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更新日:2024年11月07日

アメリカンフットボールの賭け方 – 競技別ブックメーカー攻略シリーズ

アメリカンフットボール(アメフト)は、世界でもっとも人気のあるスポーツの1つで、スポーツベッティング業界でも多くのスポーツベッティングの参加者から注目されている人気のあるスポーツです。とりわけベッティングで人気がある理由としては、賭け方の種類が非常に多いことが挙げられます。

アメリカンフットボールでは、定番のポイントスプレッドから、パーレイ、ティーザーベッティング、マネーライン、バイイングポイントまで、数多くの賭けオプションが用意されています。 

ここでは、数多くあるアメリカンフットボールの賭けオプションについて、具体例を交えながら一つずつ分かりやすく解説していきます。

目次

  1. 1. アメフトのポイントスプレッド(Point Spread)
  2. 2. アメフトのトータルベッティング(Total Betting)
  3. 3. アメフトのバイイングポイント(Buying Points)
  4. 4. アメフトのマネーライン(Money Lines)
  5. 5. アメフトのティーザーベッティング(Teaser Betting)
  6. 6. アメフトのパーレイ(Parlay)
  7. 7. アメフトのイフベット(If Bets)
  8. 8. スポーツベッティングでアメフトに賭けよう!

アメフトのポイントスプレッド(Point Spread)

ポイントスプレッドは、アメリカンフットボールの定番かつ最も人気な賭け方法の1つです。ポイントスプレッドでは、対戦者同士の想定される実力差を考慮して、ハンデ分の点数が引かれたり加算されたりします

 例えば、実力的に有利なチームは点数が引かれるため「-5」となるのに対して、劣勢チームは点数が加算され「+5」となります。この場合、優勢のチームに賭けに勝つには、優勢チームが5点を超えた点数差で勝つ必要があります。一方で、劣勢のチームに賭けて勝つには、劣勢チームが5点を下回る点数差で負ける必要があります。

このように、ポイントスプレッドでは実力が均等になるよう、 最初からオッズが調整された状態で賭けることができます。もし、優勢チームがちょうど5点差で勝った場合には、ハンデ分の点数を反映すると「引き分け(ドロー)」となります。ドローの場合には、賭け金が払い戻されるようになっています。

では、実際にポイントスプレッドの例を見てみましょう。

ニューイングランド・ペイトリオッツ -7 (-120) vs. フィラデルフィア・イーグルス +7 (-120)

上記のポイントスプレッドでは、ニューイングランド・ペイトリオッツが「-7」で優勢、フィラデルフィア・イーグルスが「+7」で劣勢であることが分かります。どちら側に賭けても、120ドルを賭けて100ドルの利益を得ることができます。またポイントスプレッドでは、ハーフタイムまたはクォーター単位で賭けることも可能です。

オッズは、それぞれの単位で異なります。例えば、フル試合でニューイングランド・ペイトリオッツ のオッズが「-7」の場合、ハーフタイムのオッズは「-3.5」、第1クォーターのオッズは「-1.5」または「2」、第3クォーターのオッズは「-5.5」などとなります。場合によっては、クォーター中に得点がきまらないこともあるので、ハーフタイム単位で賭けられることがほとんどです。

アメフトのトータルベッティング(Total Betting)

トータルベッティングとは、両チームの総得点数を予想する賭け方で、一般的にOver/Under形式を使って賭けます。トータルベッティングでは、予想された総ポイント数が基準として設定され、実際の結果がその基準を超えるかまたは下回るかを予想して賭けます。

トータルベッティングのオッズは、多くの場合、OverとUnderでほぼ差がありませんが、賭け方のパターンによっては多少異なることもあります。

では、実際にトータルベッティングの例を見てみましょう。

ニューイングランド・ペイトリオッツ vs. フィラデルフィア・イーグルス Total Over/Under 43.5 (-120)

このトータルベッティングでは、総ポイント数が「43.5」に設定されています。つまり、「オーバー」に賭けた場合には、44ポイント以上を獲得する必要があり、「アンダー」に賭けた場合には、43ポイント以下を獲得する必要があります。このトータルベッティングで予想を的中させた場合、120ドルを賭けて100ドルの利益を得ることができます。

アメフトのバイイングポイント(Buying Points)

バイイングポイントとは、オッズのポイントを買い取る賭け方法です。買い取ることができるポイント数は通常0.5から3点までで、劣勢のチームに得点を追加したり、優勢のチームの得点を減らすことができます。このようにオッズを操作するため、オッズは自動的に変化します。

例えば、-3.5のオッズの場合、バイイングポイントで0.5点を買い取ることで、オッズが-3になります。

多くのプレイヤーは、フィールドゴールになった時に、賭けに負けるところを引き分けに持ち込むためにバイイングポイントを使うことがあります。

アメフトのマネーライン(Money Lines)

マネーラインは、勝つと予想されるチームに賭ける方法です。マネーラインでは、優勢なチームのオッズは低く設定されます。そのため、優勢なチームを選んで賭けると、高額な配当をあまり期待できません。

例えば、ポイントスプレッドのハンデが-4の優勢チームがあるとします。この優勢チームのオッズは、ポイントスプレッドであれば「-110」となるところが、マネーラインでは「-230」くらいまで低く設定されます。

つまり、マネーラインではハンデは設定されていないため、優勢のチームが勝つことが予想しやすいですが、賞金の割合が低く設定されています。例をみてみると、ポイントスプレッドでは110ドルを賭けて100ドルの利益を得るような賭けが、マネーラインでは230ドルも賭ける必要があります。優勢なチームに賭けて、万が一、負けてしまったらかなりの損失額が大きいのがわかります。ただし、劣勢の方に賭けて、劣勢側が勝てばポイントスレッドでは獲得できないような高配当を手にすることが可能です。

では、実際に例を使って、ポイントスプレッドとマネーラインを比べてみましょう。

【ポイントスプレッド】
ニューイングランド・ペイトリオッツ -4 (-120) vs. フィラデルフィア・イーグルス +4 (-120)

【マネーライン】
ニューイングランド・ペイトリオッツ -240 vs. フィラデルフィア・イーグルス +270

上記のマネーラインでは、フィラデルフィア・イーグルスが劣勢チームです。この劣勢チームに賭けて番狂わせが起きた場合、100ドルの賭け金で270ドルもの利益を獲得できます。

アメフトのティーザーベッティング(Teaser Betting)

ティーザーベッティングとは、あらかじめ劣勢チームのポイントを追加したり、優勢チームのポイントを減らすことで、プレイヤーにとって有利になるよう調整した状態で賭ける方法です。ティーザーベッティングはアメリカンフットボールの賭け方の中でも、急速に人気になりはじめている賭け方でもあります。

ティーザーベッティングは、複数のチームにまとめて賭けるパーレイに似ていますが、ポイントが調整される点で異なり、オッズも調整された変わる特徴があります。多くのブックメーカーでは、 6ポイントから6.5ポイント、そして7ポイントまで調整することが可能です。

前述した通り、パーレイに似ているティーザーベッティングですが、そのオッズを比べてみたいと思います。例えば、2チームのパーレイの場合、オッズは2.6:1ですが、2チーム・6ポイントのティーザーベッティングの場合、オッズは1.1:1になります。

一方で、3チームのパーレイの場合、オッズは6:1ですが、3チーム・6ポイントのティーザーベッティングの場合、オッズは1.8:1となります。

では、実際にティーザーベッティングの例を見てみましょう。

ニューイングランド・ペイトリオッツ -4 vs. アトランタ・ファルコンズ +4

+4の劣勢チームであるファルコンズが、タッチダウン差以上で負けることがないと判断できるときには、ティーザーベッティングが最適です。劣勢チームであるファルコンズに6ポイントを加算すると、劣勢チームのポイントスプレッド調整値を「+10」にした状態で配当を獲得することができます。

また、ブックメーカーによっては「スペシャルティーザーベッティング」という賭け方もあります。このスペシャルティーザーベッティングでは、通常のティーザーベッティングよりも多い、12〜13のチーム数に賭けることができ、調整できるポイント数も10〜13点まで増えます。

なお、ティーザーベッティングを始める前に、注意しておきたい3つの点があります。

1つ目が、配当です。配当はチーム数によって異なり、ブックメーカーによって配当額が決まっているため、事前に確認をしておきましょう。

2つ目が、引き分け(ドロー)になった場合の判断です。引き分けを負けと判断するところもあれば、勝ちと判断するところもあります。中には、引き分けはカウントに入らないところもあります。できるだけ、引き分けが負けにならないような賭けを選ぶことがベストです。

最後に3つ目が、ティーザーベッティングに賭けられる最高額、または得られる配当の最高額です。これもブックメーカーによって異なるため、後から知って損をしないためにも事前に把握するようにしましょう。

アメフトのパーレイ(Parlay)

パーレイとは、2つ以上(最大8つ)のチームを組み合わせて、すべてのチームのポイントスプレッドの賭けが的中することで配当が支払われるベッティング方法です。

ブックメーカーによっては、最大10〜15のチームを組み合わせることもできます。複数のチームに賭けることから、当然難易度の高い賭け方ですが、賭け金に対して大きな配当を得られる魅力があります。また、ティーザーベッティングと同様に、パーレイでもブックメーカーごとのルールや定義を事前に把握することが重要です。

例えば、引き分け(ドロー)の判断は、ブックメーカーによって異なります。引き分けが起きた時に、パーレイの組み合わせのチーム数を減らすところもあれば、勝利とみなすところや、負けと判断するところもあります。

さらに、パーレイの配当の最高額もブックメーカーによって異なります。「当初の試算より少ない配当しか得られなかった・・・」ということがないよう、事前に確認するようにしましょう。

アメフトのイフベット(If Bets)

イフベットとは、1つが当たれば次に賭けられる方法です。イフベットのメリットは、最初の賭けが当たらなければ、次の賭けに進むことができないため、一気に多額の賭け金を賭けて全額失うようなリスクがないことです。

ひとつ、ひとつのベット(賭け)が単独に存在していて、最大で6つのチームに賭けることができます。

イフベットに賭けるときには、自信のあるベットを最初に持ってくることがコツです。これにより、次のベットに進める確率を高めることができます。また、各ベットは順番に行われる必要はありません。試合開始前に賭けていれば、2つのベットが同時に行われても問題はありません。

スポーツベッティングでアメフトに賭けよう!

以上の通り、アメフトには様々な賭け方があります。他のベッティングで人気なスポーツと共通する賭け方がありますが、アメフト特有の賭け方もありましたね。バイイングなんかは、シンプルの賭け方に飽きてしまった人には、面白い賭け方だと思いますよ!

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監修者兼ガイド

小山道也

カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家

オンカジ業界経験10年超。コンサルタントとして就業した後に、欧州でビジネス修士号を取得。そして、海外マーケテシング企業にて、オンラインカジノのメディア立ち上げに携わり、今に至る。 論理思考や分析思考をもとに、入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説するのが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。当メディアの運営以外では、オンカジサイト立ち上げ時の外部アドバイザーとしても活動している。

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業界エキスパート

西尾昇

コンテンツ制作担当

ディーラーとしてゲーミング業界に携わる。その後、表舞台からは身を引き、コンテンツ制作に回り、ルーレットやバカラのゲーム解説や攻略記事をはじめ、オンカジ比較評価記事やボーナスの解説コンテンツの制作に従事。業界での人脈が広く、各社のキーパーソンと繋がっているので裏情報にも精通。カジマル.comでは、業界の隅々を分かりやすく解説し定評を得る。エディトリアルメンバーの中ではエキスパートとして立ち回っている。

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