更新日:2020-07-01
今年の11月3日に迫る、アメリカ大統領選挙。前回、様々なブックメーカーにて米国大統領選挙のオッズが発表されていることを紹介しました。
前回紹介したときに優勢であった「ドナルド・トランプ氏」ですが、ここ最近になってオッズに変化が見られました。
なんと、これまで2番手だった民主党候補者の「ジョー・バイデン氏」のオッズがトランプ氏を超え、最有力候補になったのです。これを受け、政治的な関心を持つ人だけでなく、ブックメーカーファンも注目しています。このようなどんでん返しを目の当たりにすると、ベッティングファンが熱くなるのも理解できますね!
では一体、どのような流れでオッズが変化したのでしょうか?ここでは、アメリカ大統領選挙のこれまでのオッズ推移、そして今注目の「ジョー・バイデン氏」について見てみましょう!
今年のアメリカ大統領選挙で、再選が見込まれているドナルド・トランプ大統領。トランプ氏は、パンデミック(感染症大流行)が始まった初期まで優勢と見られていました。
一方で、それまで苦戦を強いられてきたジョー・バイデン氏ですが、サウスカロライナ州予備選とスーパーチューズデーで逆転したことで、3月中旬から一気に優勢に。
事前予想では、前回の大統領選で旋風を起こした米上院議員のバーニー・サンダース氏も優位に見られていましたが、4月に民主党候補指名争いから撤退しました。
全米で「Black Lives Matter」運動が広がる中、ジョー・バイデン氏は着実に優勢のポジションを確保し続けています。
現在は、予想外の事態が起きない限り、「トランプとバイデンの一騎打ち」となることが予想されています。
では早速、アメリカ大統領選挙の速報オッズを紹介しましょう!
欧州のブックメーカー「betfair(ベットフェア)」の6月22日時点でのオッズです。
候補者 | オッズ | 当選確率 |
ジョー・バイデン | -161 | 55.8% |
ドナルド・トランプ | +150 | 36.2% |
マイク・ペンス | +5000 | 1.8% |
ヒラリー・クリントン | +5000 | 1.8% |
ニッキー・ヘイリー | +10000 | 0.9% |
バーニー・サンダース | +10000 | 0.9% |
ジョー・バイデン氏の最新オッズは「-161」、当選確率は「55.8%」で、2週間の間で3.2%の上昇を見せました。
一方でドナルド・トランプ氏は、2週間の間でオッズを落としました。オッズ「+125」・確率「40.5%」であったところから、たったの2週間でオッズ「+150」・確率「36.2%」まで下落しています。
前回の記事と比較しても、状況が一変していることが容易にわかりますね。
それでは、今回トランプ氏を超えた支持率トップの「ジョー・バイデン氏」は、一体どんな人物なのでしょうか?日本のメディアでは、まだ露出が少なくどのような人かが知られていないようなので、簡潔に紹介します。今後のベッティングの知識として、活用しましょう!
まずは表面的なところから紹介します。ジョー・バイデン氏の年齢は、2020年7月現在、77歳で、74歳のトランプ氏よりも3歳年上です。そして、身長は183cmで、190cmのトランプ氏より少し小さいですね。
次に、肝心なこれまでの来歴や政治的な観点の概要です。ジョー・バイデン氏は、36年にわたって東部デラウエア州の上院議員を務めた、民主党の重鎮。オバマ前政権では、2009年から8年間にわたって、副大統領を務めました。
高い知名度と長い政治経験を生かして、今年の大統領選挙に立候補しています。
ジョー・バイデン氏は、民主党支持者の6割以上がアフリカ系であるサウスカロライナ州予備選を圧勝しており、アフリカ系有権者から大きく支持されている候補者でもあります。
さらに、副大統領候補には女性を選ぶと明言していることでも、注目を集めています。
アメリカでは大統領、副大統領ともに女性が務めたことはないため、バイデン氏が就任すれば、アメリカ初の女性副大統領が誕生する可能性があります。
現在、米国は人種差別に抗議するデモの広がりにより、これまでトランプ大統領が優勢と見られていた情勢が大きく変化しています。
この流れを見ていると思い出すのが、前回2016年の大統領選挙。大多数の予想を覆して共和党のドナルド・トランプ氏が当選を果たしたように、今年の大統領選挙も最後まで結果がわからないアツい戦いが繰り広げられそうです。
大統領選挙まで、残り4か月間。今後も盛り上がりを見せるであろう次期大統領選挙のベッティングに、ぜひ皆さんも挑んでみてはいかがですか?