カナダの先住民族が運営する「ベアヒルズカジノ」がオープン

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更新日:2024年12月4日

カナダの先住民族が運営する「ベアヒルズカジノ」がオープン

30年の時を経てついにベアヒルズカジノリゾートがオープン

30年の時を経てついにベアヒルズカジノリゾートがオープン

画像出典:ベアヒルズカジノ 公式サイト
“https://bearhillscasino.com/news”

カナダ第5の都市と知られる、エドモントン。

93万人の人口を誇るエドモントンの郊外に、新たなカジノが建設されることが分かりました。

今回、建設が発表されたのは、ベアヒルズカジノと呼ばれる、カジノリゾートです。

ベアヒルズカジノは、その名の通り、エドモントン郊外のベアヒルズに位置しており、2024年春にオープンする予定です。

現在建設が終盤を迎えているベアヒルズカジノですが、テニスコート11面分の広さと同様の、30,000平方フィートの大きさを誇るようです。

カジノには、200のスロット、また10個のカジノゲームを行うテーブルが設置される予定です。

さらに、コンサートを行う会場やレストラン、ラウンジ、さらにはガソリンスタンドまで併設される予定です。

そんな、ベアヒルズカジノですが、計画には長い年月を費やしました。

ベアヒルズのカジノ建設計画は、もともとは30年前に計画が発表されていました。

そのため、今回のベアヒルズカジノ建設は、市民の長年の夢がかなった形と言えるでしょう。

ベアヒルズカジノの運営には、ベアヒルズに住む先住民「マスクワシス」の部族の一つである、ルイビル族が運営に携わるようです。

部族の首長であり、ベアヒルズカジノの運営を務める、デスモンドブル氏は、カジノの運営に対して以下のコメントを残しています。

「カジノの建設は、私たちが長年取り組んできた計画の大きな一歩であり、マスクワシスの居住地域に大きな利益をもたらすでしょう。」

ベアヒルズカジノは、ベアヒルズに走る高速道路を通る観光客をターゲットにしています。

ベアヒルズの経済に好影響を与えられるのか、注目が集まっています。

ベアヒルズカジノは街の経済の要になるのか

ベアヒルズカジノは街の経済の要になるのか

画像出典:Arc Studio 公式サイト
“https://www.arcstudio.ca/bear-hills-casino-travel-resort”

ベアヒルズカジノの建設は、ベアヒルズの町おこしにおける壮大な計画の一部であることが発表されています。

今回ベアヒルズカジノの建設を皮切りに、5段階に渡る計画が用意されています。

5段階に渡る計画が完了した際は、カジノの他にもショッピングモールや、食べ物を提供するキオスクなども建設される予定であり、「小さな村」として、町の経済を活性化させる狙いがあります。

また、計画の進行を支援するために、州の政府から$750,000の資金が投資される予定です。

ベアヒルズカジノの建設は、80名のスタッフを採用する予定であり、町の雇用機会創出にも貢献する予定です。

ベアヒルズに住む、若い世代が将来も住み続けられるように、また、社交場になるように、ベアヒルズの町としても、カジノを運営を健全に行うことはは重要になると言えるでしょう。

地域と先住民に根付く新たなカジノの形であり、ベアヒルズ市民の期待も高まっています。

ベアヒルズカジノのディレクターであるErika Bull-Giroux氏は以下のように語っています。

「ベアヒルズカジノは、住民にとってただのカジノではありません。私たちの明るい未来の、第一歩です」

日本においても、IR計画により大阪にカジノが建設される予定です。

しかし、地域の町では、過疎化も進み、若い世代が大都市に流出することが社会問題になっています。

町おこしが必要な地域にとって、今回のベアヒルズカジノの建設は、大きなヒントになるのではないでしょうか。

ベアヒルズカジノがどのくらい賑わいを見せるのか、注目です。

まとめ

今回は、カナダ・エドモントンに建設される新しいカジノ「ベアヒルズカジノ」について解説しました。

ベアヒルズカジノは、先住民の一つであるマスクワシスのルイビル族によって経営され、2024年春にオープンが決定しています。

ベアヒルズカジノは、5段階に渡る町おこし計画の最初のステップであり、雇用機会創出を通して町の経済を活性させることが期待されています。

IR計画が進む中、地域の過疎化が社会問題になっている日本においても、参考にするべき町おこしモデルの一つなるのではないでしょうか。

ベアヒルズカジノの今後の動向に期待ですね。