パチンコの特殊景品とは
パチンコの特殊景品とは、パチンコ用語でパチンコ店で玉やメダルと交換できる物品の一つです。
飲食品などの一般的な景品とは異なり、特殊景品は実質的に換金するための中間媒体として機能します。
多くの場合、金や銀など価値が高い金属をプラスチックに内包したカード型で提供されるケースが多いです。
昔は文鎮やライター、万年筆のペン先、ボールペンなど、さまざまな物品が特殊景品に採用されていました。
画像出典：LIFEISGOOD
“https://liginc.co.jp/278504”
特殊景品の特徴として、どのような物品が採用されていようとも、実質換金目的で提供されているため、市場価値が高く、安定している点です。
しかし、昨今では金や銀相場の高騰により、特殊景品事情に変化が現れています。
パチンコの三店方式の解説
三店方式は、パチンコ業界で広く採用されている独特のシステムです。この方式は以下の3つの要素(店舗)から構成されています。
画像出典：Wikipedia
“https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%BA%97%E6%96%B9%E5%BC%8F”
| パチンコホール | 遊技を提供し、特殊景品を交換する場所 |
| 景品問屋 | 特殊景品を供給する業者 |
| 景品交換所 | 特殊景品を買い取り、現金に換金する場所 |
これらの3つの「店」が独立して運営されることで、パチンコがギャンブルではなく娯楽として位置づけられる法的根拠になっています。
しかし、一部からは詭弁である、グレーゾーンだと問題視されつつも、長い年月有耶無耶になっています。
一方で、この仕組みができる以前は、反社会勢力などによる第三者のパチンコ景品の買い取りが横行し、長年問題になっていた社会的な背景があります。
こうした背景から、三店方式が簡単には廃止できないのは間違いありません。
【闇】ホール担当がパチンコの換金所を言えない理由
パチンコ店の従業員が換金所の位置を教えない理由には、法的な背景があります。
三店方式による法的分離
パチンコ店と景品交換所(換金所)は別会社であり、法的に無関係とされています。
実際に、パチンコ店が景品交換所を運営していることはなく、直接的に場所を教えないのはある程度は納得できます。
また、パチンコ店の運営会社が景品交換所を運営していると仮定すると、3店方式の図式が崩れるため、違法行為と見なされます。
賭博罪回避
直接換金の案内は、賭博を促進していると見なされる可能性があります。
したがって、パチンコユーザーが「換金所はどこですか？」とパチンコ店側に訊ねても、「知りません」と換金の事実を否定されます。
警察の指導
法的問題を避けるため、警察からの指導により換金所の案内を控えています。
これは前述の賭博罪の回避目的でもあります。
ただし、直接的に景品交換所の位置を尋ねるのではなく、遠回しに「他のお客さんはどちらに向かいますか？」と暗喩的な表現であれば、指差しなどで景品交換所の位置を示してもらえる場合があります。
徹底解剖！パチンコ業界の闇
パチンコの景品交換所の役割と特徴
景品交換所は、パチンコ店で獲得した特殊景品を現金に換える重要な役割を果たしています。
しかし、その存在は法的にグレーな領域にあり、以下の特徴があります。
- パチンコ店とは別法人で運営されている
- 営業場所は別住所が義務付けられている
- 近年では機械化や自動化が進んでいる
上記について、それぞれ詳しく解説します。
パチンコ店とは別法人で運営されている
パチンコの景品交換所は、パチンコホールとは一切関係のない別法人が運営・営業しています。
パチンコホール側が景品交換所を運営していると、自社で換金していると見なされ、ギャンブルとして成立してしまう可能性があるためです。
パチンコ店は、あくまで特殊景品を発行しているだけという体裁を取っています。
営業場所は別住所が義務付けられている
パチンコの景品交換所は、パチンコ店とごく近い場所、もしくはほぼ同じ敷地内に存在しますが、住所としては別住所が義務付けられています。
近年では機械化や自動化が進んでいる
画像出典：グリーンべると
“https://web-greenbelt.jp/post-67524/”
パチンコの景品所の多くは、休憩時間以外の時間、従業員が常駐し、特殊景品の買い取り業務に従事しています。
しかし、近年パチンコの優良店などでは特殊景品を特定の装置にセットし、自動的に買い取るシステムを採用している景品交換所が増えています。
機械による自動処理であり、人間による交換業務よりもスムーズかつミスがなく、人件費の削減につながるため、次第に自動化に切り替わっていくと推測します。
パチンコの特殊景品一覧
一般的にパチンコホールで提供される特殊景品を紹介します。
画像出典：とりもと行政法務事務所
“https://torioffice.com/blog/free-gift-purchase-place-3/”
- 大景品
- 中景品
- 小景品
- ボールペン
- 万年筆
- 文鎮
- 栞
- 香水入れ
- ペンダントトップ
パチンコの特殊景品は古今東西さまざまな物品が用いられており、共通している点は、一定以上の金銭的価値を持つ点です。
また、特殊景品は換金目的に用いられるため、ある程度価値が安定している点も共通しています。
近年では、多くのパチンコホールがプラスチック板に金や銀などのインゴットが封入されている大景品、中景品、小景品を特殊景品として提供しています。
なお、地域によってそれぞれの特殊景品が持つ価値が異なり、景品交換所によっては手数料を引かれる場合もあります。
パチンコの大景品
前述したとおり、パチンコの特殊景品には、一般的に小・中・大と3サイズ存在します。
画像出典：とりもと行政法務事務所
“https://torioffice.com/blog/free-gift-purchase-place-3/”
特に重要なのは最も価値が高い大景品で、多くの場合、大景品1枚につき5000円前後の価値があります。
なお、これまで金の価格が比較的安定しており、大景品も役割を果たせていましたが、近年の金価格高騰により特殊景品の価値も上昇しました。
このことから、金よりやや価値の低い銀を採用した特殊景品が代替品として登場しています。
パチンコの景品交換所とのコミュニケーション例
景品交換所でのコミュニケーションは、通常極めて簡素化されています。
以下は、一般的な有人の景品交換所での流れです。
- 客：特殊景品を提示
- 交換所スタッフ：景品を確認し、金額を計算
- 交換所スタッフ：現金を客に渡す
- 客：確認後、退店
景品交換所は古物商として扱われているものの、一般的な店舗と違い、直接入店する必要はありません。
画像出典：くうねるパチる.com
“https://kunerupachiru.com/?p=15666”
多くの場合は、指定の場所に特殊景品を置くと、景品交換所のスタッフが引き取り、金額を計算の上、現金を渡してくれます。
景品交換所の造りにもよりますが、パチンコユーザー側からも景品交換所のスタッフの容姿が見えにくくなっており、明確に確認できるのは、手から腕にかけて程度です。
なお、パチンコ景品交換所付近には、防犯上の観点から、いくつかの防犯カメラが設置されています。
パチンコの文鎮って？
結論からいうと、パチンコの文鎮とは特殊景品を指します。
文鎮そのものが特殊景品として扱われていた過去があります。
当時の名残から、現在主流になっているプラスチック板の特殊景品を文鎮と呼ぶパチンコユーザーも少なからず存在します。
不安なく換金できる新しい選択肢
日本においてパチンコの景品交換所での換金行為は、3店方式を用いているので合法ではありながら、どうしてもグレーゾーンに映ります。
しかし、パチンコと似たような遊技性を持つオンラインカジノなら、グレーゾーンか心配する必要なく合法的に換金できます。
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パチンコ攻略情報
まとめ
本記事では、パチンコの初心者に向けて、パチンコの特殊景品や景品交換所について詳しく解説しました。
パチンコは日本を代表する独自の遊技のひとつですが、建前はどうあれ間違いなくギャンブルです。
しかし、日本は賭博を禁止しているため、パチンコ業界はグレーゾーンである3店方式を取り、日本でできるギャンブルとして、法の隙間を付いて換金を実現しています。
パチンコ店における実質的な換金行為は、グレーゾーンであるものの、法に抵触しているわけではないため、パチンコユーザーは安心してパチンコを楽しみましょう。
どうしてもパチンコの換金行為に対して疑問や抵抗がある方は、不安なく換金できるオンラインカジノに挑戦してみてはいかがでしょうか？
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小山道也
カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家
オンカジ業界経験10年超。コンサルタントとして就業した後に、欧州でビジネス修士号を取得。そして、海外マーケテシング企業にて、オンラインカジノのメディア立ち上げに携わり、今に至る。 論理思考や分析思考をもとに、入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説するのが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。当メディアの運営以外では、オンカジサイト立ち上げ時の外部アドバイザーとしても活動している。
斉藤亜季
コンテンツ制作担当
オンカジ運営側でカスタマーサポート、キャンペーン企画、マーケティング、そしてトラブル対応など多岐に渡る役割を経験。その後、幅広い経験が認められ、カジマル.comのエディトリアルチームに参画。 過去には、ホスピタリティマネジメントの学士号を取得し、実務経験も積んでいるため、顧客管理に対する知識が深い。そのため、利用者目線での分析を得意とする。オンカジ業界はまだサービス面での改善が必要であると考え、率直な批評もいとわない。
