更新日:2024年11月19日
ベラトール(BELLATOR、旧称:ベラトール ファイティング チャンピオンシップ)は、2008年に設立されたアメリカの総合格闘技団体です。
カリフォルニア州サンタモニカを拠点にしており、テレビとメディアのコングロマリットであるパラマウントグローバルの子会社として所有・運営されています。
世界最大の格闘技プロモーションの1つであり、米国では2番目に大きいプロモーションとして知られています。
近年は、格闘技に対するスポーツベッティングが人気になっているので、ベラトールについてもチェックしておくと役立つこと間違い無いでしょう。
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ベラトールは2008年に会長兼CEOのビョルン・レブニーによって設立されました。 レブニーが在任していた時には、優勝者が各階級の王者への挑戦権と賞金10万ドルを獲得できるという内容のトーナメントが毎シーズン開催されていました。
そして、2011年になると「バイアコム」がベラトールの株式を過半数取得し買収します。その後、2013年にはSpikeでの放送が開始されたことをきっかきに、団体名称を「Bellator Fighting Championship」から「Bellator MMA」に変更します。
そして、2014年になると初のPPV大会Bellator 120を開催されます。また、同年には創立者であるビヨン・レブニーがCEOを解任され、元Strikeforce代表のスコット・コーカーが新CEOとして就任します。さらにバイアコムの副社長ジェイソン・ジョーダンが最高経営執行者に就任します。
これらがきっかけで、コーカーの下、ベラトールは2015年初頭にシーズン制のトーナメント形式を取りやめ、1試合制のイベントスケジュールに移行することになります。そして、2018年以降、ベラトールは部門別グランプリトーナメントを開催するようになります。
その後、2020年からCBS Sports Networkでの放送を開始、2021年2月9日、Showtimeでの放送開始と続き、現在のように多くの人に楽しめれるようになりました。
ベラトールとよく比較されるのがUFCです。これらは共に格闘技であるため、混同してしまう人が多くいます。ここではベラトールとUFCの違いを詳しく解説しています。
すでに説明した通り、総合格闘技のベラトールとは2008年にアメリカで設立されました。一方でUFCは1993年に設立されており、ベラトールよりも長い歴史があります。そして、UFCはこれまで400以上のイベントを開催しており、世界中からボクシング、レスリング、空手、柔道などのトップ選手が集まっています。そのため、UFCの人気は世界一となっており、世界最強の格闘技とも言われています。
そして、ベラトールはUFCに次ぐ、世界2位の総合格闘技だと言われています。
ベラトールではノンタイトル戦の場合は、1ラウンド5分×3ラウンド制であり、タイトル戦であれば1ラウンド5分×5ラウンド制を採用しています。そして、決着がつかない場合は、3人の審判ジャッジによって、勝敗が判定されます。
UFCでも通常の試合であれば1ラウンド5分×3ラウンド制、メインイベント、タイトルマッチであれば1ラウンド5分×5ラウンド制となっており、勝敗がつかない場合は、3名のジャッジによって判定(10点満点)が行われます。
試合時間に関してはベラトールもUFCも同じとなります。
ベラトールではNJSACB制定の統一ルールを採用しています。頭部、顔面への肘打ちは認められていますが、グラウンド状態の相手に対しての頭部、顔面への蹴り技は禁止されています。
一方で、UFCではオープンフィンガーグローブを着用します。UFCが設立された頃はルールが全くない無法状態で試合が開催されていましたが、後から徐々にルールが追加されるようになりました。
具体的には急所、眼球、喉への攻撃、噛みつき攻撃、頭突き、脊椎や後頭部への攻撃などは禁止されています。
このようにベラトールとUFCではルールの細かな点に大きな違いがあります。
ベラトールとUFCでは階級に違いがあります。以下ではそれぞれの階級を見ていきましょう。
このようにベラトールとUFCでは階級の数が異なります。UFCの方が階級の数が多いのが特徴です。
ベラトールは円形のケージの中で試合が行われています。そして、リングは金網に囲まれています。
一方でUFCではオクタゴンと呼ばれる八角形のケージを採用しています。このケージもベラトールのものと同様金網で囲まれており、高さは6フィート、直径30フィートある大きなリングとなっています。
ベラトールは以前はDaznが配信していましたが、現在はYouTubeの公式チャンネルのみで視聴することができます。このYouTube公式チャンネルでは全ての試合を無料でリアルタイムで視聴することができます。ただし、日本語ではなく、英語での放送となります。
一方でUFCは衛星放送のWOWOWで視聴することができます。また、UFCが提供する有料の動画配信サービスであるUFCファイトパスでも視聴することができます。
その他、ベラトールと同じようにYouTubeのUFCの公式チャンネルでも視聴することができます。ただし、youtubeで視聴できるのは前座試合であるプレリムカードのみであり、メインイベントの配信は行っていないようです。
以下ではベラトールの階級ごとの現チャンピオンを紹介します。
日本人で初めてベラトールに出場したのは藤井惠でした。藤井惠は2010年6月10日に開催されたBellator 21に日本人として初出場。そして、Bellator 24から31にかけて開催された女子115ポンドトーナメントに出場し、準優勝を果たしました。
その後も多くの日本人がベラトールに出場していました。そして、2018年12月31日、ベラトールのスコット・コーカー社長とRIZINの榊原信行CEOの旧友であったことから、RIZIN.14にてベラトール世界バンタム級王者であるダリオン・コールドウェルと、堀口恭司の対戦が実現しました。そしてこれをきっかけ日本でもベラトールのプロモーションが積極的に行われるようになりました。
2019年6月14日には、アメリカ・ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたベラトール 222に堀口恭司が出場。そして、ベラトール世界バンタム級タイトルマッチにて堀口恭司が王者ダリオン・コールドウェルに挑み判定勝ちをしたことで、日本人初のベラトール世界王者が誕生しました。
さらに2019年12月29日には、日本初のイベントとしてRIZINとBELLATOR JAPANを共催し、同イベント内とRIZIN.20で5人対5人のRIZIN×BELLATORの大会が開催されました。
さらに、2022年の年末大晦日のライジン40では、再度RIZINとBELLATORの対抗戦が実施されます。
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小山道也
カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家
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西尾昇
コンテンツ制作担当
ディーラーとしてゲーミング業界に携わる。その後、表舞台からは身を引き、コンテンツ制作に回り、ルーレットやバカラのゲーム解説や攻略記事をはじめ、オンカジ比較評価記事やボーナスの解説コンテンツの制作に従事。業界での人脈が広く、各社のキーパーソンと繋がっているので裏情報にも精通。カジマル.comでは、業界の隅々を分かりやすく解説し定評を得る。エディトリアルメンバーの中ではエキスパートとして立ち回っている。