

更新日:2023-03-18
オンラインカジノに関わる税金は、プレーヤーにとってとても気になるポイントでしょう。お金周りのケアをしっかりと済ませることは、健全にカジノで遊ぶためには非常に重要です。かと言って十分な知識がないと、「知らないうちに脱税していないかな」と不安な気持ちが心に充満し、楽しいはずの時間も存分に楽しめません。当記事ではオンラインカジノに関わる税金に関して、詳しく解説します。きちんと正しい知識を身につけて、スッキリした気分で楽しみましょう。
オンラインカジノの税金について。確定申告対象?
オンラインカジノを始めて賞金が貯まると、税金のことが気になるでしょう。正しい情報を知らなければ、勝ち取った金額が多ければ多いほど不安な気持ちが膨らんでいくはずです。
これまでパチンコをやっていた人は「パチンコと同じ認識でいいのかな?」、あるいはオンラインカジノが初めての賭けごとであれば「そもそも税金はかかるの?」など個人の経験や知識によって、抱く疑問は様々だと思います。また、パチンコで得た所得に対する税金の認識が誤っていることも大いにあるので、賭けごとに慣れている人も注意しましょう。当記事ではギャンブル未経験者でもわかるように丁寧に解説します。
結論から言ってしまうと、オンラインカジノで得た賞金は確定申告の対象とされています。ですので、年に一回その年にオンラインカジノで稼いだお金を申告して、税金を収めるのが真っ当な手続きです。ちゃんと申告して堂々とオンラインカジノを楽しみましょう。
ズルが横行すると徐々にルールが増えていき、楽しかったものもつまらなくなっていくものです。当サイトでは、モラルあるカジノプレイを推奨します。
なぜ、オンラインカジノで得た賞金は確定申告が必要?全員が払うの?
オンラインカジノで稼いだ賞金には税金がかかりますが、一定の金額以上を稼いだ人のみです。以下に確定申告が必要な理由と、どれくらい稼いだ人が税金を支払わなければならないかを記載します。
オンラインカジノは日本では違法でも合法でもないグレーゾーンと言われていますが、確定申告で税務署から警察に連絡されないかと、一部の人は不安に思うかもしれません。しかし、その点は心配不要です。パチンコが日本ではある種、抜け穴的なところをついた商法ですが、納税したところでパチンコで稼いだことがとがめられません。
パチンコは現金取引で電子履歴が残らないことをいいことに、申告をしない人がいるようですが、パチンコを生業としているパチプロに関しては、きちんと確定申告をしております。
さらに、一定金額以上パチンコや競馬などで稼いでいるのに確定申告をしないと、税務署による税務調査で追徴課税のペナルティーを課さられる場合があります。
気になるのは、納税すべき場合は一定金額以上の賞金を手にした人のみという点です。具体的には、一般の方であれば(プロでなければ)賞金から経費を引いた額が50万円以上の場合が確定申告の対象です。なお、さらに踏み込んで解説すると、一般的にはパチンコやオンラインカジノによる所得は一時所得に分類されます。そして、なぜ50万円以上かというと、一時所得に対する特別控除額が最高50万円のためです。この金額を超えると控除対象外になるため税金を払わなければなりません。
そこで注意しなければならないのは、オンラインカジノの場合、負けた分が経費として計上されないところです。そのため、オンラインカジノから出金した利益分が50万円以上の場合に確定申告が必要になります。
また、申告せずにバレてしまった場合は、当初の払うべき額以上の税金を払わされる可能性があります。これは無申告加算税と言われます。無申告加算税は、当初払わなければならなかった税金に対して、50万円以下の場合は15%、50万円を超える場合は20%を乗じた金額を上乗せした税金を支払わなければなりません。
まとめるとオンラインカジノの賞金は一時所得に分類されます。そのためパチンコ、競馬、宝くじ等と同じように、一時所得の儲けの合計が50万円以上の場合は、一時所得の特別控除額を上回るため、確定申告が必要です。
オンラインカジノの所得に対する税金はどれくらい?
オンラインカジノの所得は一時所得に分類されます。そしてその税率は、総課税所得額に応じて変わるため、オンラインカジノの所得に対してどれくらいの税金が掛かるかは一概に言えません。以下に、算出に必要な情報を紹介しますので、参照の上計算してみてください!
一時所得に対する課税対象額(1)は以下の計算で算出します。(特別控除額を最大50万円と想定)
課税対象額(1) = (一時所得の総額 – 特別控除) × 1/2
(要するに特別控除の50万円を引いた額を半分にした額が課税対象ということです。)
そして、上記式で算出した金額(1)にその他の課税所得額を合算し、総課税所得額(2)を求めます。次に、以下の表から総課税所得額(2)に該当する税率(3)を見つけます。トータルの所得税額は、総課税所得額(2)に税率(3)を乗じた金額です。オンラインカジノで得た所得に対する税額は、(1)に税率(3)を乗じると算出できます。
総課税所得額(2) | 税率(3) |
0~195万円 | 5% |
195~330万円 | 10% |
330~695万円 | 20% |
695~900万円 | 23% |
900~1,800万円 | 33% |
1,800~4,000万円 | 40% |
4,000万円超 | 45% |
※当計算は復興特別所得税を考慮していません。
確定申告の対象期間と確定申告のタイミング
その年の課税対象と扱われるのは、その年の1月1日から12月31日までです。この間に獲得した金額がその年の確定申告の対象です。そして、上で説明した通り申告が必要な金額に到達していた場合は、翌年の2月16日から3月15日までに確定申告手続きをします。
※最新情報は、日本銀行の公式サイトでご確認をお願いいたします。
確定申告の必要書類
確定申告には、どれくらいの賞金を獲得したかを税務署に提示する必要があります。そのために、オンラインカジノから支払調書を発行してもらいます。また、会社に勤務されている方は源泉徴収票が必要です。以下が必要な書類ですので、予め認識しておき早めに準備をしましょう。
- 確定申告書
- 支払調書(オンラインカジノが発行)
- 源泉徴収票
- 支出の領収書
入金および出金に税金は掛かる?
オンラインカジノへの入金取引、そしてオンラインカジノからお金を引き出す出金取引には税金はかかりません。しかし、決済手段によっては取引に対する手数料や為替手数料が掛かる場合があります。