更新日:2024年11月19日
パーレー法とは?
パーレー法とは、オンラインカジノやスポーツベットで使える攻略法の1つです。
マーチンゲール法の逆バージョン、逆マーチゲールとも言われています。
マーチンゲール法は負けるたびにベット額を2倍にし、勝つまで続けるのに対して、パーレー法は連勝している間ベット額を2倍にし、負けるまでそれを続ける方法です。
勝ったらベット額を2倍にするだけの、とてもシンプルなルールです。
攻めを意識しており、ハイリスク・ハイリターンを狙いたい方におすすめです。
なお、パーレー法の一種で、特定のステップで賭け金を増やすシステムを使用するグランパーレー法も存在します。
パーレー法と相性の良いカジノゲームやベット方法
パーレー法が適用される条件は、以下の3つです。
- 配当が2倍のゲーム
- 勝率50%
- 独立事象のゲーム
基本的に配当、勝率の2つの条件がそろえばどんなゲームでも使用可能なため、以下のカジノゲームと相性が良いと言えます。
独立事象とは1回1回独立したゲームで、他のゲーム結果に影響されず、常に一定の確率であることです。
例えば、ルーレットの確率は、ホイールの数字の数が常に一定で、前回出た数字が次から出ないことはないので、常に一定です。
毎回リセットされた状態でゲームが行われるようなイメージです。
反対に、バカラやブラックジャックはシューからカードを引いていくので、残りのカードは限られ常に一定ではありません。
同じカードはシューが変わるまでは出ません。
そのため出たカードによって結果が変わるので、独立したゲームとは言えません。
独立事象のゲームであることは必須条件ではありませんが、パーレー法の確実性を求める人はぜひ参考にしてみましょう。
パーレー法が適用される独立事象のゲームは、ルーレットのみです。
パーレー法が使えるバカラのベット方法
バカラでパーレー法を実践するときは、プレーヤーもしくはバンカーにベットしましょう。
タイベットは除きます。
ただし、バカラの場合、注意点があります。
それはバカラの確率が異なり、勝利する確率はプレーヤー44.62%、バンカーが45.86%とバンカーの方が若干有利なため、バンカーの配当は1,95倍だということです。
実際にバンカーに1ドルスタートでパーレー法を使ったとすると、1回目で0.95ドル、2回目1.9ドル、3回目3.8ドル、4回目7.6ドル、5回目15.2ドルです。
やはり同じ条件で配当2倍と比較すると、5回目で0.8ドルの差が生まれます。
小さい違いかもしれませんが、ベット額が増えればその分差額も大きくなるので、それでも気にしないという方はバンカーにベットしてもいいかもしれません。
また、1回でも負けると、ベット額以上の損失が出るので要注意です。
そして、利益の計算方法も異なるので、基本的にはプレーヤーへのベットをおすすめします。
プレーヤーの連勝確率は以下の通りです。
【バカラの連勝確率】
1勝 44.62% | 2勝 19.91% | 3勝 8.88% | 4勝 3.96% | 5勝 1.76% |
6勝 0.79% | 7勝 0.43% | 8勝 0.35% | 9勝 0.15% | 10勝 0.07% |
表を見ると4連勝で5%以下を切り、6連勝以上はさらに1%以下です。
実際に今までゲームを見てきた中で、頻繁には起こらないものの7連勝は何度も見ており、珍しくはありません。
232回に1回の確率で発生するので、数字だけ見るとあまり期待できませんが、数時間ゲームをしていれば少なからず見る機会はあるでしょう。
パーレー法が使えるルーレットのベット方法
ルーレットでは、偶数・奇数、ハイ・ロー、赤・黒へのルーレットの賭け方で使えます。
これらは全て配当2倍、勝率も50%です。
さらに、独立事象なので多くの人がルーレットでパーレー法を実践しています。
ルーレットの連勝確率は以下の通りです。
【ルーレットの連勝確率】
1勝 50% | 2勝 25% | 3勝 12.5% | 4勝 6.25% | 5勝 3.125% |
6勝 1.562% | 7勝 0.781% | 8勝 0.390% | 9勝 0.195% | 10勝 0.097% |
4連勝以上する確率は1ケタ台ですが、1ドルでスタートしても3連勝すれば7ドルの利益です。
確率論上は低いですが、20回以上連続でプレーすれば、4連勝以上が発生することも少なくありません。
勝ち負けを繰り返す場合、最低3連勝以上を数回繰り返さないと負けた場合に利益はマイナスで終わります。
現実的に3~5連勝すると仮定して、目標設定額を決めるといいでしょう。
パーレー法が使えるブラックジャックのベット方法
ブラックジャックはプレーヤー対ディーラーの勝負なので勝率は基本的に50%です。
ダブルダウンやスプリットをするとベット額が変わってしまうので、ブラックジャックのベーシックストラテジーに従って、ヒットまたはスタンドを選びましょう。
基本的にはダブルダウンとスプリットはせず、パーレー法のルールに従います。
ただし、プレーヤーハンドが9~11や、エースのペアで、かつディーラーのアップカードがプレーヤーにとって有利な場合は、パーレー法を中止しても構いません。
勝ちが見込める場合は臨機応変に対応しましょう。
パーレー法の基本的な使い方、やり方
実際にどのようにパーレー法を使うのか、例を挙げながら説明します。
最初の賭け金を決める
最初にベット額を決めます。
連勝するとベット額は上がっていくので、負けた場合の損失額と軍資金をある程度計算しながら決めましょう。
目標金額を決めたうえで、いくらでスタートし、何連勝すれば達成できるのか考えます。
最初から高く設定してしまうと、損失額も大きいので注意しましょう。
1度目の賭けをする
ベット額を決めたらゲームを始めます。
先ほど紹介した、パーレー法が使えるゲームの中から好きなものにベットします。
仮に、1ドルベットするとします。
勝ったら2倍ベット、負けたら賭け額リセット
ゲームに勝った場合、次のゲームのベット額を2倍にします。
1ドルベットし、勝ったら次のゲームでは2ドルです。
2連勝したら3回目は4ドル、3連勝したら、4回目は8ドルと、増えていきます。
一方、負けた場合、連勝数に関係なくベット額はすべてリセットされ、最初の1ドルに戻ります。
目標金額を達成したら利確
最初に設定した目標金額に到達したら、そこでパーレー法をストップし、利確します。
万が一、ゲームの流れがよく好調で連勝中だとしても、目標金額を達成したらやめましょう。
ここで欲張ってダラダラ続け、万が一次に負けた場合せっかく獲得した利益を失いかねません。
確実に利益を得るためにも利益の管理は必須で、やめるべきタイミングで終了できるかがキーです。
パーレー法を使って実際にルーレットに賭けてみた
実際にパーレー法を使って、ルーレットをプレイしてみました!
今回は、全部で5回プレイし、最初のベットは1ドルに設定しています。
また、ルーレットの2倍配当である赤・黒にベットしています。
パーレー法実践:1ゲーム目
まずは、1ドルを、赤にベット。
しかし、ボールは黒の15に落ちたため、パーレー法実践の初戦は、負けてしまいました。
パーレー法実践:2ゲーム目
2ゲーム目は、同じく1ドルを黒にベット。
今回は、見事黒の17にボールが落ち、勝利を収めました。
パーレー法実践:3ゲーム目
パーレー法実践3ゲーム目は、前回のベット額の2倍である、2ドルを赤にベット。
見事、ボールは赤の16に落ち、勝利。
2連勝を収めました。
パーレー法実践:4ゲーム目
パーレー法実践4ゲーム目は、前回のベット額の2倍である4ドルを同じく赤にベット。
またまた、ボールは赤の23に落ち、勝利を収め、3連勝を決めました!
パーレー法実践:5ゲーム目
4連勝を狙う5ゲーム目は、8ドルを黒にベット。
しかし、ボールは、赤の27に落ち、惜しくも4連勝とはなりませんでした。
パーレー法実践:結果
今回、パーレー法を実践しながらルーレットをプレイしましたが、結果は3勝2敗になりました。
以下が、トータルの収益をまとめた表です。
ゲーム数 | ベット額 | 勝敗 | 当該ゲームの配当 | 合計収益 |
---|---|---|---|---|
1 | $1 | 負 | -$1 | $0 |
2 | $1 | 勝 | $2 | $1 |
3 | $2 | 勝 | $4 | $3 |
4 | $4 | 勝 | $8 | $7 |
5 | $8 | 負 | -$8 | -$1 |
上の表を見ると、パーレー法は勝利すればするほど、利益が増えていくことが伺えますね。
その反面、一回の負けで利益を全て失うほど、損失が出るのがメリットだと言えます。
パーレー法を私用する場合は、利確ラインをしっかり決めるのがキーと言えます。
パーレー法のメリット
パーレー法を使うメリットを3つ紹介します。
賭け方がシンプルで初心者にも分かりやすい
1つ目はシンプルなルールです。
パーレー法は連勝時にベット額を2倍にするだけなので、複雑な計算もなく、頭の中で完結します。
攻略法の中には、メモが必要な場合もあるので、そのような攻略法だとランドカジノでは実践できませんし、慣れるまで時間が必要です。
しかし、パーレー法なら、どこのカジノでも使え、初心者でも気軽に実践できることがメリットです。
また、パーレー法に慣れたら、少し複雑になりますが、最強と言われるパーレー法の改良法もおすすめです。
短時間で大きな利益を出せる
2つ目は短時間で利益を出せることです。
パーレー法はハイリスク・ハイリターンで、ベット額を2倍にするので、好調だと一気に利益を出せます。
長期戦でコツコツと利益を狙う方法も有効ですが、時間に余裕がなく、サクッと勝ちたい時に最適な勝ちやすいギャンブル必勝法です。
特に最初のベット額を高めに設定すればするほど効率よく稼げます。
例えば、20ドルでスタートし、4連勝したと仮定すると、160ドル一気に稼げます。
資金に余裕があり、短時間で勝負したい人はベット額を高くして、利益を狙うのも有効ですが、負けた場合のことも考えたうえで慎重に行いましょう。
少ない軍資金でも活用しやすい
3つ目は軍資金が少なくても実践できることです。
勝つごとにベット額が上がるので、軍資金に関係なく始められます。
十分な軍資金がないと向いていないとイメージする方もいるかもしれません。
実際にベット額の上がり方が急だったり、十分な軍資金がないと実践が難しかったりする攻略法もあります。
しかしパーレー法はテーブルのミニマムベット額でスタートできる方法なので、だれでも活用できます。
また、ベット額が高額の場合は別ですが、少額で始めて、最初の方で負けても損失はそこまで大きくありません。
少ない軍資金でも連勝すれば利益が膨らむので、一度利確を行い、また最初から始めればある程度の利益を確保しながら着実に稼げます。
パーレー法のデメリット
メリットを挙げたので、次にデメリットも2つ紹介します。
メリットだけを見るのではなく、デメリットもしっかりと理解して実践しましょう。
1度負けると利益がゼロになる
1つ目は、負けたら利益がなくなることです。
パーレー法は負けるごとに1回のベット額分がマイナスです。
どんなに連勝し、利益を出せても1回負けるだけで、それまでの損益は水の泡になってしまします。
欲張りすぎて、利益がゼロになったらもったいないですよね。
そのため、パーレー法を実践する際は引き際をしっかり見極めることが大事です。
ゲームのベット上限により損失を回収できない時がある
2つ目はテーブルの上限ベット額です。
高額でベットをスタートし、連勝した場合、金額はかなり高くなります。
その際に、ベット上限額に達する可能性があります。
ベット上限額とは、テーブルにはそれぞれ最大でいくらまでベット可能かが決まっており、テーブルによって上限額は異なります。
何も気にせずパーレー法を使って、上限に達した場合、それ以上ベット額は上げられないのでその時点でパーレー法は終了です。
一般的にベット額は1~2000ドルに設定されています。
上限額が1000ドル以下に設定されている場合も多くあり、仮に10ドルでスタートし、7連勝したとしましょう。
7回目ですでにベット額は640ドルなので、8回目の次のゲームで2倍にしたら1280ドルになってしまい、1000ドルを超えます。
上限額の1000ドルをベットしても良いですが、パーレー法は続行できません。
パーレー法を実践したい時は、あらかじめテーブルの上限ベット額を確認してから行うといいでしょう。
逆に、やめるタイミングを自分でコントロールできない人は上限を利用して、強制的に終了させるのも1つの手です。
最大ベット額が低いテーブルで行えば、その分損失を抑えられます。
オンラインカジノでパーレー法を使ってみよう!
パーレー法は誰でもどこでも実践できる攻略法ですが、まずはオンラインカジノで始めてみましょう。
オンラインカジノの初心者でも気軽に実践できるのがメリットなので、おすすめです。
バカラ、ルーレット、ブラックジャックはほとんどのサイトで用意されているので、自分の好きなテーブルを探してみましょう。
カジ旅、エルドアカジノ、ボンズカジノ、ミスティーノ、ユースカジノ、ステークカジノなど、今あげたのはほんの一部で、30以上のサイトが存在します。
日本円で入出金可能、日本語のサポートがあるなど、サイトごとに特徴があるのでお気に入りを見つけて、パーレー法を使ってみましょう。
パーレー法で攻略しやすい他のギャンブル
ここまでパーレー法が使えるカジノのゲームを紹介しましたが、実は他のギャンブルでも有効です。
競艇、競馬でも条件さえ合えば使え、実際に攻略法としてカジノと同様に競馬サイトなどで紹介されています。
複勝や枠連などが期待できる馬券や勝船投票券を予想してベットします。
ルールは、カジノで使用されるときと同じように勝ったらベット額を2倍にし、負けるまで続けます。
また、スポーツベットでも使用できます。
スポーツベットは種類が豊富で、配当もベットするスポーツや賭け方により異なるので、その都度パーレー法の条件に合うか確認しながらベットする必要があります。
パーレー法に関するよくある質問
最後に、皆さんが良く疑問に思うパーレー法の質問3つに答えます。
バーレー法はどんな攻略法ですか?
パーレー法とは、連勝時にベット額を2倍にし、負けたら最初のベット額に戻すという単純なルールです。
それゆえ、誰でも簡単に活用できるので人気が高く、有名な攻略法の1つです。
また、連勝する確率は高くないですが、短時間で一気に稼げるのでハイリターンを狙いたい人におすすめです。
注意点としては、いかに勝ちでやめられるかです。
負けると一気にマイナスなのでパーレー法は勝てないと言う人もいますが、やめ時を見計らい、利確をきっちりできればかなり有効な攻略法です。
バーレー法とパーレー法は同じ?
バーレー法とパーレー法は、なにが違うのでしょうか。
たまにバーレー法と表記されていることがありますが、この2つは呼び方が違うだけで、同じものです。
オンカジでパーレー法を使うとアカウント凍結される?
パーレー法を使うとアカウントを凍結されるという噂があります。
実際はそんなことはありせん。
パーレー法は確実に勝てる攻略法ではありませんし、あくまでも確率論なのでカジノ側に不利に働きません。
本当に凍結されるとしたら、ここでも紹介できませんし、他のサイトでも紹介されませんよね。
なので、安心して活用してみましょう。
まとめ
パーレー法は、マーチンゲール法の逆バージョンと言われているので、マーチンゲール法同様、ハイリスク・ハイリターンの攻める攻略法です。
パーレー法は勝てば勝つほどベット額があがり、勝ちでやめられれば非常に有効な方法です。
確率論上、連勝し続けることは難しいですが、短期集中で好調な時にぜひ試してみてほしいです。
ただし、事前に目標金額、やめるタイミングなどは設定するのが鉄則なので、注意しながら楽しみましょう。
パーレー法を試してみたい方には、まずはカジマルおすすめのオンラインカジノでの実践が最適です。
入金不要ボーナスや初回入金ボーナスを利用して、パーレー法のシミュレーションをしてみましょう。
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小山道也
カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家
オンカジ業界経験10年超。コンサルタントとして就業した後に、欧州でビジネス修士号を取得。そして、海外マーケテシング企業にて、オンラインカジノのメディア立ち上げに携わり、今に至る。 論理思考や分析思考をもとに、入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説するのが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。当メディアの運営以外では、オンカジサイト立ち上げ時の外部アドバイザーとしても活動している。
斉藤亜季
コンテンツ制作担当
オンカジ運営側でカスタマーサポート、キャンペーン企画、マーケティング、そしてトラブル対応など多岐に渡る役割を経験。その後、幅広い経験が認められ、カジマル.comのエディトリアルチームに参画。 過去には、ホスピタリティマネジメントの学士号を取得し、実務経験も積んでいるため、顧客管理に対する知識が深い。そのため、利用者目線での分析を得意とする。オンカジ業界はまだサービス面での改善が必要であると考え、率直な批評もいとわない。