ポーカートーナメント|参加から賞金獲得までのガイド

ゲーミング事業総覧 » ポーカートーナメント|参加から賞金獲得までのガイド

更新日:2024-04-08

ポーカートーナメント|基本の戦い方からハンドレンジの分析まで

ポーカートーナメントとは?

ポーカートーナメントとは?

ポーカートーナメントとは、通常のキャッシュゲームとは異なり、バイインと呼ばれる参加費を支払い、賞金を獲得するために競う、勝ち残り戦形式のポーカーの大会の一種です。

近年、有名人や著名なポーカープレーヤーの活躍も相まって、ポーカーの人気が上昇しています。

そんな中、「ポーカートーナメントに参加したい!」と思われる方も多いのではないでしょうか。

当記事では、ポーカートーナメントの情報、基本的な振る舞い、そして参加から賞金獲得までをガイドします。

大阪IRと呼ばれる統合型リゾートや、カジノに関する話題がメディアでしばしば取り上げられており、ポーカーに対する興味も同様に増しています。

ポーカーへの理解を深めたい方はもちろん、この機会にポーカートーナメントへの参加を考えている方にとって、役立つ情報がたくさん含まれているので、ぜひ最後までお見逃しなく。

ポーカートーナメントの基本情報

ポーカートーナメントの基本情報

まず、ポーカートーナメントの基本情報から説明します。

別名マルチテーブルトーナメント(MTT)は、複数のテーブルで実施され、参加者はバイインと呼ばれる参加費を支払ってチップを受け取ります。

チップを使用してゲームが進行し、ブラインドレベルと呼ばれる最小ベット額は、トーナメントが進むにつれて増加します。

プレーヤーのチップがなくなるとトーナメントからの敗退し、最終的に最も多くのチップを持つプレーヤーが優勝者します。

優勝者には賞金や商品券の他、海外ポーカートーナメントへの参加権など、様々な賞品が与えられます。

ポーカートーナメントのプレイ人数

ポーカートーナメントのプレイ人数は、トーナメントの規模によって異なります。

50人程度の小規模のポーカートーナメントもあれば、数千人規模の非常に大きなポーカートーナメントも存在します。

大きな規模のポーカートーナメントでは、複数のテーブルが用意されており、一つのテーブルに8~9人のプレーヤーが座り、しのぎを削ります。

大きなポーカートーナメントでは、対戦相手は同じ相手ではなく、時間によってテーブルのシャッフルが行われ、違う相手と対戦します。

また、トーナメントによっては、時間によってプレーヤーをグループ分けするなど、効率よくトーナメントを進めるために工夫がされています。

ポーカートーナメントの期間と時間

ポーカートーナメントの期間と時間は、トーナメントに設定された「ブラインド」と「レベル」によって変わります。

ポーカートーナメントは、長さを意味する「レベル」が事前に決められており、レベルによりブラインドベットの金額が設定されています。

ポーカートーナメントのラウンドが進むたびに、ブラインドベットの金額は跳ね上げられ、ブラインドをチップで払えないプレーヤーは、どんどんトーナメントから敗退していきます。

ブラインドが跳ね上がるスピードが早いポーカートーナメントも存在しており、よりスリリングでスピーディーな試合を楽しめます。

このような大会は、「ターボ」や「ハイターボ」と呼ばれており、ポーカートーナメント上級者の方は、参加を検討してみるのもアリなのではないでしょうか。

ポーカートーナメントの形式

ポーカートーナメントのプレイスタイル

ポーカートーナメントは、複数のラウンドで構成され、各ラウンドで異なるプレーヤーと対戦するのが特徴です。

そのため、上位に入賞するには、ポーカースキルや戦略はもちろん、運の要素も重要です。加えて、ハンドレンジの理解もポーカートーナメントで成功するためには不可欠です。

これらの要素が複雑に絡み合うことで、ポーカートーナメントは非常にスリリングな体験へと変化します。通常のポーカーゲームとは異なるこの深みが、ポーカートーナメントの大きな魅力です。

ポーカートーナメントの用語集

ポーカートーナメントの用語集

ここでは、ポーカートーナメントでよく使われる、用語を紹介します。

ポーカーは、海外のゲームであるため、あまり聞きなれない単語がよく出てきます。

以下では、主によく使われる用語を解説するので、予習して、ポーカートーナメントに備えましょう。

フリーズアウト

フリーズアウトとは、ポーカートーナメントの1つの形式のことを指します。

フリーズアウトルールのトーナメントでは、プレーヤーが手持ちのチップがすべてなくなった場合に敗退します。

その際、1位のプレーヤーは全ての賞金を獲得できます。

リバイ

リバイとは、フリーズアウトトーナメントにおいて、プレーヤーの手持ちのチップが少なくなった際に、追加でチップを購入できる制度のことを指します。

リバイは、フリーズアウトトーナメントの初期の段階のみ適用され、リバイ制度の適用期間を過ぎると、トーナメントは通常のフリーズアウト形式に戻ります。

オールインシュートアウト

オールインシュートアウトとは、参加するプレーヤー全てが、チップを全賭け (=オールイン)する、トーナメントの形式を指します。

通常のポーカートーナメントでは、相手プレーヤーの分析の他に、チップの管理も重要な戦略の一つです。

しかし、オールインシュートアウトでは、全てのプレーヤーが強制的にチップを賭けなければならないため、運やカードの組み合わせによって勝負が決まります。

その為、非常にスリリングな展開に発展することが多いです。

ヘッズアップトーナメント

ヘッズアップトーナメントは、1対1で戦われるポーカートーナメントを指します。

通常、5~6人でポーカーの大会は進みますが、ヘッズアップは1対1の為、良いカードの組み合わせを待つ暇がありません。

ゆえに、プレーヤー個人の戦略の立て方が非常に重要になってきます。

ヘッズアップトーナメントは、それぞれのポーカープレーヤーの技量が一番図られるトーナメント形式と言っても過言ではないでしょう。

日本のポーカートーナメント開催地

日本のポーカートーナメント開催地

日本では、首都圏を中心に、各地でポーカートーナメントが開催されています。

ここでは、特に多くのポーカートーナメントが開催されている東京、大阪、福岡、横浜のポーカートーナメントを一挙に紹介します。

お住いの地域の近くでも、ポーカートーナメントが必ず見つかるはずです!

東京のポーカートーナメント

東京のポーカートーナメント

東京は、やはり日本一の大都市名だけあって、ポーカーバーやアミューズメントカジノが多数存在します。その為、連日様々なポーカートーナメントが開催されています。

以下が、東京で人気のポーカートーナメントです。

  • ポーカー甲子園
  • H3ALオーナー’s リーグ
  • 魂のランクマッチ

渋谷や新宿、秋葉原など、立地の良さも相まって、ポーカートーナメントが開催される際は、多くの人で賑わいます。

「ポーカーをやりたいけど、ルールが難しそうで分からない」という初心者から、百戦錬磨のベテランプレーヤーまで、様々な人が楽しめそうです。

大阪のポーカートーナメント

大阪のポーカートーナメント

大阪には、大阪地下鉄の大阪難波駅周辺や、JR梅田駅周辺にアミューズメントカジノ、ポーカールームが集まっています。

以下が大阪で開催されている、主なポーカートーナメントです。

  • POKER LIVE OSAKAのトーナメント
  • GGPL OSAKA Daily のトーナメント
  • KKLIVE OSAKAのトーナメント

大阪は国内外からの観光客が多く、京都にも近いため、観光を兼ねてポーカートーナメントに参加する人が多いようです。

横浜のポーカートーナメント

横浜のポーカートーナメント

横浜は、横浜駅や関内駅の近くにポーカールームが集中し、ほぼ毎日のようにポーカートーナメントが開催されます。

以下が横浜で開催されている、主なポーカートーナメントです。

  • PreFlop YOKOHAMAのトーナメント
  • 9highのトーナメント
  • LIVE Aceウォームアップトーナメント

初心者から上級者まで、必ず趣向に合う場所が見つかるはずです。

福岡のポーカートーナメント

福岡のポーカートーナメント

九州最大の都市である福岡も、ポーカーの熱が高い地域として知られています。

特に、福岡・博多最大の繁華街である中州に、いくつかのアミューズメントカジノやポーカールームが存在します。

以下が福岡で開催されている、主なポーカートーナメントです。

  • FUKUOKA SUPER LEAGUE
  • CRownCLownのDailyトーナメント
  • ONE CASINOのトーナメント

福岡のポーカールームは、電車の始発まで営業しているため、じっくりとポーカートーナメントに集中できます。

世界 (アジア) のポーカートーナメント

世界 (アジア) のポーカートーナメント

日本国内はもちろん、世界各地においても、ポーカートーナメントが多数開催されています。

ラスベガスやヨーロッパはもちろん、エジプトのカジノなど中東地域に至るまで、ポーカートーナメントは世界で人気です。

その中でも、特に日本からアクセスしやすく、参加しやすいアジアの国々で開催されるポーカートーナメントを紹介します。

韓国のポーカートーナメント

韓国のポーカートーナメント

韓国のギャンブルシーンでは、ポーカー人気も相まり、首都ソウルを中心にリアルマネーを賭けないポーカールームが増えています。

パラダイスシティやインスパイアカジノなどのIR施設内のカジノは基本的に外国人専用ですが、ポーカーラウンジやポーカーパブは、韓国人プレーヤーも多数参加しているため、海外でのポーカー遠征を楽しみたい場合はおすすめです。

韓国の主なポーカートーナメントは以下の通りです。

  • APL
  • KSOP

また、韓国のポーカートーナメントであっても、日本人専用のテーブルが用意されていることもあるので、英語や韓国語が出来なくても安心ですね。

トーナメントによっては、数十万円の賞金を獲得できるサイドイベントも存在するので、参加する場合は、事前にリサーチしましょう。なお、韓国のポーカートーナメントは、現金でのバイインではなく、チケットを必要枚数購入して参加するシステムが多いようです。

台湾のポーカートーナメント

台湾のポーカートーナメント

台湾のギャンブルシーンは、日本と同様、基本的には賭博が法律で禁止されています。

近年、ポーカートーナメントをeスポーツとして認めようという動きがあり、2022年には、台湾の最高裁判所の判決で、ポーカートーナメント開催は賭博罪に適用されないと判決が下りました。以降ポーカートーナメントが盛んに開催され、アジアのポーカープレーヤーが多数集まっています。

以下が台湾で開催されている主なポーカートーナメントです。

  • CPT Taipei
  • Dr. PokerのTime Limit Event

台湾の台北には多数のアミューズメントカジノがありますが、ポーカートーナメントはしばしば大きな会場を貸し切って開催されることが一般的です。

参加料は、3,400元~22,000元 (15,720円~10,171円)に手数料10%がかかるトーナメントが多く、他のアジアの国よりは少し割高な印象です。

地理的に見ると、日本から飛行機でマカオのカジノシンガポールのカジノに行く距離と同等であり、出発地によってはそれらの地域よりも近い場所にあるため、台湾は、日本人旅行者には人気のスポットです。

マニラのポーカートーナメント

マニラのポーカートーナメント

フィリピンの首都マニラでは、カジノを始めとした賭博が合法的に運用されている背景から、フィリピンのカジノ施設でリアルマネーを賭けたポーカートーナメントが開催されています。

東南アジアにおいても、ベトナムのカジノカンボジアのカジノでもポーカートーナメントが開催されますが、マニラのポーカートーナメントの規模は大きく、アジア各地からポーカープレーヤーが集います。

特に、カジノホテルのオカダマニラでは、オンラインポーカーを運営しているPoker Starsとコラボした、ポーカートーナメントが開催されているようです。

以下が、マニラで開催されている主なポーカートーナメントです。

  • Manilla Megastack
  • Manilla Superseries

マニラのポーカールームは、比較的空港から近く、ポーカー遠征をされる場合は、空港から直接向かってもいいかもしれません。

ポーカートーナメントの参加方法

ポーカートーナメントへの参加方法

ポーカートーナメントの参加方法は、大きく分けて2つ存在します。

一つが、サテライトから参加する方法、そしてもう一つがバイイン方式でエントリーする方法です。

ここでは、それぞれのポーカートーナメントの参加方法を紹介します。

サテライト

サテライトとは、比較的大きなポーカートーナメントで採用される、参加方法です。

サテライトと呼ばれる、小規模な予選会が、全国各地のポーカールームで開催され、勝ち抜いたプレーヤーが参加する権利を獲得します。

大きな大会になると、開催地までかかる移動費などがネックになってきます。

しかし、サテライトでまずは力試しが出来るため、サテライト方式を採用しているポーカートーナメントは、初心者の方でもおすすめです。

また、本戦に出場するプレーヤーを対象に、移動費や宿泊費を支給する大会もあります。

バイイン

バイイン方式を採用するポーカートーナメントは、エントリーフィーとチップ代さえ払えば、本戦から参戦出来ます。

ゆえに、ポーカーの実力がある程度あるプレーヤーや、プロプレーヤーはバイイン方式で参加する場合が多いです。

しかし、初心者の方は、リスクが大きいため、バイイン方式のポーカートーナメントに参加するのはあまりお勧めしません。

また、サテライトとバイイン、両方で参加できるハイブリッド型のポーカートーナメントも存在します。

ポーカートーナメントの費用

ポーカートーナメントの費用

ポーカートーナメントは勝利すれば、巨額の賞金を稼げますが、参加するには費用が発生します。

ここでは、ポーカートーナメントでかかる費用を紹介します。

ポーカートーナメントの参加費用

ポーカートーナメントでは、参加する前に全てのプレーヤーがチップを購入する必要があります。

ポーカートーナメントで最初に購入するチップのことを、バイインと呼びます。

チップの額は、トーナメントの規模によって変わりますが、大きな大会になると、数十万円のチップを購入します。

しかし、小規模の大会では、1万円を切ることもあるので、それぞれの力量にあった大会に出場しましょう。

ポーカートーナメントの手数料

ポーカートーナメントの手数料は、ポーカー用語でレーキやフィーと呼ばれます。

これは、バイインとは別に、会場代やドリンク代のことを指します。

手数料は、特に実際のお金を賭けない、日本のポーカートーナメントでかかる場合多く、5,000円程度を支払う必要があります。

また、海外のポーカートーナメントは、実際のお金を賭けるため、参加費がバイインのみの場合が多いです。

ポーカートーナメントで活躍する日本人

ポーカートーナメントで活躍する日本人

ここ最近数年の間で、世界的にポーカーの人気が高まり、競技人口が1億人に達するというデータがあります。

このブームの中で、世界のポーカートーナメントで活躍する日本人プレーヤーが増えています。

その中でも第一人者と呼ばれるのは、木原直哉氏です。

木原氏はアメリカのポーカートーナメントで日本人初の優勝者で、TV番組でも取り上げられるなど、ポーカープレーヤーの存在を広めました。

さらに、YouTuberとして活躍する世界のヨコサワ氏も、世界のポーカートーナメントで活躍する日本人として外せない存在でしょう。

ヨコサワ氏は、自身のトーナメント参加の様子をYouTubeで配信し、人気を博しています。

参加するポーカートーナメントの多くで、彼の後順位でのフィニッシュや優勝は、ポーカープレーヤーだけでなく多くの人に感動を与えています。

最近では、ヨコサワ氏監修によるポーカースキルブックも発売され、今日の日本のポーカー人気をさらに押し上げたといっても過言ではないでしょう。

参加者も注目、ポーカートーナメントに参加した有名人

参加者も注目、ポーカートーナメントに参加した有名人

ポーカートーナメントに参加しているのは、ポーカープロだけではありません。

実は、多くの芸能人もポーカートーナメントに参加しています。その中でも、代表的な存在は、俳優として活躍する本郷奏多氏ではないでしょうか。本郷氏は最近、アジアの中でも最大規模のポーカートーナメントで4位入賞を果たしました。

また、ミュージシャンのGACKT氏や、バンドメンバーのTAKUMI SAMEJIMA氏も、海外のポーカートーナメントに参加している様子がよく話題になりますね。

最近では、お笑い芸人のマテンロウ・アントニー氏もポーカートーナメントへの参加を発信し、芸能界の中でもポーカー好きが増えているようです。

ポーカートーナメントに参加すると、数々の有名人とポーカーで対戦!なんてこともありそうですね。

まとめ

今回は、ポーカートーナメントの参加方法からポーカーの試合で役立つ用語集や、振る舞いなど、その魅力をたっぷり解説しました。

ポーカートーナメントは、国内外問わず、様々なポーカートーナメントが開催されており、上手くいけば優勝賞金を稼ぐのも夢ではありません。

ただし、上位入賞しなければ賞金が与えられない場合も多く、勝敗が決まるまでに数日を要することもあるので、ある程度ポーカの経験を積んでからの参加がおすすめです。

日本国内でも各地で毎日さまざまなポーカートーナメントが開催されているので、この機会にポーカートーナメントに参加してみましょう!