更新日:2024年11月20日
ダランベール法とは?
ダランベール法とは、別名ピラミッド法と呼ばれ、カジノゲームにおいて効果的な攻略法の一つです。
この方法は、マーチンゲール法、ココモ法、パーレー法と並び、システムベッティングの一つとして広く使用されています。
ダランベール法では、ロジックに従ってベット額をピラミッドのように増減させ、長期的な視点でコツコツと勝利を積み重ねていきます。
この攻略法は、フランスの数学者ジャン・ル・ロン・ダランベールによって考案され、現在でも非常に効果的な方法として世界中のカジノプレーヤーに利用されています。
当記事では、ダランベール法と相性の良いゲームや賭け方、カジノでの具体的な使い方、メリット・デメリット、実践シミュレーションの結果について解説します。
ダランベール法と相性の良いゲーム、ベット方法
ダランベール法は、全てのカジノゲームで使えるわけではなく、相性の良いゲームとベット方法があります。
基本的な考え方として、ダランベール法が使えるのは勝率約50%、以下のような配当2倍のゲームです。
ダランベール法が使えるバカラの賭け方
ダランベール法を使用するバカラの賭け方は、プレーヤーまたはバンカーへのベットが基本です。
タイやペアといった高配当の賭け方は、この方法には適していません。
また、バンカーにベットして的中した場合、5%の手数料が差し引かれるため、損失を最小限に抑えるためにも、プレーヤーへの賭けをおすすめします。
ダランベール法が使えるブラックジャックの賭け方
ブラックジャックでダランベール法を使う際は、ブラックジャックのベーシックストラテジーに従って、ヒットやスタンドのみを選択します。
また、ブラックジャックのダブルダウンやスプリットといった、追加ベットが必要なアクションは基本的に無視します。
ただし、ブラックジャックのエース同士のペアや、ハンドが9〜11の場合は、ディーラーのアップカード次第で一時的にダランベール法を停止し、スプリットやダブルダウンを選択しても構いません。
ダランベール法が使えるルーレットの賭け方
ルーレットでダランベール法を使用する場合、「赤/黒」「偶数/奇数」「High/Low」などの2倍配当のベッティングエリアに限定します。
3倍以上の賭け方はダランベール法のロジックに反し、大きな損失を招く可能性があるため、おすすめできません。
そのため、単調な賭け方にはなりますが、堅実に勝利を積み重ねられるでしょう。
カジノでのダランベール法の使い方・賭け方
複雑な攻略法が多い中、カジノゲームでのダランベール法の使い方・賭け方はとっても簡単です。
初めてカジノで攻略法を実践する初心者の人でも、今すぐ気軽に始められます。
最初の賭け金額を決める
ダランベール法を開始する際の初期金額に、決まりはありません。
しかし最初の賭け金額が大きいほど、負けた時の損失が大きく、小さければリスクも小さくなります。
そのため、初心者や低資金で遊びたい人は、賭け金額を$10(または1,000円)に決めるのがおすすめです。
1ゲーム毎の増減額を決める
ダランベール法は、勝敗によって毎ゲーム賭け金額を変える攻略法なので、1ゲーム毎の増減額を事前に決めておく必要があります。
極力リスクを抑えてコツコツと勝ちたい場合は、$1(または100円)に決めておきましょう。
一方で、あまりにも増減額を増やすとリスクが高まり、ダランベール法の成功率も下がるので注意が必要です。
ゲーム結果に応じて次の賭け金額を増減
ダランベール法の基本は「ゲーム結果に応じて次の賭け金額を増減」です。
前項目で決めた増減額通りに、賭け金額を変えるだけのシンプルな攻略法です。
以下では、具体的に成功の場合(勝った場合)と、不成功の場合(負けた場合)の増減方法について解説します。
成功の場合
成功の場合は、賭け金額を減らします。
例えば、増減額が$1で$10の賭け金だった場合、成功したら次ゲームでは$9をベットします。
次も勝ったら$8、$7、$6と減らしていきます。
不成功の場合
不成功の場合は、その逆で賭け金額を増やします。
例えば増減額が$1で$10の賭け金だった場合、負けた次ゲームでは$11をベットします。
次も負けたら$12、$13、$14と増やしていきます。
賭け金額が0になった時のアクション
賭け金額の増減を繰り返し、最終的に賭け金額が0になった時のアクションは、以下の二択です。
- 最低金額をベットし続ける
- ダランベール法をリセットし、最初からやり直す
0になった時点で確実に利益が出ているため、基本的にはダランべール法のリセットをおすすめします。
ダランベール法を実際にルーレットで実践
ダランベール法を実際にルーレットで実践してみました。
今回は、4ゲーム行い、赤・黒に賭けています。
また、最初のベット額は10ドルで、増減額は2ドルに設定しています。
ダランベール法を実際にルーレットで実践:1ゲーム目
ダランベール法実践、1ゲーム目は、最初のベット額である10ドルを赤にベットします。
しかし、ボールが落ちたのは黒ので予想は外れてしまいました。
10ドルの損失が出ました。
ダランベール法を実際にルーレットで実践:2ゲーム目
ダランベール法実践、2ゲーム目は、初回のゲームで負けたため、12ドルを黒にベットします。
ボールが落ちたのは黒の。
見事予想が的中しました。
現在の利益は、14ドルになり、損失を取り戻しました。
ダランベール法を実際にルーレットで実践:3ゲーム目
ダランベール法実践、3ゲーム目は、10ドルを赤にベットします。
このゲームでボールが落ちたのは、見事赤の。
合計で24ドルの収益が出ています。
ダランベール法を実際にルーレットで実践:4ゲーム目
ダランベール法実践、4ゲーム目は、8ドルを黒にベットします。
しかし、このゲームでボールが落ちたのは、赤の。
予想は外れてしまい、8ドルの損失が発生しました。
しかし、合計の戦績は、2勝2敗のイーブン。
合計で16ドルの収益を出せました!
ダランベール法のメリット
ダランベール法は、メリットの多い攻略法です。
以下に、ダランベール法のメリットについて5つ紹介します。
使い方がシンプルで簡単
ダランベール法は、メモ書きや難しい計算が一切なく、ただゲーム結果に応じて定額を増減させるだけのシンプルで簡単な攻略法です。
攻略法の実践が初めての初心者でも、今すぐ気軽に始められるのがメリットです。
自分に合った賭け金額調整ができる
ダランベール法の賭け金額増減は、自分の資金力に合った賭け金額で自由に調整できます。
そのため、少しの軍資金で遊びたい初心者からハイローラーまで、経験のレベル問わずに使えます。
また、無茶な賭け金額調整をしない限り、回収不可能な状況に陥ってしまうリスクも少ないです。
賭け金額の上昇が緩やか
ダランベール法は賭け金額の上昇が穏やかなので、急上昇によるリスクが抑えられます。
例えば上昇が激しいマーチンゲール法の場合、連敗が続くと非常に大きなリスクを伴い、その割に勝っても利益は初期ベット額のみです。
賭け金額の上昇が緩やかなダランベール法なら、ゲームの展開次第でリスクなく大きな勝利に繋がります。
テーブルベット上限に達しにくい
多くの攻略法は、テーブルリミットの上限に達して強制終了することが多いですが、ダランベール法ならその心配はほとんどありません。
ただし最初の賭け金額と増減額を大きくすると、テーブルリミット上限に達する恐れもあるので注意しましょう。
負け越しても利益が出る場合もある
負けたら賭け金額を増やすダランベール法なら、負け越しても利益が出る場合があります。
勝率が五分五分であれば、ほぼ確実に利益が得られるため、バカラやルーレットなど確率が50%のゲームで非常に有効です。
ダランベール法のデメリット
次に、ダランベール法のデメリットについても理解しておきましょう。
どんな攻略法にも必ずメリットがあればデメリットもあるものです。全てのデメリットを理解した上でダランベール法に挑みましょう。
大きな利益が出しにくい
ダランベール法は、大きな利益を出すために考案されたロジックではありません。
あくまでも少ない利益を重ね、最終的にプラス領域を目指す攻略法です。
そのため、一発逆転を狙いたいプレーヤーには、大きな利益が出しにくいダランベール法は不向きです。
利益が出るまで時間がかかる
ダランベール法はコツコツ勝利を積み重ねていく攻略法であり、利益が出るまで時間がかかるので、短時間勝負には向いていません。
ある程度長期的目線で続ける必要があるため、十分な時間を確保しておきましょう。
短時間で目に見える利益を出したい場合には、勝ったら倍額ベットのパーレー法がおすすめです。
連敗すると回収が難しくなる
ダランベール法最大のデメリットと言えるのが、連敗時の回収です。
賭け金額の増減が少ないのは、確かにリスクこそ低いですが、逆に連敗が続くと回収が難しくなります。
そのため、展開が悪い時には、サクッと損切りする覚悟が必要です。
ダランベール法の実践シミュレーション
オンラインカジノのバカラを使って、ダランベール法の実践シミュレーションを行いました。
今回のシミュレーション対象は、バンカー手数料が5%の一般的なバカラです。
開始時の賭け金額を$10、増減額を$1に設定した場合のシミュレーション結果は以下の通りです。
ゲーム数 | ベット額 | 勝敗 | 損益 |
---|---|---|---|
1 | $10 | 負け | -$10 |
2 | $11 | 負け | -$21 |
3 | $12 | 負け | -$33 |
4 | $13 | 勝ち | -$20 |
5 | $12 | 勝ち(バンカー) | -$8 |
6 | $11 | 勝ち(バンカー) | +$3 |
7 | $10 | 勝ち | +$13 |
8 | $9 | 負け | +$4 |
9 | $10 | 負け | -$6 |
10 | $11 | 勝ち | +$5 |
結果は5勝5敗で、的中率50%ですがしっかり$5の利益が出ています。
勝利のうち2回バンカーの手数料が差し引かれたので、正確には$4.8ほどの利益です。
手数料による損を出したくない場合には、常にプレーヤーへのベットをおすすめします。
ダランベール法の賭け金額設定のヒント
ダランベール法の賭け金額について、どのように設定したら良いか悩む人も多いのではないでしょうか?
そこで、以下にダランベール法の賭け金額設定に役立つヒントをまとめました。
- 賭け金額は少なめに設定
- 増減額も少なめに設定
- 初期の賭け金額は、全体の資金の1〜2%程度に設定
ダランベール法は、長く続けるほど利益が積み重なるという特性があります。
そのため、基本となる賭け金額は少なめに設定するのが効果的です。
少額から始めることで、連敗が続いた場合でもテーブルリミットに達するリスクを低減し、長期的にプレイが楽しめます。
また、増減額も同様に少なめに設定することで、安定した成長を目指せます。
初期の賭け金額は、全体の資金の1〜2%程度に設定するのが理想的です。これにより、資金管理が容易になり、予期せぬ大きな損失を避けられます。
ダランベール法は、じっくりと着実に勝利を積み重ねる戦略であるため、賭け金額は慎重に設定しましょう。
オンラインカジノでダランベール法を使って遊んでみよう!
ダランベール法の使い方や賭け方を理解したら、次はオンラインカジノで実際に試してみましょう。
日本市場向けのオンラインカジノは多数ありますが、それぞれに特徴や使い勝手、お得さ、遊べるゲームの種類などの違いがあります。
ダランベール法を使う際には、自己資金の損失リスクを軽減する豪華なボーナス、確実に出金できる安全性の高さ、対象ゲームの豊富さが重要な要素です。
これらのポイントを考慮して、ダランベール法を使うのに、おすすめのオンラインカジノを3つ紹介します。
- コニベット
コニベットは、全2,600種類以上のゲームで遊べ、お得なコニベットのキャッシュバック、最大1.5%のコニベットのリベートボーナスなど、豊富なゲーム数とお得なボーナスで人気のオンラインカジノです。
ダランベール法を使えるライブカジノや電子テーブルゲームも豊富で、国内外のスポーツを対象としたスポーツベットでも遊べます。
- 遊雅堂
遊雅堂は、和のテイストでデザインされた日本人向けのオンラインカジノです。
最大95,000円の初回入金ボーナスや、様々なアイテムと交換できるマイレージプログラムなど、お得がいっぱいです。
また遊雅堂の系列カジノのみで遊べるライブカジノ「花路野三丁目」は、日本人ディーラーによるゲーム進行で、初めてダランベール法を活用する初心者にもおすすめです。
- エルドアカジノ
エルドアカジノは、ライブカジノの導入数が業界トップクラスのオンラインカジノです。
さらに豪華で豊富なボーナスプロモーションの開催にも積極的で、賭け条件1倍のボーナスも盛りだくさんです。
またエルドアカジノは、日本円のままゲームへベットできるため、ダランベール法の資金管理も簡単に行えます。
ダランベール法に関するよくある質問
最後に、ダランベール法に関するよくある質問と回答をまとめました。
ダランベール法の名前の由来はなんですか?
ダランベール法の名前の由来は、18世紀フランスの哲学者、数学者、物理学者であるジャン・ル・ロン・ダランベール(Jean Le Rond d’Alembert)にあります。彼がこの賭け方を考案し、自身の名前が付けられました。
ダランベール法を使う時、どれくらいの軍資金が必要?
ダランベール法の大きなメリットは、少ない軍資金でも実践できる点です。
しかし、概ね初回ベット額の30倍程度の軍資金を用意しておくと安心です。例えば、初回ベット額が$5なら$150、$10なら$300を用意すると良いでしょう。
この程度の軍資金があれば、極端に悪い展開にならない限り、資金ショートで失敗するリスクはほとんどありません。
ダランベール法がうまくいかない場合はどうすればいい?
ダランベール法がうまくいかない場合は潔く損切りし、損失額を最小限に抑えましょう。
無理して続けると、回収不可能な損失額を招いてしまう恐れがあります。
事前に損切りタイミングをきちんとマイルール化し、そのタイミングが来たらサクッと止める覚悟が必要です。そうすることで結果、ギャンブルでお金を増やすことに繋がるでしょう。
ダランベール法のシュミレーターはある?
ダランベール法のシュミレーターがブラウザ上で利用できる、無料サイトはたくさんあります。
またベッティングシステムに特化したアプリも多く、ダランベール法にも対応しているので、気になる方はチェックしてみましょう。
オンラインカジノでダランベール法は使える?禁止?
オンラインカジノなら、問題なくダランベール法が使えます。
カジノで禁止されているシステムベッティングは、ローリスクベットや2ティアベットなどで、これはマネーロンダリング防止の観点から定められているルールです。
ただし海外のランドカジノでは、ダランベール法を禁止するカジノもあるので注意しましょう。
まとめ
今回は、ダランベール法とはどんな攻略法なのか?使えるゲームの種類と使い方・賭け方、そしてダランベール法のメリット・デメリットなどについて詳しく解説しました。
ダランベール法はピラミッド法とも呼ばれ、勝っても負けてもベット額を変動させ、長期的目線でコツコツと利益上乗せを目指す攻略法です。
少ない資金でも低リスクで実践できるため、カジノゲームの経験問わず、多くのプレーヤーから人気です。
まさにローリスク・ローリターンな攻略法なので、カジノゲームを戦略的に遊びたい初心者にもおすすめです。
オンラインカジノでは、ダランベール法を学び、実践できる環境が整っています。
さらに、カジマル限定の入金不要ボーナスなど、少ない軍資金でもカジノゲームを楽しめる特典も用意しています。
この機会にオンラインカジノに登録し、ダランベール法で勝率アップを目指してみませんか?
小山道也
カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家
オンカジ業界経験10年超。コンサルタントとして就業した後に、欧州でビジネス修士号を取得。そして、海外マーケテシング企業にて、オンラインカジノのメディア立ち上げに携わり、今に至る。 論理思考や分析思考をもとに、入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説するのが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。当メディアの運営以外では、オンカジサイト立ち上げ時の外部アドバイザーとしても活動している。
斉藤亜季
コンテンツ制作担当
オンカジ運営側でカスタマーサポート、キャンペーン企画、マーケティング、そしてトラブル対応など多岐に渡る役割を経験。その後、幅広い経験が認められ、カジマル.comのエディトリアルチームに参画。 過去には、ホスピタリティマネジメントの学士号を取得し、実務経験も積んでいるため、顧客管理に対する知識が深い。そのため、利用者目線での分析を得意とする。オンカジ業界はまだサービス面での改善が必要であると考え、率直な批評もいとわない。