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更新日:2024年11月19日

マルタ共和国のオンラインカジノライセンス

マルタ共和国ライセンス取得のオンラインカジノ

マルタ共和国ライセンスのカジノ一覧

マルタ共和国ってどんな国?

まずはマルタ共和国のライセンスについて詳しく解説する前に、マルタ共和国について紹介します。マルタ共和国とはかつてイギリスの植民地だった国であり、現在は約38万人の人が住む独立国となっています。

マルタ共和国は地中海に面した小さな国であり、首都はバレッタ。自然の豊かな国として、最近では観光客からも人気を集めています。

それだけではなく、近年では経済都市としても発展しています。そして、マルタ共和国ではアイゲーミング業界(iGaming/オンラインカジノ)が急成長しており、”世界のアイゲーミングの首都”と表現されることもあります。

マルタ共和国ではギャンブルに対する税率が低く、ギャンブラーにとっても魅力的な国となっているのです。マルタ共和国においてギャンブルに対する所得税は35%と一定の割合に定められています。しかし、場合によっては85%の還付を受けることができるため、最終的には税金を5%まで減らすことができるのです。これはマルタ共和国においてギャンブル産業が成長している大きな理由だといえるでしょう。

また、2004年にマルタ共和国がEUに加盟してからはまMalta Gaming Authorityのライセンスを取得したゲーミング会社がヨーロッパに進出するようになりました。これにより、ヨーロッパ内の多くのゲーミング企業はMalta Gaming Authorityの規制の下運営しているようになっています。マルタ共和国が発行するライセンスは世界で最も人気のオンラインカジノライセンスとして知られているのです。

マルタ共和国において、最初のオンラインベッティングサイトは2000年に設立されました。それ以降マルタ共和国では多くのギャンブルイベントが開催されており、世界中からギャンブラー、オペレーターが集まるようになっているのです。

マルタ共和国のオンラインカジノライセンス

マルタ共和国政府はゲーミング業界に対してカジノオペレーター、ソフトウエア、サービスプロバイダーを提供しています。そして、ライセンスを付与することによって、各企業はカジノ、ロトなどのギャンブルに関連するビジネスが行える仕組みとなっています。

現在マルタ共和国によるライセンスを取得しているゲーミング企業は、EU内の28か国で運営することが許可されています。そのため、ヨーロッパの多くのゲーミング企業はマルタ共和国のサーバーを使用し、EU内でサービスを提供しています。

その結果、マルタ共和国は全世界のオンラインゲームオペレーターの10%にライセンスを付与しているとも言われています。

マルタ共和国のオンラインカジノギャンブル規制

Malta Gaming Authorityは2001年に設立されました。マルタ共和国は世界のギャンブルの中心であったため、それらを規制するために規制機関を設立する必要があったのです。

Malta Gaming Authorityが設立された目的には、若い人のギャンブルからの保護、プレイヤーの権利の保護、責任あるギャンブル、犯罪の予防などが含まれます。つまり、Malta Gaming Authorityはプレイヤーが楽しく安全にギャンブルを楽しめる環境を提供することを目的に運営されているのです。

また、Malta Gaming Authorityはギャンブル企業がプレイヤーの資金を企業の運営資金と分けて管理することも定めています。こうすることによって、万が一ギャンブルの胴元となる企業が破綻した場合でもプレイヤーの資金は守られることになります。

もしもライセンスを取得している企業がこれを守らなかった場合、それは規則違反に該当します。その場合は、もちろんライセンスのはく奪となります。

このようにして、Malta Gaming Authorityはマルタ共和国、そして世界のギャンブル企業を規制しているのです。
Malta Gaming Authorityは利益を得ることを目的としておらず、提示した条件を満たす企業にギャンブルライセンスを付与することだけを目的としています。

また、Malta Gaming Authorityではマネーロンダリング、不自然な資金の動き、テロ行為などを厳しく禁止しています。そして、Malta Gaming Authorityはこれらの違反する行為がないか、各ビジネス、サービスを厳しくモニターしているのです。

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マルタ共和国のオンラインカジノライセンスの取得方法

マルタ共和国はゲーミングオペレーション、サービスプロバイダー、ネットワークオペレーター、アフィリエイト、ソフトウェアプロバイダーなどに対し、ライセンスを付与しています。そして、カジノ、eスポーツ、ポーカー、スポーツベッティング、ロト、ビンゴ、競馬、ビットコインカジノ、ファンタジースポーツのすべてのジャンルのギャンブルをカバーしています。

このマルタ共和国のライセンスを取得している場合、そのオンラインゲーミング企業は合法的に運営されていることを意味します。このライセンスを取得したい場合、すべての企業は審査を受け、企業の運営状況やマルタ共和国が設定する基準を満たしているかが判断されます。そして、ライセンスを取得するためには、細かなプロセスに従わなければいけないのです。この審査に通過できた企業のみがライセンスを取得することができます。

まず、マルタ共和国のライセンス申請する場合、マルタ共和国にて法人企業を設立する必要があります。そして、デューディリジェンス、KFCなどがチェックされます。また、マルタ共和国にてサーバー、ハードウェアなどの取得が必須となります。

次に、マルタ共和国のギャンブルライセンスを取得するためには、設立した企業が厳しいガイドラインに従っていなければいけません。その上で提出された書類がMalta Gaming Authorityによって承認されなければいけません。必要な書類としてはパスポートのコピー、英文履歴書、2カ月以内に発行された請求書、銀行証明書などが挙げられます。

万が一審査で引っかかった場合は、どの点を改善するべきかを示したチェックリストがMalta Gaming Authorityから提示されます。

無事にライセンスを取得できる場合でも、3カ月から6カ月がかかります。そのため、Malta Gaming Authorityの認可を受けたい場合は、余裕をもって準備を開始しなければいけないのです。

マルタ共和国のオンラインカジノライセンスの金額

ライセンスを取得するためには、たくさんのプロセスを経なければいけません。そのため、ライセンスの取得の際には専門家を雇って、サポートを得るのがいいでしょう。

ただしその場合、多くの書類を用意すると共に、管理費用、デューディリジェンス費用など複数の費用を支払わなければいけないのです。

ギャンブル企業の登録、ライセンスの取得にかかる費用は一般的に217,080ユーロ以上に設定されています。
ただし、マルタ共和国ギャンブルライセンスの取得にかかる費用は設立者の人数によって異なります。

法人の設立が完了すると、ライセンス担当者を雇うことで実際に申請する前に必要なコストをすべて計算してもらうこともできます。そして、用意されたパッケージから適したものを選択することができます。

また、各国でのライセンス費用は以下の通りとなっています。これらの費用と比較とすると、Malta Gaming Authorityの費用はそこまで高いというわけではなく、平均的な価格であることがわかります。

まとめ

Malta Gaming Authorityは信頼度の高いライセンスであり、ヨーロッパで運営されているアイゲーミング業界の多くが取得しています。Malta Gaming Authorityのライセンスを取得するためには多くのプロセスをクリアしなければいけないため、しっかりと規制にしたがっている安全な企業のみがライセンスを得ることができるのです。

そのため、Malta Gaming Authorityのライセンスを取得しているオンラインカジノは非常に信頼度が高いといえるでしょう。

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監修者兼ガイド
小山道也

小山道也

カジマル編集長担当、オンカジ業界専門家

オンカジ業界経験10年超。コンサルタントとして就業した後に、欧州でビジネス修士号を取得。そして、海外マーケテシング企業にて、オンラインカジノのメディア立ち上げに携わり、今に至る。 論理思考や分析思考をもとに、入金不要ボーナスをさまざまな観点で解析し、読者に分かりやすく解説するのが得意。独自のレーダーチャートは、その他メディアでも参考にされ業界の標準化にも貢献した。当メディアの運営以外では、オンカジサイト立ち上げ時の外部アドバイザーとしても活動している。

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上級ライター・評論家
斉藤亜季

斉藤亜季

コンテンツ制作担当

オンカジ運営側でカスタマーサポート、キャンペーン企画、マーケティング、そしてトラブル対応など多岐に渡る役割を経験。その後、幅広い経験が認められ、カジマル.comのエディトリアルチームに参画。 過去には、ホスピタリティマネジメントの学士号を取得し、実務経験も積んでいるため、顧客管理に対する知識が深い。そのため、利用者目線での分析を得意とする。オンカジ業界はまだサービス面での改善が必要であると考え、率直な批評もいとわない。

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