パチンコのゴト師とは
パチンコのゴト師とは、パチンコ店が意図しない不正な方法で大量の出玉を獲得しようとする人々です。
彼らは様々な手法を用いてパチンコ台を不正に操作したり、玉やパチンコのハンドルに細工を施したりして、利益を得ようとします。
当然ながら、これらの行為は違法であり、刑法上の窃盗罪や建造物侵入罪に該当する可能性があります。
ゴト行為に該当するもの
ゴト行為に該当するものは主に以下の6点です。
- 持ち込みゴト
- 電磁波・電波ゴト
- セルゴト
- 基板ショートゴト
- 釘曲げゴト
- 通常時右打ち直撃ゴト
それぞれが、どのようなゴト行為を指すのか解説します。
持ち込みゴト
持ち込みゴトは、パチンコ店が貸し出す正規のパチンコ玉以外の玉を店に持ち込み、使用する手法です。
この手口は昭和30年代から存在し、ジェットカウンターに流して換金を狙うものや、異なるサイズの玉を使用してパチンコの確率を錯覚させ、大当たりを引きやすくするものなどがあります。
持ち込みゴトは、ゴト行為としては比較的難易度が低いです。
それゆえ一般ユーザーでも容易に行えてしまいますが、パチンコで勝つ方法ではなく、完全な違反行為なので絶対にやめましょう。
電磁波・電波ゴト
電磁波・電波ゴトとは、特定の電波をパチンコ台に当てて保留が勝手に貯まったり、パチンコの期待値やパチンコの継続率を撹乱して、大当たりを誘発させるゴトです。
パチンコの種類によって有効な電波が異なるため、一部の機種のみ狙い撃ちにされた過去があります。
ただし、現在のパチンコ新台のほとんどは磁石等の磁気センサーがついているため、電磁波、電波ゴトは減少傾向です。
セルゴト
セルゴトとは、セルと呼ばれるプラスチックの薄い板のような形状の器具を下皿からパチンコ台の内部へ潜らせて、アタッカーを強制的に開きっぱなしにするなど、容易に入賞が可能な状態にするゴトです。
セルゴト行為のひとつとして、後述の通常時右打ち直撃ゴトがあります。
基板ショートゴト
基板ショートゴトは、パチンコ台に対して電流を流すなどしてショートさせ、誤動作を狙うゴトです。
例えば、パチンコの出玉制御が効かず、いきなり大当たりを誘発する効果が見込めます。
釘曲げゴト
釘曲げゴトは、何らかのエラー対応のためにパチンコ店の従業員が扉を開いた際に、隙をついて釘を曲げるゴトです。
釘曲げゴトを行う場合は、釘そのものを曲げる必要はなく、パチンコ玉が入賞しやすい向きに傾けて広げるだけで良いため、パチンコの釘調整に使用するハンマーなどの特殊な器具を用意しなくても行えます。
通常時右打ち直撃ゴト
通常時右打ち直撃ゴトは、セルゴト行為の派生系で、一部の1種2種混合機に対して有効なゴト行為です。
通常時でも、電チューにパチンコ玉が入賞した場合、低くても1/3程度で大当たり抽選を行う機種があるため、セルで電チューを開きっぱなしにして通常時に直撃大当たりを狙う方法です。
ただし、現在は通常時右打ち直撃ゴト対策を行っている機種が多いです。
確変とは、パチンコの大当たりが頻繁に発生する状態を指しますが、確変状態以外の入賞時は、絶対に確変に移行しないなどの特殊な挙動を示します。
ゴト行為を犯すとどうなるか
ゴト行為は刑法上の犯罪に該当し、厳しい罰則が設けられています。
具体的には以下の罪に問われる可能性があります。
罪状 | 内容 |
窃盗罪(刑法235条) | ゴト行為による玉やメダルの不正取得は、窃盗罪に該当します。 |
建造物侵入罪(刑法130条) | 不正行為を目的としてパチンコ店に入店すると、店舗管理者の意思に反する立ち入りとして建造物侵入罪に該当する可能性があります。 |
上記の罪に問われた場合、罰金刑や懲役刑などの刑事罰を受ける可能性があります。
例え刑罰に問われないとしても、ゴト行為は絶対に行わないようにしましょう。
パチンコのゴト師に誘われたらすべき事
大前提として、いくらお金に困っていたとしても、ゴト師の誘いに乗ってはいけません。
万が一、ゴト師から誘いを受けた場合は、以下の行動を取り、協力はできないと断りを入れましょう。
社会の行動規範に沿い生活したい旨を伝える
パチンコのゴト師に誘われた場合、まず自分の価値観や倫理観を明確に伝えることが重要です。
社会の規範に従って生活したいという意思を強く示し、違法行為には加担できない旨を明確に伝えましょう。
今後の生活プランをなるべく細かく説明する
自分の将来の計画や目標を具体的に説明し、ゴト行為に関与する必要がないと示します。
合法的な方法で生計を立てる意思を示せば、相手も諦めてくれる可能性があります。
気を害されないように感謝の念を伝えた上で去る
誘いを断る際は、相手の気持ちを考慮しつつ、丁寧な対応が大切です。
確かにゴト行為は犯罪ですが、頭ごなしに否定せずに、神経を逆なでしないように対応しましょう。
気付かずにパチンコのゴト行為をしていたら?
パチンコのゴト行為は基本的に作為的に行うものがほとんどですが、中には無意識のうちに行ってしまうものもあります。
例えば、パチンコ玉の持ち込みが犯罪行為と見なされる可能性を知らずに持ち込んでしまったなどです。
パチンコホールによりますが、多くのパチンコ優良店では、初犯かつ悪意がなければお咎めなし、もしくは出入り禁止で済む場合がほとんどです。
もし無意識のうちにゴト行為を行ってしまい、パチンコホール側の人間に発覚してしまった場合は、下手な言い訳はせずに素直に非を認めましょう。
まとめ
本記事では、パチンコのゴト行為について、その種類や誘われた場合の断り方、万が一ゴト行為をしてしまった場合の対処法を解説しました。
ゴト行為は全盛期ほど見かけなくなりましたが、ゴト師はあの手この手で不正行為を行ってきます。
普通にパチンコで遊んでいる分には、ゴト行為とは縁がない人がほとんどですが、万が一、ゴト行為のグループに誘われた場合は、毅然とした態度で断り、関わらないようにしましょう。
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小山道也
カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家
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斉藤亜季
コンテンツ制作担当
オンカジ運営側でカスタマーサポート、キャンペーン企画、マーケティング、そしてトラブル対応など多岐に渡る役割を経験。その後、幅広い経験が認められ、カジマル.comのエディトリアルチームに参画。 過去には、ホスピタリティマネジメントの学士号を取得し、実務経験も積んでいるため、顧客管理に対する知識が深い。そのため、利用者目線での分析を得意とする。オンカジ業界はまだサービス面での改善が必要であると考え、率直な批評もいとわない。