムカジノは勝てる?ギャンブル予算は?
ベトナムのカジノで勝てる?と思う方へ、ギャンブルを楽しむに当たり、予算別の楽しみ方を紹介します。
ベトナムのカジノは全体的にミニマムベットが低く、バカラやブラックジャックなどのテーブルゲームは平均$10~20、スロットは$5から賭けられるため、限られた少ない予算でも、楽しくギャンブルができます。
ベトナム旅行が観光目的で少しギャンブル体験したい場合の予算なら、日本円で1万円ほどで十分に楽しめます。またギャンブルが目的で、本格的に楽しみたい場合は、勝てるように最低でも3~5万円以上を準備することをおすすめします。
カジノ初心者はまず、ルーレットの赤黒など的中率の高い賭け方で遊んだり、ミニマムベットでスロットで遊ぶなどの楽しみ方がおすすめです。上級者やハイローラーの方は、色々なゲームで思い切り勝負してみましょう!
また重要な点は、ベトナムのカジノで使える通貨は米ドルのみということです。ベトナムでの外貨両替は、日本円から米ドルにできないため、日本円→ベトナムドン→米ドルの順番で両替しなければいけません。
その時のレートに左右されますが、基本的には日本国内で米ドルに両替するよりも、ベトナムで2回手数料を支払って、ベトナムドンから米ドルへ両替した方が負担は抑えられます。
少しでもベトナムのカジノで使う予算を確保し効率よく稼ぐためにも、両替方法に注意しましょう。
なお、ポーカートーナメントなどに参加する場合は、「バイイン」と言われる参加料がチャージされるので、事前に確認しておくことをお勧めします。
ベトナムカジノのニューオープン情報
ベトナムのカジノ業界は、東南アジアで注目されており、新たな計画も明らかにされています。
2023年11月には、クアンニン省ヴァンドン地区でのカジノを含む統合リゾート建設計画が、ベトナム外務省から公表されました。
この「ヴァンドンプロジェクト」には、初期投資として約22億円が見込まれており、245ヘクタールの敷地を有し、東京ディズニーランドの約5倍の規模です。
ベトナム政府の発表によると、2032年秋の完成を目標に設定し、承認後は70年のカジノ運営が計画されています。
このプロジェクトが完了すれば、フーコック島にある「コロナリゾート&カジノ」に次ぐ、ベトナム国民が合法的にギャンブルを楽しめる国内で2番目のカジノになることが予想されています。
また、この新カジノプロジェクトは、ベトナム全域で多くのリゾート開発を手がけてきた、サングループが主導しています。
サングループが、ベトナム国内で多くの有名観光地の開発を手掛けてきた実績からも、新カジノリゾートの成功が、大きく期待されています。
ヴァンドンの新カジノが建設されると、ベトナム国民、海外旅行客にとって、人気スポットになることは間違いないでしょう。
ベトナム近隣国のカジノとギャンブル情報
ベトナムの近隣国では、フィリピンのカジノやマレーシアのカジノの成長が期待されていますが、他国のカジノとギャンブルの状況は、どのような違いがあるのでしょうか?
カンボジアのカジノはベトナムからのアクセスが良く、ギャンブルが合法な近隣国です。特にプノンペンのナガワールドや、タイとの国境近くのバッタンバン、シアヌークビル、バベットなど、国内各地で数多くのカジノが営業しています。しかし、世界遺産地域のシェムリアップではカジノは存在しないため、訪れる際は注意が必要です。
一方、タイは観光立国として世界的に有名ですが、2024年2月時点では、ギャンブルは政府公認の競馬などを除き違法で、グアムのカジノと同様に、カジノ施設の運営も法律で禁止されています。しかし最近ではカジノ合法化に向けた議論が進んでおり、新たなカジノ候補地として急浮上しています。
さらに、タイではカジノ合法化を進めるための委員会が設立されたことが、日本のカジノ法案に沿った動きを裏付けています。
タイのカジノ解禁の時期はまだ不確かですが、近い将来、ベトナムからアクセスしやすいギャンブル地として、タイが注目を集めるかもしれません。
まとめ
この記事では、ベトナムのカジノギャンブル、各都市のカジノ施設とその特徴、そして日本人経営のカジノについて詳しく紹介しました。
ベトナムの主要都市、ホーチミン、ダナン、ハノイには数多くのカジノが存在し、それぞれに異なる特色があります。
豪華なカジノ体験を求めるならホーチミンやハノイのホテルが、ビーチリゾートや歴史的建造物との組み合わせを楽しみたい場合にはダナンのカジノが最適です。
特にダナンには日本人経営のカジノが多く、ギャンブルデビューする初心者にも安心です。
ただし、他のアジアのカジノとは異なり、ベトナムのカジノにはディーラーがいません。ディーラー相手に、バカラやブラックジャックなどを楽しみたい人にとっては少々不満が残るかもしれませんが、ディーラーがいないからこそ、自分のペースでゆっくりと気軽にギャンブルを楽しめます。
アジア圏のカジノといえば、マカオや韓国のカジノだけと思っていた人には、一風変わった経験が味わえるので、一見の価値があるでしょう。
昼間はベトナム各地の壮大な観光スポットを満喫し、夜はカジノで大人の社交を楽しむ。そんな新しい楽しみ方でベトナムを満喫しましょう!
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