

更新日: 2025年04月29日 公開日: 2024年07月10日
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カジノ内で現金の代わりにトークンとして使用される「カジノチップ」ですが、その価値とは一体どのように定義されるのでしょうか?
カジノの本場、ラスベガスではカジノチップが高額取引されており、毎年カジノチップと収集品ショーが開催されるほどカジノファンからの人気があります。
カジノチップの歴史を紐解くと、1800年代半ばのゴールドラッシュに根ざしています。
当時、カジノは貴金属を通貨として受け入れていました。
やがて、ギャンブルハウスは砂と粘土からコイン形のチップを製造するようになりました。
1930年代にカジノギャンブルが合法化されると、カジノは現金を避けてチップを使用するのが一般的になります。
その後、普通はカジノが閉鎖されると、そのカジノチップは現金価値を失いますが、収集価値はしばしば増加します。
例えば、惜しまれながら閉店したトロピカーナカジノの普通の$25チップは、今eBayで$50で販売されているそうです。
他にも、デューンズから出た$1チップは、現在$40で取引されており、フロンティアカジノの$5チップは$675で取引されています。
また、驚くことに、ラスベガスのカジノコレクティブルを取り扱うオスカー・ラッパライネン氏によると、ラスベガスクラブからのチップで、7枚だけしか存在しないものの1つが$5,500で販売されたそうです。
ここまで高額の取引ともなると、これらのチップを所持していた人はとてもラッキーですね。
また、スターダストカジノからのチップはマフィアによって運営されていたことで有名なので、多くの人が好んでいるそうです。
また、1980年に火災で多くのチップ在庫が消失した元のMGMグランドの$5チップは$95で販売されているそうです。
非常に珍しいチップの場合、その金銭的価値と収集価値の差は1万5千倍にもなる場合もあるそうで、まるで宝くじにでも当たったかのような感覚になりますね。
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現在、高額で取引されている昔のカジノチップをランキング形式で紹介します。
ゴールデングースは、1975年にハーブ・パスターがメッカスロットカジノ跡地に、オープンしたカジノです。
唯一のブラックジャックテーブルは、1976年3月から1977年8月まで稼働しました。
この短期間の運営と限定されたチップの製造が、ゴールデングースチップの希少性を高めています。
特に、$5チップは非常に希少であり、2014年のカジノチップ&ゲーミングトークン収集クラブのコンベンションで、匿名の売り手から匿名の買い手に$75,000で売却されました。
このゴールデングースのチップは現在でも、カジノチップの価格記録を保持しています。
ラッキーカジノは、ラスベガスの歴史の中で、短期間しか存在しなかった小規模なカジノです。
このカジノからは、$5チップが2枚のみ現存しています。
このチップの希少性と、カジノの歴史的背景から、1枚あたりの価格は$52,500に達しています。
そのため、ラッキーカジノのチップは、その希少価値から収集家の間で非常に高く評価されています。
ショーボートカジノは、1954年から2000年までボルダー高速道路沿いで営業していた有名なカジノです。
長い歴史の中で、多くのギャンブラーに親しまれてきました。
現存する$1チップは、その歴史と希少性から約$28,999で取引されています。
このショーボートカジノのチップは、コレクターのマーブスさんが47年間宝石箱に入れて保存していたもので、2008年にオークションに出品され、$2.25から開始して最終的に高値で取引されました。
現在では、たとえ1ドル程度のカジノチップでも、何十年後には何万ドルもの価値になる可能性があります。
カジノファンの間では、コレクションとしてカジノチップを集める人が多く、高額で取引されるプレミアチップも存在します。
将来的に価値が上がるかもしれないカジノチップの収集は、新しいカジノの楽しみ方の一つと言えるでしょう。
一方で、日本のアミューズメントカジノでも、本場のランドカジノ同様にチップ制度を導入していますが、リアルマネーは賭けられません。
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小山道也
カジマル編集長、オンカジ業界専門家
オンラインカジノの調査分析総数200サイト越え、10年以上の業界経験あり。オンラインカジノの専門家として、2019年から「カジマル.com」の立ち上げから関わる。 入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説することが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。 英語も堪能で世界のオンラインカジノ事情に精通しており、海外のゲーミングイベントで、コメンテーターとしても登壇経験あり。 また、ギャンブル依存に対する問題意識は高く、心理学に関する学術論文をよく読んでいる。
西尾昇
コンテンツ制作担当
ディーラーとしてゲーミング業界に携わる。その後、表舞台からは身を引き、コンテンツ制作に回る。ルーレットやバカラのゲーム解説や攻略記事をはじめ、オンカジ比較評価記事やボーナスの解説コンテンツの制作など幅広いコンテンツの制作に従事。業界での人脈が広く、各社のキーパーソンと繋がっているので裏情報にも精通。カジマル.comでは、業界の隅々を分かりやすく解説し定評を得る。エディトリアルメンバーの中ではオンカジエキスパートとして信頼されている。