更新日:2024年11月20日
日本を含む世界規模でスポーツベッティングファンが急上昇中の昨今、アメリカでは過去5年で大幅に増加傾向にあります。
今から200年前、イギリスで発祥したスポーツベッティングですが、長きに渡ってアメリカでは違法とされていました。
では、どうしてアメリカでスポーツベッティングが普及し始めたのでしょうか?
それは法整備と新型コロナウイルスによるパンデミックが挙げられます。
スポーツベッティングが違法とされていた当時、アメリカ人は海外のブックメーカーにアクセスしスポーツベッティングを楽しんでいました。
しかし2018年、米国最高裁判所が法的解釈を変え、スポーツベッティングが合法か違法かどうかは各州の決定に委ねることになりました。
それまでラスベガスのあるネバダ州のみスポーツベッティングが認められていましたが、2021年には20の州で合法となり、現在までの過去5年間で37の州とワシントンD.C.で合法化と、大幅な増加傾向を見せています。
ここまで増加したのは米国最高裁判所によるスポーツベッティング合法化以外に、新型コロナウイルスによる外出制限とランドカジノ閉鎖も要因として考えられます。
パンデミックが終息した今後も、スポーツベッティングを現在合法にしていない州においても、合法化に向けて議論が交わされています。
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アメリカは各州が主権を有する連邦共和制国家のため、米国最高裁判所がスポーツベッティングの法的解釈を変えても、最終決定権は州政府にあります。
確かにアメリカにおいてスポーツベッティングを合法とする州が増えてきていますが、ルールや規制の範囲など、法律の内容は各州によって大きく異なります。
オンラインカジノのブックメーカーによる、スポーツベッティングを認めている州と違法の州、指定場所のみのスポーツベッティングを認めている州、そしてスポーツベッティングに対して手続きを必要している州など、各州のアプローチに違いがあります。
また指定のプロスポーツリーグのみに賭けることを許可している州もあれば、大学チームをギャンブルの対象にすることを禁止している州もあるなど、賭けの対象も異なります。
例えばユタ州やアイダホ州ではスポーツベッティングに関する法案すら提出されていなく完全違法で、アラバマ州では法案提出には至りましたが否決に終わっています。
フロリダ州やケンタッキー州、マサチューセッツ州などでは現在審議中で、今後合法になる可能性は十分にあります。
またネブラスカ州やニューヨーク州、ニュージャージー州などではプロリーグのみスポーツベッティングの対象で、大学チームは除外されます。
他にもイリノイ州、ノースカロライナ州、ワシントン州では対面販売のみ許可され、オンライン上のスポーツベッティングは禁止です。
このように同じアメリカ国内でも、各州によってスポーツベッティングの法律が大きく異なり、賭けの対象や賭け方などにも制限を設けているケースがほとんどです。
アメリカでスポーツベッティングをする場合には、各州で何が合法で何が違法なのかをきちんと把握しておく必要があります。
続々と合法化する動きを見せているアメリカですが、この波により今後日本国内でのスポーツベッティングも許可されるのか気になるところです。
現在の日本では、競馬や競艇、オートレース、競輪などの公営ギャンブル、スポーツ振興くじ(サッカーくじ)、及び宝くじのみ許可されており、あらゆるスポーツを対象にしたスポーツベッティングは違法行為です。
時折報道される野球賭博や相撲賭博などは「賭博及び富くじに関する罪」に該当し、賭博罪や常習賭博罪などの法律によって罰せられます。
しかし良い意味でも悪い意味でも「アメリカで起こったことは日本でも起こる」と言われます。
2029年開業予定の大阪のカジノに伴い、日本でもスポーツベッティングが合法化される可能性は十分に考えられます。
画像出典:Sports Illustrated “Shohei Ohtani’s Translator Fired Amid of Theft of ‘Million Dollars'”
“https://www.si.com/mlb/2024/03/20/shohei-ohtani-translator-ippei-mizuhara-fired-theft-accusations”
アメリカのスポーツ賭博は、カリフォルニア州においては、いまだに違法です。
そんな中、衝撃的なニュースが舞い込んできました。
米・メジャーリーグのロサンゼルスドジャースに所属する、大谷翔平の通訳を務める水原一平氏がスポーツ賭博に関わった疑いで球団を解雇されました。
水原一平氏は、長年大谷翔平の通訳を務め、アメリカ国内でも大谷翔平と並んで人気を誇っています。
そんな水原一平氏は、違法であるブックメーカーに賭ける為に多額の借金を背負い、大谷翔平の資金に着服したと見られています。
現時点で、ドジャースは「情報を収集している段階」とコメントを発表しましたが、水原一平氏の解雇については認めました。
しかし、アメリカの報道では、水原一平氏は、南カリフォルニアのブックメーカーにおいて、スポーツ賭博を行っていた模様。
水原一平氏は大谷翔平の銀行口座から、約450万ドル(約6億7500万円)を着服したと見られています。
カリフォルニア州ではいまだスポーツ賭博は違法であり、水原氏が使用したブックメーカーには捜査が入っていました。
違法ブックメーカーを運営するマシューボウヤー氏への連邦捜査の中で、大谷の名前が挙がったとの情報が入り、行動を調査したところ水原氏の着服が発覚したそうです。
大谷翔平の弁護士を務めるバークブレットラー法律事務所は、水原氏の着服により、大谷翔平が大規模な窃盗に巻き込まれた可能性もあると示唆しています。
MLBでは、選手やスタッフなどの関係者による、スポーツ賭博を禁止しており、水原氏の着服はMLBの規定に違反します。
そのため、水原一平氏はドジャースを解雇されたと見られています。
なお、マシューボウヤー氏によると、大谷翔平とは話したことも会ったこともないと語っており、また水原氏のスポーツ賭博関与も知らなかったとされています。
大谷翔平の弁護士によると、今回の件を当局に引き渡すとコメント。
そのため、水原一平氏は、球団を解雇されたのみならず、アメリカで刑事起訴される可能性もあると言えるでしょう。
大谷翔平の資金を着服し、カリフォルニア州で違法のスポーツ賭博を行い、球団を解雇になった水原一平氏のニュースに、アメリカが衝撃を受けています。
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今回は、コロナによるパンデミックの影響や、法整備により過去5年間でアメリカ各州のスポーツベッティング合法化が進んでいる事実をご紹介させていただきました。
積極的に合法化へと進むアメリカ各州の動きに合わせ、今後世界規模でスポーツベッティングの合法化が進む可能性があり、日本もその限りではありません。
しかし、水原一平氏がドジャースを解雇になったように、一部の州ではオンラインによるスポーツ賭博が固く禁止されています。
アメリカは各州によって法律が異なり、まだまだスポーツ賭博に関して、国内で足並みをそろい切れていないのが現状でしょう。
なお現在、日本においても海外のブックメーカーを利用することで、日本を含む世界中のスポーツに賭けることができます。
なお、当サイトで紹介しているサイトはすべて、マルタやキュラソーのカジノライセンスを取得しています。
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小山道也
カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家
オンカジ業界経験10年超。コンサルタントとして就業した後に、欧州でビジネス修士号を取得。そして、海外マーケテシング企業にて、オンラインカジノのメディア立ち上げに携わり、今に至る。 論理思考や分析思考をもとに、入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説するのが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。当メディアの運営以外では、オンカジサイト立ち上げ時の外部アドバイザーとしても活動している。
西尾昇
コンテンツ制作担当
ディーラーとしてゲーミング業界に携わる。その後、表舞台からは身を引き、コンテンツ制作に回り、ルーレットやバカラのゲーム解説や攻略記事をはじめ、オンカジ比較評価記事やボーナスの解説コンテンツの制作に従事。業界での人脈が広く、各社のキーパーソンと繋がっているので裏情報にも精通。カジマル.comでは、業界の隅々を分かりやすく解説し定評を得る。エディトリアルメンバーの中ではエキスパートとして立ち回っている。