

更新日:2023-10-31
オンラインカジノに関わる税金は、プレーヤーにとって、とても気になるポイントでしょう。お金周りのケアを、しっかりと済ませることは、健全にカジノで遊ぶためには、非常に重要です。かと言って十分な知識がないと、「知らないうちに脱税していないかな」と不安な気持ちが心に充満し、楽しいはずの時間も存分に楽しめません。きちんと正しい知識を身につけて、スッキリした気分で楽しみましょう。
「いくらから税金がかかるの?オンラインカジノの税金の仕組みって、どうなってるの?」
と思っている方へ、カジマル編集部が、詳しく解説していきます!
オンラインカジノの税金について。確定申告対象?
オンラインカジノを始めて賞金が貯まると、税金のことが気になるでしょう。正しい情報を知らなければ、勝ち取った金額が多ければ多いほど、不安な気持ちが膨らんでいくはずです。
これまでパチンコをやっていた人は「パチンコと同じ認識でいいのかな?」、あるいはオンラインカジノが初めての賭けごとであれば「そもそも税金はかかるの?」など個人の経験や知識によって、抱く疑問は様々だと思います。また、パチンコで得た所得に対する税金の認識が誤っていることも大いにあるので、賭けごとに慣れている人も注意しましょう。当記事では、ギャンブル未経験者でもわかるように、丁寧に解説します。
結論から言ってしまうと、オンラインカジノで得た賞金は確定申告の対象とされています。ですので、年に一回その年にオンラインカジノで稼いだお金を申告して、税金を収めるのが真っ当な手続きです。ちゃんと申告して堂々とオンラインカジノを楽しみましょう。
ズルが横行すると徐々にルールが増えていき、楽しかったものもつまらなくなっていくものです。当サイトでは、モラルあるカジノプレイを推奨します。
なぜ、オンラインカジノで得た賞金は確定申告が必要?全員が払うの?
オンラインカジノの賞金に対する税金の考え方は、一定の金額以上を稼いだ人のみが、税金を支払う必要があるという点です。以下に確定申告が必要な理由と、どれくらい稼いだ人が税金を支払わなければならないかを、記載します。
オンラインカジノは、日本では違法でも合法でもないグレーゾーンと言われていますが、確定申告で税務署から警察に連絡されないかと、一部の人は、不安に思うかもしれません。しかし、その点は心配不要です。パチンコが日本ではある種、抜け穴的なところをついた商法ですが、納税したところで、パチンコで稼いだことが、とがめられません。
パチンコは現金取引で電子履歴が残らないことをいいことに、申告をしない人がいるようですが、パチンコを生業としているパチプロに関しては、きちんと確定申告をしています。
さらに、一定金額以上、パチンコや競馬などで稼いでいるのに確定申告をしないと、税務署による税務調査で、追徴課税のペナルティーを、課さられる場合があります。
気になるのは、納税すべき場合は、一定金額以上の賞金を手にした人のみという点です。具体的には、一般の方であれば(プロでなければ)賞金から経費を引いた額が、50万円以上の場合が、確定申告の対象です。なお、さらに踏み込んで解説すると、一般的には、パチンコやオンラインカジノによる所得は、一時所得に分類されます。そして、なぜ50万円以上かというと、一時所得に対する特別控除額が、最高50万円のためです。この金額を超えると、控除対象外になるため、税金を払わなければなりません。
そこで注意しなければならないのは、オンラインカジノの場合、負けた分が、経費として計上されないところです。そのため、オンラインカジノから出金した利益分が、50万円以上の場合に、確定申告が必要になります。
また、申告せずにバレてしまった場合は、当初の払うべき額以上の税金を、払わされる可能性があります。これは無申告加算税と言われます。無申告加算税は、当初払わなければならなかった税金に対して、50万円以下の場合は15%、50万円を超える場合は20%を乗じた金額を、上乗せした税金を支払わなければなりません。
まとめるとオンラインカジノの賞金は、一時所得に分類されます。この一時所得とは、突発的な収入や臨時の収入を指します。パチンコ、競馬、宝くじなどと同様に、一時所得の合計が年間50万円以上の場合は、特別控除額を上回るため、確定申告が必要です。
オンラインカジノの税金対策
オンラインカジノでの勝利金は、銀行口座に出金しない限り課税対象外です。そのため、税金の負担を避けるためには、出金のタイミングを、適切に管理することが重要です。
税金対策としては、計画的にプレイして利益を抑える、一度に大金を入出金しないことが、挙げられます。さらに、収益の一部を投資したり、税理士などプロとの相談を通じて、最適な税金対策を検討することが、おすすめです。
仮想通貨でのオンラインカジノ収益と税金
近年、仮想通貨を使用して、オンラインカジノを楽しむプレーヤーが、増えてきました。また、エコペイズなどのEウォレットも、取引のスピードなどの利点から、多くのオンラインカジノで採用されています。しかし、仮想通貨での収益にも税金が発生します。ビットコインやエコペイズでの収益は、一時所得として確定申告の対象です。
オンラインカジノの所得に対する税金はどれくらい?
オンラインカジノの所得は一時所得に分類されます。そしてその税率は、総課税所得額に応じて変わるため、オンラインカジノの所得に対してどれくらいの税金が掛かるかは一概に言えません。
計算方法
一時所得に対する課税対象額(1)は以下の計算で算出します。(特別控除額を最大50万円と想定)
※要するに特別控除の50万円を引いた額を半分にした額が課税対象ということです。
そして、上記式で算出した金額(1)にその他の課税所得額を合算し、総課税所得額(2)を求めます。次に、以下の表から総課税所得額(2)に該当する税率(3)を見つけます。トータルの所得税額は、総課税所得額(2)に税率(3)を乗じた金額です。オンラインカジノで得た所得に対する税額は、(1)に税率(3)を乗じると算出できます。
総課税所得額(2) | 税率(3) |
0~195万円 | 5% |
195~330万円 | 10% |
330~695万円 | 20% |
695~900万円 | 23% |
900~1,800万円 | 33% |
1,800~4,000万円 | 40% |
4,000万円超 | 45% |
※当計算は復興特別所得税を考慮していません。
確定申告の対象期間と確定申告のタイミング
その年の課税対象と扱われるのは、年初の1月1日から年末の12月31日までの間に得た収益です。この期間で、確定申告が必要な金額に達している場合、翌年の2月16日から3月15日にかけて、申告手続きをします。申告は、最寄りの税務署または国税庁のe-Taxシステムから、期間内に完了します。もし、3月15日が休日の場合、翌営業日が申告の最終日です。
※最新情報は、国税庁の公式サイトでご確認をお願いいたします。
確定申告の必要書類
書類名 | 説明 |
---|---|
確定申告書 | 所得税の申告に必要な基本的な書類。所得の種類や額、控除の内容を記入。 |
支払調書 | オンラインカジノが発行。収益の詳細を示し、確定申告に役立つ。 |
源泉徴収票 | 事前に税金が徴収された所得に関する書類。確定申告で使用。 |
支出の領収書 | オンラインカジノの支出を証明する書類。所得計算に役立つ。 |
入金および出金に税金は掛かる?
オンラインカジノへの入金取引、そしてオンラインカジノからお金を引き出す出金取引には税金はかかりません。しかし、決済手段によっては取引に対する手数料や為替手数料が掛かる場合があります。
よくある質問
オンラインカジノの収益を申告しなかった場合、バレる?バレない?
はい、バレる可能性はあります。特に大金を取引した場合や、頻繁に取引がある場合は、銀行や決済サービスが、税務署に情報を提供することがあります。正確に申告することで、将来的なトラブルを避けることができます。
オンラインカジノの収益に対する税金を払えない場合、どうすればいい?
払えない場合は、税務署に相談することをおすすめします。分割払いや、猶予などの対応が、考えられる場合があります。
無職でもオンラインカジノの収益に対する税金は、申告する必要がある?
はい、無職であっても、年間20万円以上の雑所得がある場合は、確定申告の対象です。収益の金額に応じて、申告の必要があります。