更新日:2024年11月19日
ブラジルにおいてスポーツベッティングは盛んであり、その需要は急増しています。それと同時にブラジルではギャンブルによる問題が多発しており、その解決に向けた取り組みが求められています。
今、スポーツベッティング業界が主体となって責任あるギャンブルの推進に取り組むことは、社会的責任を果たす上で必要不可欠なのです。
そんな中、先日ブラジルにて、安全に利用できる環境を作ることを目的として、スポーツベッティング13社が連合責任あるギャンブルを推奨する「ブラジル責任あるゲーミング研究所(IBJR/The Brazilian Institute of Responsible Gaming)」が設立されました。
この連合は、責任あるギャンブルを推進することを目指し、顧客に対して必要な情報を提供し、危険なギャンブル行為を防止するための取り組みを行っていく予定です。
ブラジルでスポーツベッティングが利用できるようになって、すでに数年が経過しています。では、なぜこのタイミングでIBJRが結成されたのでしょうか。
ブラジルでは、2018年に議会にてスポーツベッティングを合法化することが決議されました。しかし、ジャイル・ボルソナロ前大統領は規制を批准できなかったこともあり、その後4年間でカジノの規制に関しては全く進捗がありませんでした。
このため、ブラジルではスポーツベッティング規制への道が閉ざされたと判断されていました。
その結果、多くの違法サイトがブラジル市場に目をつけ、規制を受けていないサプライヤーが増えることとなりました。
特にここ数年ではブラジル国内では、スポーツの試合の八百長問題などの犯罪発生しており、規制がないブラジルは詐欺師にとって格好の餌食となっていたのです。
このような背景から法務部長であるRafael Marcondes氏は、規制を進めることはブラジルにとって非常に重要であると述べ、ここ数ヶ月でギャンブルの規制を望む声が強まっていたのです。
こういった改革を求める世論の圧力が今回のブラジル責任あるゲーミング研究所の結成につながったと考えられます。
IBJRによると、Bet365、Flutter Entertainment、Entain、Betsson Group、Betway Group、Yolo Groupなどが創立メンバーとなっているようです。
同グループは、スポーツベッティング業界について学び、ブラジル経済にどのように組み込むことができるかを検討しつつ、さまざまな部門にまたがって活動する予定です。
IBJRの会長に選出されたBetsson Groupのブラジル担当マネージングパートナー、André Gelfi氏は、「私たちは、公共部門に資金を提供し、企業の持続可能な経営環境を作りながら、顧客にとって安全な規制環境の構築に貢献したいと考えています」と述べています。
また、危険なギャンブルやマネーロンダリングなど、スポーツベッティングに関連する社会問題についても責任を持って対処していきたいという強い姿勢を見せています。
IBJRが、どのようにブラジルのスポーツベッティング業界を改善していくかは多くの人が注目しています。
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カジノに関する規制はなぜ重要なのか、それはもちろんユーザーを守るためです。
すでに解説した通り、現在規制がないブラジルではギャンブルが多くの犯罪に使用されています。八百長問題やマネーロンダリングなどを減らすために規制は欠かせないと言えるでしょう。
さらに、規制をすることで税収の増加にもつながります。
アメリカでは2018年にスポーツベッティングを合法化しました。その後、法整備が各州で迅速に行われ、徴税に関してはポジティブな結果をもたらしました。州によってはギャンブル業界からの税収を非常に重視しており、規制にさらに力を入れています。
反対にブラジルでは規制については大きな遅れをとっており、責任あるゲームに取り組んでいない企業の拡散を許すことで、スポーツベッティング市場が生み出す、税収の増加に貢献できてないのです。
ユーザーが安心して利用できる環境を提供することでマーケットを拡大、さらには税収の増加させることは今後のブラジルの重大な課題となることでしょう。
どの国においても、ギャンブルに関する規制は欠かせません。日本では近い将来大阪・夢洲にカジノ施設が建設される予定です。これに関して、ギャンブルに対する規制についても、政府で議論されています。
すでに日本人、日本居住者の利用を制限するなど規制の内容は固まってきており、ブラジルのように規制が強化されることが見込まれています。
アメリカでは、カジノに対するルール整備により、税収などの面で成果を出しており、それが日本でも同様に期待されています。適切な規制が行われることで、カジノ業界が健全に成長することができ、経済的な好影響も期待できるでしょう。
ブラジルにおいて、スポーツベッティング13社が連合を結成し、責任あるギャンブルを推進することを目指す取り組みが始まりました。ギャンブルに関する規制は、顧客の安全と健康を保護するのみらず、経済的な面においても重傷性が高いと言えます。
アメリカでの成功例からもその重要性が証明されていると言えるでしょう。
大阪・夢洲にカジノが誕生する日本においても、カジノ産業がどのような経済効果をもたらすのか楽しみですね。
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小山道也
カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家
オンカジ業界経験10年超。コンサルタントとして就業した後に、欧州でビジネス修士号を取得。そして、海外マーケテシング企業にて、オンラインカジノのメディア立ち上げに携わり、今に至る。 論理思考や分析思考をもとに、入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説するのが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。当メディアの運営以外では、オンカジサイト立ち上げ時の外部アドバイザーとしても活動している。
西尾昇
コンテンツ制作担当
ディーラーとしてゲーミング業界に携わる。その後、表舞台からは身を引き、コンテンツ制作に回り、ルーレットやバカラのゲーム解説や攻略記事をはじめ、オンカジ比較評価記事やボーナスの解説コンテンツの制作に従事。業界での人脈が広く、各社のキーパーソンと繋がっているので裏情報にも精通。カジマル.comでは、業界の隅々を分かりやすく解説し定評を得る。エディトリアルメンバーの中ではエキスパートとして立ち回っている。