更新日:2024年11月19日
画像出典:ABC7 Chicago
“https://abc7chicago.com/post/mega-millions-91024-drawing-800m-jackpot-won-sugarland-texas/15290578/”
2024年9月、アメリカの人気の宝くじ「メガミリオンズ」で、8億円相当の当選者がテキサス州のガソリンスタンドから誕生しました。
メガミリオンズは、アメリカ全土で購入できる高額賞金を誇る宝くじの種類のひとつで、1枚2ドルから購入可能です。
宝くじのネット購入が可能な点からも、アメリカで最も人気がある娯楽の一つで、週に2回、火曜日と金曜日に抽選が行われます。
プレーヤーは、1から70の番号から5つ、そして1から25のメガボール番号を1つ選び、全ての番号が一致すれば、ジャックポットに当選します。
賞金は数百万ドルからスタートし、当選者が出るまでキャリーオーバーされるため、巨額の賞金になることも少なくありません。
今回の当選者は、テキサス州シュガーランドのガソリンスタンド「Murphy USA」で購入した1枚のチケットで幸運を掴みました。
当選番号は「1、2、16、24、66」、そして「メガボール6」。この組み合わせを全て的中させる宝くじの確率は、なんと3億2500万分の1という天文学的かつ、奇跡的な数字です。
当選者が出たガソリンスタンドは瞬く間に話題になり、今では幸運を呼ぶ「ラッキースポット」として多くの人々が訪れています。
テキサス州は、アメリカの中でも特に宝くじの当選金に対して優遇されている州の一つです。
テキサス州では、宝くじの当選金に州所得税が課されないため、当選者は賞金の多くを保有できます。
これに対し、ニューヨークやカリフォルニアなどの他州では、宝くじの当選金にも所得税が課され、場合によっては10%以上が差し引かれます。
しかし、今回のメガミリオンズ8億円の当選者はテキサス州在住のため、連邦税のみを支払った後も大きな額が手元に残ります。
この非課税の恩恵により、当選者には30年間の分割受け取りか、一括での受け取りという選択肢が与えられます。
メガミリオンズやパワーボールの当選者の多くは、30年間の年金受け取りよりも現金一括受け取りを選ぶ傾向にあると言われています。
しかし、年金受け取りの元になる財務省証券の利率は、連邦準備制度のベンチマーク金利に影響されるため、厳しい選択です。
一方で、日本の宝くじは当選金に税金がかからず全額受け取れるものの、賞金額はアメリカに比べて低く、最高でも数億円程度です。
さらに、当選確率も決して高くはなく、多くの人が「夢を買う」という感覚で楽しんでいます。
アメリカのように高額当選の機会が少ない日本の宝くじファンにとっては、メガミリオンズのような高額当選は、まさにアメリカンドリームと言えるでしょう。
今回のメガミリオンズで8億円の当選者が誕生したニュースは、テキサス州の非課税制度の恩恵も相まって、多くの人々に夢と希望を与えました。
さらに、ガソリンスタンドから当選者が現れたというストーリーも、まさに夢を掴んだ瞬間として多くの人に感動と驚きを与えています。
宝くじが当たらないからくりを知ると、高額当選は厳しいですが、実際に当選した時の喜びとインパクトは計り知れません。
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小山道也
カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家
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西尾昇
コンテンツ制作担当
ディーラーとしてゲーミング業界に携わる。その後、表舞台からは身を引き、コンテンツ制作に回り、ルーレットやバカラのゲーム解説や攻略記事をはじめ、オンカジ比較評価記事やボーナスの解説コンテンツの制作に従事。業界での人脈が広く、各社のキーパーソンと繋がっているので裏情報にも精通。カジマル.comでは、業界の隅々を分かりやすく解説し定評を得る。エディトリアルメンバーの中ではエキスパートとして立ち回っている。