更新日:2024年11月20日
オンラインカジノにおけるボラティリティとは
オンラインカジノにおけるボラティリティとは、勝利金の大きさと勝利金発生率の比率を示し、ゲーム性がローリスク・ローリターンなのか、それともハイリスク・ハイリターンなのかを表す数値のことです。
オンラインカジノのボラティリティは、主にオンラインスロットでの勝つ確率を推測できる数値で、プレーヤーによってはRTPよりも重要視するべき存在です。
RTPは同じスロットで遊ぶ全てのプレイヤーに対して算出されますが、ボラティリティはニュアンスが違います。
ボラティリティの概要を理解することは、オンラインカジノをもっと楽しく、もっと効率的に稼ぐために必要不可欠です。
例えば、どれだけRTPが高くても一攫千金を狙いたいプレーヤーが低いボラティリティのスロットで遊んでも、その夢を実現することは難しくなります。
逆に低資金でコツコツを稼ぎたいプレーヤーが高いボラティリティのスロットで遊ぶと、RTPに関係なくあっという間に資金を失ってしまう恐れがあります。
オンラインカジノのスロットで遊ぶ場合には、RTPよりもまずは自分の資金力と目標から、ボラティリティを見極めることが大切です。
バリアンスとボラティリティの違いはあるのか
ボラティリティと共にバリアンスという言葉を聞いたことある方も多いのではないでしょうか。バリアンスとは「分散」を意味する日本語で主にポーカーに使われる用語として知られています。
しかし、オンラインスロットにおいてもバリアンスを用いられることもあります。
そもそもボラティリティとはビジネス用語で、価格変動を指すときに使われる用語です。ゆえに、オンラインスロットにおいてのボラティリティとバリアンスはほぼ同じ意味の言葉ととらえて問題ないでしょう。
ボラティリティと勝つ確率の関係
オンラインカジノのボラティリティは、スロットにおける勝つ確率と大きく関係しています。
まず最初に覚えておきたいこととして、ボラティリティは低・中・高の3つに分類されます。
あくまでも一般的ですが、低いボラティリティのゲームは勝つ確率が高くなりますが、その一方で当たった時の配当が低いため、大きく負けている時の一発逆転が難しいスペックです。
逆にボラティリティが高くなると、一回あたりの勝利で獲得できる配当は大きくなります。
しかし変動率も大きくなるため、最終的に勝つ確率が低くなります。
オンラインカジノにおけるボラティリティは決して無視できない数値で、勝つ確率と大きく関係していることがわかります。各プレーヤーそれぞれのプレイスタイルや、資金と相談しながら、各プレーヤーそれぞれ好みのボラティリティ具合を見つけることも大事です。
中のボラティリティはその中間のスペックで、低・高どちらか選べない時におすすめです。
低いボラティリティよりも勝つ確率は低いですが、高いボラティリティよりは高くなります。
低・中・高ボラティリティをどのように見分けるか
低・中・高ボラティリティの見分け方は、「配当表」「賞金額」「最高ベット額」「RTP」である程度判断できます。
しかしながらオンラインスロットの中には、ボラティリティを公開しているものもあり、それぞれ低・中・高だけでなく、10段階(10が最も高いボラティリティ)や★の数で表記する場合もあります。
例えば、Pragmatic Playのスロットはゲーム起動時の画面の右下の雷のアイコンで、ボラティリティを表しています。
では、ボラティリティが公開されていなかった場合の見分け方について解説します。まずは、スロットのルールページを開き、配当表と賞金額をチェックしてみてください。
配当と賞金が高ければ高いほどボラティリティも高くなり、逆に低ければ低いボラティリティということになります。この時、最大配当も確認しましょう。
高いボラティリティのスロットは最大10,000倍以上が当たり前で、中には100,000倍を超えるスロットもあります。
次に確認すべきなのが最高ベット額です。
勘違いされる方も多いですが、最高ベット額は低ければ低いほど高いボラティリティのケースがほとんどです。一回の配当が大きく最大配当によるカンストを防ぐために最大ベット額を低くしています。
そしてもう一つがRTPです。RTPとはペイアウト率や還元率と呼ばれる数値で、100%に近ければ近いほど、勝ちやすいスロットと言えるでしょう。
例えばRTP95%のスロットに$100分ベットした場合、最終的に$95になって戻ってくる計算です。
低・中のボラティリティは全体的にRTPが低く、逆にRTPが高ければボラティリティも高くなります。
全てのスロットが該当するわけではなく、あくまでも目安として理解しましょう。
RTPとボラティリティの違い
よく、ボラティリティとRTPを混同している方もいらっしゃいますね。
しかし、オンラインスロットにおけるボラティリティとRTPは全く違う用語であり、なおかつこの2つを理解することで賢いスロットの選択が出来ます。
結論から言うと、RTPはプレーヤーがベットした金額に対する還元率を指し、ボラティリティはスロットの最高配当と最低配当の差を指す数値を指します。
ここで、RTPとボラティリティがどのように機能するのか、説明していきます。
例えば、同じRTP95%のオンラインスロットが2つをそれぞれ回したとします。ボラティリティの低いスロットは、少額の配当を定期的に受け取ることが出来ます。
反対にボラティリティの高いスロットは、30回スピンしても当たらない場合も大いにあるものの、100回以上スピンをした時点で配当額が大きくなり、最終的にボラティリティの低いスロットで遊んだ場合よりも高額の配当を得る可能性があります。
ゆえに、ボラティリティの高いスロットは、配当を獲得するまでに時間は掛かるため、少時間で遊ぶ場合はあまりお勧めできません。
しかし、RTP自体はボラティリティの低いスロットと変わらないため、スピン数が100回を超えると、配当額の差も小さくなります。
ボラティリティレベル毎でのおすすめのオンラインカジノの遊び方
ボラティリティレベル毎でそのスロットに適したプレーヤーが全く異なります。
低ボラティリティで遊ぶべきなのに高ボラティリティのスロットを選んでも泥沼にハマってしまう恐れがありますし、逆に高ボラティリティに適したプレーヤーなのに、低ボラティリティのスロットで遊ぶと、ゲームの結果に満足できず、不完全燃焼で終わってしまう場合があります。
そこでここからは、ボラティリティレベル毎でのおすすめのオンラインカジノの遊び方について、それぞれのボラティリティレベル毎に解説していきます。
プレイ目的によって、適するオンラインスロットは大きく変わってきます!
ここでは、それぞれのプレイ目的に合うオンラインスロットタイトルを一挙に紹介!
低ボラティリティ/ローボラティリティ
低ボラティリティ(ローボラティリティ)のスロットは、小さな配当を高い頻度で獲得することができるため、低資金で遊ぶオンラインカジノ初心者におすすめです。
低ボラティリティ(ローボラティリティ)スロットのメリットとデメリットは、以下の通りです。
メリット
- コイン持ちがよく、配当は少ないが負けにくい
- 配当成立回数が多いので、当たる感覚が楽しめる
- オンカジ初心者におすすめ
- ビッグウィンが期待できない
ベースゲーム中のコイン持ちが優秀で、時間をかけて少しづつ減っていくイメージです。しかし配当が小さいため、ベースゲーム中のビッグウィンはほとんど期待できません。フリースピンやボーナスステージなどの特別なボーナスを獲得し、勝利金を積み重ねていきます。
中にはボーナスを一切搭載せず、ベースゲームの配当とマルチプライヤーシンボルでコツコツと稼ぐクラシックタイプのスロットもあります。
ただし低ボラティリティでもオンラインカジノというアツいギャンブルのスロットであることは間違いありません。時に高ボラティリティをも凌ぐ爆発を見せてくれる場合もあります。
どのようなタイプであれ、低ボラティリティのスロットに驚異的な爆発力はそこまで期待できず、とにかく負けにくく少しづつでも稼げるスロットを探しているプレーヤーにおすすめです。
初めてオンラインカジノで遊ぶ初心者は、まず最初に低ボラティリティのスロットでコツコツと遊んでみてください。きっとスロットの楽しさを体験できるはずです。
スロット彼女アリスのプレイ画面
【低ボラティリティのおすすめスロット】
中ボラティリティ/ミディアムボラティリティ
中ボラティリティ(ミディアムボラティリティ)は、低ボラティリティのスロットよりも配当が大きく、高ボラティリティのスロットよりも勝ちの頻度が高いスペックです。
中ボラティリティ(ミディアムボラティリティ)スロットのメリットとデメリットは、以下の通りです。
- 程よいバランスでビッグウィンも期待できる
- 初心者から上級者にもおすすめ
- 中ボラだからと安心せず、時には損切も必要
程よいバランスを持つスロットが多いため、初心者から上級者まで世界中の多くのオンラインカジノプレーヤーから支持を集めています。
低ボラティリティほどではないですが、ベースゲーム中の配当獲得率も高く、上手にボーナスと絡むことにより、一攫千金のビッグウィンも期待できます。
オンラインカジノで初めて遊ぶ完全初心者にもおすすめですが、展開によってはかなりの勢いで資金が減っていく場合も普通に起こり得ます。中ボラティリティだからと決して深追いはせず、取り返しがつかなくなる前に損切りする勇気と覚悟が必要です。
スウォードオブフォーチューンのプレイ画面
【中ボラティリティのおすすめスロット】
高ボラティリティ/ハイボラティリティ
高ボラティリティ(ハイボラティリティ)のスロットは、一回の配当が大きく一攫千金を狙える爆発力を持つ反面、勝利の頻度が少ないため、資金力のある人やオンラインカジノ上級者におすすめです。
高ボラティリティ(ハイボラティリティ)スロットのメリットとデメリットは、以下の通りです。
- 一攫千金が期待できる爆発力
- フリースピンやシンボル変換のゲーム性も楽しい
- ジャックポット機能搭載機も!
- 資金の減りが早く、上級ギャンブラー向け
ベースゲーム中のコイン持ちが非常に悪く、低・中ボラティリティと比べて資金の減り具合が早いため、十分な資金力がなければあっという間に底を突いてしまいます。
しかしベースゲーム中でも高い配当を得られる可能性を秘めているため、いつどんなタイミングでもビッグウィンに期待できます。
そして高ボラティリティスロット最大の醍醐味がボーナスです。主にフリースピンボーナスが多く、特別なワイルドやシンボル変換、そして脅威のマルチプライヤーでどんどん配当を積み重ねていきます。
毎ゲームのようにビッグウィンを叩き出すケースもあり、プログレッシブジャックポットに勝るとも劣らない爆発力を見せてくれます。
ここ最近、新しくリリースされるスロットの多くが高ボラティリティで、ゲームプロバイダーはギャンブル性を求めるプレーヤーのニーズに応えています。最大配当も10,000倍、50,000倍は当たり前で、100,000倍や300,000倍といった驚異的なスロットもあります。
とにかくギャンブル性が欲しい!一発大逆転したい!一攫千金を手にしたい!そんなプレイヤーにおすすめなのが高ボラティリティのスロットです。
ハワイアンドリームブーストスロットのプレイ画面
【高ボラティリティのおすすめスロット】
まとめ
今回は、オンラインカジノのボラティリティとは何なのか?勝つ確率の関係、ボラティリティの見分け方などについて詳しく解説させていただきました。
オンラインカジノのボラティリティとは、勝利金の大きさと勝利金発生率の比率を示す数値で、主にオンラインスロットにおいて使われます。
ローリスク・ローリターンなら低ボラティリティ、ハイリスク・ハイリターンなら高ボラティリティと、レベルによってギャンブル性が大きく異なります。
もしスロットに安定感を求めているのなら、爆発力を抑えた分、勝つ確率が高くベースゲーム中のコイン持ちも良い低、もしくは中ボラティリティのスロットをおすすめします。
逆に一発逆転や一攫千金を夢見て、ビッグウィンの嵐と一撃の爆発力を求めているのなら、高ボラティリティのスロットを選びましょう。
高ボラティリティのスロットで勝つためには十分な資金力はもちろん、負け続けていても諦めない勇気、そして大きく負ける覚悟を持って挑む必要があります。
これまでボラティリティを気にせず遊んでいた方は、是非、この機会に各スロットのボラティリティに注目してみてください。
そして目標や目的、資金力を考慮し、自分にとって最適なスロットを見つけましょう。
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小山道也
カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家
オンカジ業界経験10年超。コンサルタントとして就業した後に、欧州でビジネス修士号を取得。そして、海外マーケテシング企業にて、オンラインカジノのメディア立ち上げに携わり、今に至る。 論理思考や分析思考をもとに、入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説するのが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。当メディアの運営以外では、オンカジサイト立ち上げ時の外部アドバイザーとしても活動している。
斉藤亜季
コンテンツ制作担当
オンカジ運営側でカスタマーサポート、キャンペーン企画、マーケティング、そしてトラブル対応など多岐に渡る役割を経験。その後、幅広い経験が認められ、カジマル.comのエディトリアルチームに参画。 過去には、ホスピタリティマネジメントの学士号を取得し、実務経験も積んでいるため、顧客管理に対する知識が深い。そのため、利用者目線での分析を得意とする。オンカジ業界はまだサービス面での改善が必要であると考え、率直な批評もいとわない。